小島歯科医院 名誉院長ブログ

7.6.19.

2025年06月19日(木)


【1】どう守る 医療の未来
【2】クラウドファンディング開始 口腔ケアロボットの“未来”につなげる臨床研究を!
【3】「認知症」のトリセツ
【4】生活保護費引き下げは違法 最高裁が統一的判断
【5】戸籍の氏名にフリガナが追加
【6】大の里 両親を説得し新潟・能生中へ
【7】石川県薬剤師会に「AI理事」 契約書のチェックやデータ分析に活用
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【1】どう守る 医療の未来
 (NHK2025年5月27日)
www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/paJnovBDza/bp/p7GR5l4v12/
 命を守るために格闘する医療現場の最前線に密着、NHKスペシャル・クローズアップ現代・新プロジェクトX・日曜討論・ETV特集で横断特集
 命を救うために日々奮闘する医療関係者たち。一方で、医師の働き方改革はまったなし、患者数の減少などで経営難に陥る病院もあとを絶たないといった葛藤も。
 今、日本の医療は大きな転換点を迎えようとしている。この国の医療を守るために必要なことは何か。さまざまな角度から徹底取材した。
 ①日本一断らない病院”で何が? 働き方改革に揺れる医療現場を取材
 (NHK2025年5月31日)
www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/V97R4X242Q/
 舞台は、国による救命救急センターの評価で、11年連続全国第1位に選ばれた神戸市立医療センター中央市民病院。 年間3万人の救急患者を受け入れてきた地域医療の“最後の砦”だ。
 去年から始まった「医師の働き方改革」。その現実に“医療の質”をどう守っていくのか苦悩する医師たち。人件費や物価の高騰に加え、コロナ後に戻らない患者数…過去最大規模の赤字が明らかになり、経営を揺るがす事態に。
 患者の安全、医師や看護師の健康、安定した経営…。相反する難題を前に、“患者を断らない”という理想を守ることは、限界を迎えているのか? 院長がたどり着いた答えとは…。
 “断らない病院”が照射する日本医療の実態を長期密着ルポルタージュで浮き彫りにする。
 ②ドキュメント 医療限界社会 追いつめられた病院で
 (NHK2025年6月1日)
www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/3PLRGLR7X6/
 「患者を診ない医師もいれば、薬の処方を間違える医師もいます・・・」ある病院からNHKに届いた“限界”を訴える悲鳴。取材班のカメラが記録したのは、深刻な医師不足を背景に「医療の質」という、守るべき一線が脅かされているという衝撃の実態だった。これまでの医療を維持できない“医療限界社会”ともいうべき現実―。患者を守るために何が必要か?追いつめられた病院の密着取材から、あるべき医療とは何かを考える。
【2】クラウドファンディング開始 口腔ケアロボットの“未来”につなげる臨床研究を!
 (新潟大学2025年06月09日)
www.niigata-u.ac.jp/news/2025/856763/
 現在日本には、歯磨きに問題を抱えている、要介護者・高齢者・発達障害者・身体障害者・難病患者などが約1,000万人存在するとされています。そういった方々が、くちに器具を入れるだけ、あるいは歯磨きヘッドを入れて前歯で嚙むだけで、ひとりで口腔ケアができるとなれば、本人を含め周りの方々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)はどうなるでしょうか?医療現場・介護現場はこれからどのように変化していくでしょうか?
歯みがきロボットに口内刺激の機能を加えた「口腔ケアロボット」はいかに有用か?を明らかにするための臨床研究の実施を目的として、このたびクラウドファンディングを立ち上げました。本研究から得られる成果は、口腔ケアロボットが切り拓く「長生き時代」に向けての一歩をご支援いただくことにつながると考えております。
 【クラウドファンディングプロジェクト概要】
タイトル「長生きを切り拓く|口腔ケアロボットの“未来”につなげる臨床研究を!」
readyfor.jp/projects/oral-care/
