本の世界
子育て支援
2021年10月11日(月)
-介護を担う子ども・若者の現実
渋谷智子著
2018年5月25日発行
中公新書
800円
ヤングケアラーとは、家族にケアを要する人がいるために、家事や家族の世話などを行っている、18才未満の子どものことである。日本では、子どもや若者が家族のケアを担うというの認識がまだ十分に広まっていない。
医療や福祉の専門職は、単に「患者だけ」「利用者だけ」を見るのではなく、そのケアを担っているヤングケアラーの存在にも目を配り、子どもが年齢に合わない無理な負担をしないよう、適切な機関やサービスにつなげていかなければならない。
「ヤングケアラー」という視点を持つことにより、対応の仕方変わってくる。「やる気がない」ではなく、「頑張っているから大変なんだ」という見方である。これまで「困った子」と扱われていた子どもたちを「困っている子なんだ」という視点でサポートする。
“気づき”や状況を言語化して共有することが早期発見につながり、存在の可視化が、これまで以上に教育と福祉、地域で活動している団体と行政を結びつける。 続きを読む
2019年11月11日(月)
mishimasha.com/books/taijinohanashi.html
誰も知らない「赤ん坊になる前」のこと
著者 増﨑英明 最相葉月
発行所 ミシマ社
2019年2月4日発行
1900円
先生と生徒の対談集だから、すらすらと読めて楽しい。 続きを読む