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2.3.18.新型コロナウイルス感染症

2020年02月19日(水)


【1】BSLレベル
【2】ダイヤモンド・プリンセス号に入ってなぜ一日で追い出されたのか
【3】アビガンは国内で約200万人分の備蓄
【4】新型コロナウイルス感染症対策の基本方針
【5】「1日に5000件処理」韓国が新型コロナを大量検査できる理由とは?
【6】なんと1日50人以上「インフル死者」が日本で急増する不気味
【7】新型コロナウイルス(2019-nCoV)について
【8】新型肺炎 徹底したい「手洗い」のポイントは
【9】新型インフルエンザ等対策特別措置法
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 *ダイアモンドプリンセス号におけるCOVID-19
www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9410-covid-dp-01.html
 *医療機関へのお知らせ(石川県)
www.pref.ishikawa.lg.jp/iryou/tsuchi/iryoukikan_oshirase.html
 *新型コロナウイルス感染症 COVID-19 初期診療の手引き(2020年4月6日)
drive.google.com/file/d/18r-CyY8-1kKBmInIdFkFB–_NeiqUNuO/view
 感染症倶楽部 統括代表の永田 理希 先生がプライマリケア学会が作成された手引きをもとに、現場に必要な情報を加筆して自院用として作成したもの。非常にわかりやすい
 参考に永田 理希 先生の講演会「このままでは使える抗菌薬がなくなる」
kojima-dental-office.net/20181003-4409#more-4409
 *コロナウイルス対策についてのメルケル独首相の演説全文 2020.3.18.
www.mikako-deutschservice.com/post/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB%E7%8B%AC%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AE%E6%BC%94%E8%AA%AC%E5%85%A8%E6%96%87
 *新型コロナウイルスに対する抗体検査への期待
www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0553.html
 新型コロナウイルスに過去に感染したかどうかがわかることにより、多くの人々が抱く不安感を解消できる。うつす心配もうつされる心配もなくなるため、感染者との接触の多い医療関係者や、感染すると重症化しやすい高齢者と接する介護関係者、人との接触の多い業務の従事者は安心して仕事ができる。
 *新型コロナウイルス感染症 市民向け感染予防ハンドブック2020年2月25日
 賀来満夫 東北医科薬科大学医学部 感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授
www.hosp.tohoku-mpu.ac.jp/info/information/2326/
 *クラスター対策を高山義浩氏がフェイスブックで言及
 これまでの積極的疫学調査(感染者の接触者を追跡する調査)の結果をみると、このウイルスの感染力は必ずしも強くはありません。少なくとも、インフルエンザほどは強くない。たとえば、電車やレストランなどで空間を共にしたぐらいでは感染していません(市中で空気感染はしない!)。市中で空気感染しているのであれば、もっと爆発的な感染拡大となるはずです。
 むしろ、もっとも効率的に感染を引き起こしているのは、ドアノブや手すり、トイレなどに付着していたウイルスに触れて、その手を目鼻口の粘膜に付着させることで感染しているのではないかと考えられます(おそらく接触感染が主体)。接触感染は固定された「場」において発生するので、施設とか、事業所とか、病院といったクラスターを私たちは捉えやすくなります。そして、もしも接触感染が主体であるならば、私たちは封じ込められる可能性を捨てるべきではありません。

【1】BSLレベル
www.medi-gate.jp/selection/column59/
 日本から海外へ渡航される方が2千万人、海外から来られる方が3千万人となり、世界中のパンデミックな脅威にさらされるようになった。安全対策として、グローバルな制度設計が求められ、それに対する智恵の出しどころである。日本においても、レベル4や3の世界最高水準となる安全性確保の予算や、感染症法に基づいた適切な指導や監督を行う人材確保などが必要となる。
 感染症の研究をするための研究所には、そこで扱うことのできる病原菌に応じて「バイオセーフティーレベル(BSL)」と呼ばれる格付けがある。
 「バイオセーフティーレベル」には4段階あり、「レベル1」は病気を起こす可能性が低い微生物など。「レベル2」は重篤な事態には至らないものの、感染を引き起こすインフルエンザウイルスなど。「レベル」3は重篤な感染を引き起こすが、人から人へは伝染せず、治療法も確立された狂犬病ウイルスなど。そして「レベル4」は、生死にかかわる重篤な事態となり、人から人へ感染し、治療法や予防法が確立されていないエボラウイルスなど。
 この「バイオセーフティーレベル」は世界共通で、研究や実験にはそれぞれのレベルに応じた設備が必要。
 日本で現在、最高度の安全実験施設であるBSL-4に対応している施設は、東京都武蔵村山市にある国立感染症研究所・村山庁舎と、茨城県つくば市にある理化学研究所・筑波研究所の2か所。2019年現在、長崎大学においてBSL-4施設建設が進んでいる。
 封じ込め実験室となるBSL-3に対応している施設は、全国に12か所(うち1か所は運用停止中)ある。
【2】ダイヤモンド・プリンセス号に入ってなぜ一日で追い出されたのか
 岩田健太郎 神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)、同大学医学部附属病院感染症内科診療科長。 2020.2.17.
