下顎前歯がほとんど見えない
2009年08月19日(水)
患者さんの訴えをよく聞き、本人の気持ちや感情を理解し、本当は何を求めているのかを適切に受け止める。さらには、口の働きや顎関節の機能を含めた現状や将来のことを説明し、本人も気づかない問題を浮き彫りにする。そして、共に考え、共通理解の世界に立ち、患者さん自身で治療方針を決められるように時間をかけて支援する。
患者 21才女性
初診 平成8年7月31日
主訴 矯正希望
現症 上顎前歯2本が口蓋側に傾斜、挺出し、
咬合時に下顎前歯がほとんど見えない。
経過
平成8年
7/31 治療計画を説明し、ブラッシング指導を開始する。
以降、継続的なブラッシング指導と治療方針をカウンセリングをする
方針決定後、治療計画を提案する
治療計画 1.プラークコントロールの確立し、口の働きに目を向ける
2.リンガルアーチの指様断線にて上顎前歯2本を前方拡大する。
3.上下全顎にわたりブラケットを装着しレベリングする。
4.定期検診を続ける
平成10年
5/14 唾液量、緩衝能特に問題なし
5/28 リンガルアーチ装着
10/6 上顎前歯2本が前方へ拡大してきたので、
上顎にブラケットを装着しレベリング開始
1ヶ月後に下顎もブラケット装着する。
12/20 ブラケット除去する
平成16年
7/8 6年後定期検診を続けている
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