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日常で遭遇する口腔外科疾患を中心に

2013年01月20日(日)


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講師 石川県立中央病院歯科口腔外科医長 高木純一郎先生
日時 平成25年1月20日(日) 午前10時~12時
場所 石川県歯科医師会館
定員 40名
主催 石川県歯科医師会 医療管理部
参考に
平成24年11月25日(日)午前10時~12時
    公立能登総合病院
平成25年2月3日(日)午前10時~12時
    小松市民病院
 20日(日)午前10時から石川県歯科医師会館で開かれた医療管理講習会に参加した。県立中央病院歯科口腔外科医長 高木純一郎先生が「日常で遭遇する口腔外科疾患を中心に」を話された。特に、下顎埋伏智歯の抜歯難易度の目安となるWinterの分類を学んだ。症例を提示しながら、第2大臼歯と下顎枝前縁の間のスペース、第2大臼歯の咬合面に対する埋伏の深さ、第2大臼歯の歯軸に対する埋伏智歯の歯軸の方向による判定法を解説された。
メモ
1.口腔粘膜疾患 視る、触る、聞く、経過観察
 ①悪性黒色腫  硬口蓋に好発、かなり黒い
 ②紅斑性カンジダ症 難治性 痛みが強い
   フロリードゲルなどの抗真菌剤を1週間ほど使い、
    イソジンガーグルのうがいを続ける
 ③帯状疱疹ウィルス 早い対処が必要 遅れるとピリピリ感が残る 
 ④ヘルパンギーナ 対症療法

2.埋伏智歯抜歯
 ①難易度判定
  ・G・B・winterの分類
  ・開口量
  ・頬粘膜、舌の緊張
  ・嘔吐反射の有無
  ・性格(歯科治療に対する理解など)
  ・助手の熟練度
  ・使用器具のメンテナンス

 ②Winterの分類 下顎埋伏智歯の分類
  A.第2大臼歯と下顎枝前縁の間のスペース
            ClassⅠ 智歯の歯冠の近遠心径より大きなスペースがある
    ClassⅡ スペースはあるが、智歯の歯冠の近遠心径より小さいもの 
            ClassⅢ スペースがほとんどなく、智歯の大部分が下顎枝の中にあるもの
  B.第2大臼歯の咬合面に対する埋伏の深さ
   Position A 埋伏智歯の最上点が第2大臼歯の咬合面またはそれよりも上にある
            Position B 埋伏智歯の最上点が第2大臼歯の咬合面の下で、
           第2大臼歯の歯頸部より上にある
            Position C 埋伏智歯の最上点が第2大臼歯の歯頸部の下にある 
  C.第2大臼歯の歯軸に対する埋伏智歯の歯軸の方向
   1.垂直位
   2.水平位
   3.逆位
   4.近心傾斜
   5.遠心傾斜
   6.頬側傾斜
   7.舌側傾斜

     埋伏智歯抜歯の難易度の下の方の図を参考に
www.hhk.jp/gakujyutsu-kenkyu/shika/120605-070000.php

要旨 歯科医院の先生方が安心して治療に専念し、かつ患者も安心して口腔の管理および治療を受けられる体制つくりの一つとして、今回は口腔粘膜疾患について、下顎(埋伏)智歯抜歯について、さらに当科で経験した様々な症例などについて、各々最近の知見などをもとに幅広くみなさまに紹介させていただきます。

講師紹介
 日本口腔外科学会専門医
 日本口腔診断学会指導医・認定医 
 日本有病者歯科医療学会指導医・認定医
 日本証に口腔外科学会認定
 日本救急医学会認定ICLSインストラクター

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