 ダイヤモンドプリンセス号の悲惨な状態
 厚労省の官僚たちが統括している
 常駐しているプロの感染症対策の専門家が一人もいない
 レッドゾーンとグリーンゾーンが区別されていない
 高山義浩氏の反論
 感染症医はコンサルタントとしての能力が求められます。それは聞いてもらう能力でもあります。私は聞いてもらえなかったとき、相手がダメだとは思いません。自分の説明の仕方が悪かったと思います。

【3】アビガンは国内で約200万人分の備蓄
www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020022501002165.html
 アビガンは富士フイルムHD傘下の製薬会社、富士フイルム富山化学(東京)が開発し、2014年に国内で製造販売承認を受けた。新型肺炎にも効果があることが期待され、22日から患者への投与が始まった。政府が増産を要請。
【4】新型コロナウイルス感染症対策の基本方針
www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599698.pdf
(厚生労働省より)令和2年2月25日
 感染の流行を早期に終息させるためには、クラスター(集団)が次のクラスター(集団)を生み出すことを防止することが極めて重要であり、徹底した対策を講じていくべきである。また、こうした感染拡大防止策により、患者の増加のスピードを可能な限り抑制することは、今後の国内での流行を抑える上で、重要な意味を持つ。
 当院の新型インフルエンザに備えて
kojima-dental-office.net/20090908-105#more-105
【5】「1日に5000件処理」韓国が新型コロナを大量検査できる理由とは?
mainichi.jp/articles/20200226/k00/00m/030/457000c
 (毎日新聞より)
 新型コロナウイルスの感染者が増加している韓国は、1日に5000~6000件、26日夕現在で累計約5万人以上にウイルス検査を実施するなど、手厚い検査態勢を取っている。2015年に中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大を許した反省から、感染症への対策を強化していたことが迅速な検査を可能にしたようだ。
 新型ウイルスPCR検査「1日3000人可能」 厚労省発表に検査機関から疑問の声
www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/02/pcr13000.php
 (Newsweekより)
 加藤勝信厚生労働相は、国立感染症研究所で400件、全国の検疫所で580件、地方衛生研究所で1800件、さらに18日からは民間の検査所5か所で900件、大学で150件の、あわせて最大で1日あたり3830件の検査が可能になったと発表している。
 新型コロナウィルスのような危険ウィルスの取り扱いには様々な手順の整備と施設条件をクリアする必要があるため、おそらく多くの大学病院では対応が難しい。痰や唾液などの生の検体の輸送は誰が行うのか、密室で、ある程度の広さを確保した施設の用意、外気への漏れを防ぐ大量の喚起フィルターの準備、検体後の処理をどうするか、といったマニュアルの準備が必要となる。
 ”検査難民”が国会でも問題 FNNプライムニュース
www.fnn.jp/posts/00050479HDK/202002261919
 感染症にくわしい、医師の久住英二さんに話を聞いた。診断しても診断しなくても治療方法が変わらない。基本的には治るのを待つしかない。そしてもう一つは感度。今のPCR検査の感度は50%くらいでしかない。100人患者さんがいたら、そのうち50人を見つけられるという程度。反応が出ればほとんど感染しているが、反応が出なかったからといって感染していないことにはならない。検査は万能ではない。その検査を無症状の方まで全員が受けることになってくると、すごく混乱を招いていてしまう。陰性だったからといって会社へ行っても大丈夫とはならない。検査をすれば感染症がおさまるわけではない。
 厚生労働省の利権
www.bookservice.jp/2020/02/26/post-41517/
 なぜ、PCR検査を海外キットや日本の民間会社に委託等をしないのか?
 神奈川県衛生研究所と理化学研究所が新型コロナウイルスの迅速検出法を開発
www.pref.kanagawa.jp/docs/mv4/prs/r1783982.html
 リアルタイムPCR装置、等温増幅装置等を活用して、新型コロナウイルスの検出を行うことが可能な研究用試薬。
【6】なんと1日50人以上「インフル死者」が日本で急増する不気味

headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200218-00033053-president-soci
(PRESIDENT Onlineより 2020.2.18.)
 2016年1463人→2017年2569人→2018年3325人。ここ数年、インフルエンザで亡くなる人が増えている。2019年も1~9月の集計で、すでに3000人超。統計データ分析家の本川裕氏は、「怖いのは新型コロナウイルスだけではない」という――。
 新型コロナウイルスによる感染拡大は確かに発生地である中国湖北省ではかなり深刻な事態になっており、同じことが日本でも起きないかと心配するのは当たり前かもしれない。新型ウイルスであるだけに、どのぐらいの影響が今後生じるのか得体が知れず、予防接種の準備もなく、治療薬も何が効くのか分からない。不安が募るのは当然だろう。
 しかし、同じウイルスによる感染症であり、毎年、秋から冬にかけて猛威を振るっているインフルエンザの犠牲者と比較するとヒートアップしすぎだとも言えるのではなかろうか。
【7】新型コロナウイルス(2019-nCoV)について
(厚生労働省より)
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
 さて、国立感染症研究所では新型コロナウイルスの分離に成功し、ほぼ全長のウイルスゲノムの配列を確定、今後は分離したウイルスを用いて、ウイルス感染機構及び病原性の解析、ウイルス検査法・抗ウイルス薬・ワクチンなどの開発を進めるとしています。以下に新型コロナウイルス(2019-nCoV)に関する情報を記載いたします。ご参照ください。
 PCR法
www.mbs.jp/news/kansainews/20200219/GE00031671.shtml
 LAMP法
www.jfmda.gr.jp/devicekikaku/topix/09/page_02.html
【ウイルス学的特徴】
・発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、電子顕微鏡で観察されるコロナウイルスは、直径約100nmの球形、表面に脂質二重膜のエンベロープを有します。潜伏期間は現在のところ不明ですが、他のコロナウイルスの状況などから、最大14日程度と考えられています。
【感染経路】
・コロナウイルスは原則として飛沫感染により伝播しますが、飛沫の付着物に触れた手指を介した接触感染もあります。感染対策は標準予防策に加えて飛沫予防策・接触予防策を徹底することが基本です。
・歯科診療のような特殊な環境下ではエアロゾルなどによる一時的な空機感染のリスクが生じる可能性がありますので注意が必要です。万が一、診察が必要な場合はN95マスクなどの使用が推奨されます。
・中国国内ではヒトからヒトへの感染は認められるものの、現在、日本国内では流行が認められている状況ではありません。
【消 毒】
・手など皮膚の消毒には消毒用アルコール(70%)を、ユニット回りなど環境表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。
【予防対策】
・一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗い、うがい、アルコール消毒など行ってください。
【標準予防策】
・診療所における感染予防対策につきましては、日本歯科医師会作成の「歯科外来診療における院内感染防止マニュアル‐エビデンスに基づく対応‐」や「一般歯科診療ガイドラインによる院内感染予防対策Q&A」、日本歯科医学会監修の「院内感染対策実践マニュアル(永末書店)」などをご参照ください。
・マスクをはじめとする防護具の使用など、スタンダードプリコーション(標準予防
策)に準じた院内感染予防策を講じてください。
・過剰に反応することなく、インフルエンザ等と同様、待合室などでもいわゆる咳エチケット(マスクの着用など)や手洗いの励行など通常の感染症対策を徹底して下さい。
・武漢市への渡航歴や渡航歴のある方との接触の可能性のある方で、咳、発熱等の症状がある方が来院した場合は速やかにマスク着用などを勧めて管轄する自治体の保健所への報告を行い、指示を仰いでください。なお、無症状でも検査で陽性反応が出たケースもありますので注意が必要です。
【8】新型肺炎 徹底したい「手洗い」のポイントは
(NHK NEWS WEBより)
www3.nhk.or.jp/news/html/20200203/k10012270201000.html
〈記者の目〉
 中国の武漢市に於いて発生した新型コロナウィルスによる肺炎が世界的な規模で拡大しており、連日ニュース番組や新聞などで肺炎関連のニュースが多数報道されています。日本国内でも感染例が報告され、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言し、日本政府も新型コロナウィルス感染症を指定感染症として定めることとなりました。このような状況の中、新型コロナウィルスが身近なところまで迫ってきている可能性は否定できませんので、自身や家族が感染することも心配ですが、何より私たちにとっては診療所内でのウィルス感染が心配されるところではないでしょうか?
 厚労省も現時点では「過剰に心配することなく、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策」に努めるよう呼びかけおり、私たちの診療所においては通常の院内感染対策を徹底することとされています。まだ実態の掴みきれていない新型肺炎ではありますが、最新の情報に目を光らせてそれに準じた対策を講じていただき、常に冷静な対応をしていただきたいと思います。
【9】新型インフルエンザ等対策特別措置法
elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=424AC0000000031
施行日: 令和元年六月二十五日
 第一条 この法律は、国民の大部分が現在その免疫を獲得していないこと等から、新型インフルエンザ等が全国的かつ急速にまん延し、かつ、これにかかった場合の病状の程度が重篤となるおそれがあり、また、国民生活及び国民経済に重大な影響を及ぼすおそれがあることに鑑み、新型インフルエンザ等対策の実施に関する計画、新型インフルエンザ等の発生時における措置、新型インフルエンザ等緊急事態措置その他新型インフルエンザ等に関する事項について特別の措置を定めることにより、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号。以下「感染症法」という。)その他新型インフルエンザ等の発生の予防及びまん延の防止に関する法律と相まって、新型インフルエンザ等に対する対策の強化を図り、もって新型インフルエンザ等の発生時において国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済に及ぼす影響が最小となるようにすることを目的とする。
 参考までに 新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成二十四年五月十一日)
www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=78ab2871&dataType=0&pageNo=1
 感染症の専門家不在で、なぜ新型インフル対策法案が出るのか?
www.hoken-i.co.jp/outline/sp/h/post_53.html
(神奈川県保険医協会より 2012年4月5日)
 新型インフルエンザ等対策特別措置法案が3月28日衆院内閣委員会、30日衆院本会議で賛成多数で可決され参院に送られた。感染症専門家が不在の関係省庁対策会議で、1時間足らずの議論で提出となったこの法案は、あまりにも唐突、不自然であり、普通に考えれば既に準備されていた、と考えるのが自然である。衆院で附帯決議が11項目もついたことは、拙速さの表れである。感染予防や医療提供体制、憲法との関係など十分な論議と国民周知はいまだない。われわれは、今後、政府の発する「緊急事態宣言」の下、基本的人権の大幅な制約を伴う、この「有事法制」の制定に関し、撤回、廃案を強く求める。

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