実施責任者:医歯学総合研究科 口腔健康科学講座 う蝕学分野 教授 野杁 由一郎
目標金額:500万円
募集期間:2025年6月9日(月曜日)~8月7日(木曜日)
資金使途:設備備品費、消耗品費、手数料、その他諸経費など
形式:寄付金控除型 / All or Nothing形式
※All or Nothing形式は、期間内に集まった寄付総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が寄付金を受け取れる仕組みです。
【3】「認知症」のトリセツ
 自分らしく生きていくための備え
 (NHK2025年6月19日)
www.nhk.jp/p/torisetsu-show/ts/J6MX7VP885/blog/bl/pnR8azdZNB/bp/p5lPxy4ex5/
 トリセツ01 新常識!認知症になってもできることはいろいろ
   ▼ 「知ってほしい!」先輩たちが語る認知症のリアル
 認知症になっても自分自身が変わるわけではないので怖がりすぎる必要はないということ、認知症になっても幸せに生きることはできるはず!というメッセージを伝えてくれた。
 認知症のある仲間と出会ったり、症状について積極的に周囲に伝えていったりすることで、気持ちが前向きになった。理解が進んでいる地域では、認知症であることを受け入れられ、仕事や趣味なども楽しめ、やりたいことに挑戦しながら、生き生きと暮らせる。
   ▼ 症状は進行するが 楽しいことは続けて生活を豊かに!
 東京医科大学 主任教授 清水聰一郎 医師によると、認知症になっても、楽しい・うれしい・悲しいなどの感情は残っているので、本人が楽しいと思うことはどんどんして、「まだあれもできる、これもできる」と思うことで、生活が豊かになる。
   ▼ 怒りっぽい/暴力的/徘徊(はいかい)には理由があるかも!?
 認知症の症状は、中核症状と周辺症状という2つに分けられる。中核症状は、脳の機能低下によって起きる症状で、もの忘れ、仕事や家事の段取りが難しくなる、時間や場所がわからなくなる、空間把握が難しくなる、など。一方、周辺症状は、中核症状が起きた結果、心理・行動の変化が起こる、二次的な症状。攻撃的な行動や徘徊、妄想なども、周辺症状。
 清水医師のこれまでの診察経験によると、周辺症状は、認知症のあるご本人の「愛」から始まることが多いと言う。例えば、徘徊は、家族のために料理をしたいから、買い物に行こうとして道に迷う。しかし家族に迷惑をかけたくないと、道を聞けずに迷子になってしまった。理由があって出歩いているため、「徘徊」という言葉は適切ではない。
 他にも、お金や通帳をしまったことを忘れ、身近な人を犯人扱いする物盗られ妄想。これも、お金などをしまいこむのは、「子どもたちのためにお金を残しておきたい」という気持ちから。さらに、家族が犯人扱いされやすいのは、ご本人にとって身近で、いちばん最初に頭に浮かぶから。「犯人扱いされたら信頼されている証拠」だと清水医師は言う。
 周辺症状には、その人なりの理由がある。また、症状は進んでも自尊心は残るため、子ども扱いはせず、年長者であるということを踏まえて接することも大切。
【5】戸籍の氏名にフリガナが追加
 (法務省 令和7年5月26日)
www.moj.go.jp/MINJI/furigana/index.html
 令和7年5月26日に、戸籍に氏名のフリガナを記載する制度が始まりました。初めて戸籍に記載される者については、出生届や帰化届等の届出時に併せてそのフリガナを届け出ることとなります。
 また、これまでに戸籍を届けてある人には、本籍地の市区町村長から住民票上の住所宛てに、戸籍に記載される予定の氏名のフリガナを通知されます。必ず確認し、間違っている場合は、必ず1年以内に訂正の届け出をしてください。届け出がなければ、通知に記載されたフリガナがそのまま戸籍に記載されます。
 キラキラネームが承認されるか?
【6】大の里 両親を説得し新潟・能生中へ
 (千葉日報2025年5月23日)
www.chibanippo.co.jp/newspack/20250523/1445582
 大相撲の大の里が横綱昇進を確実にした。少年時代から育んだ自立心が成長を後押しした。
 石川県津幡町出身。社会人選手だった父中村知幸さんに手ほどきを受け、小1から競技を始めた。好結果が出ず、新潟・能生中、海洋高で鍛えることを決断。「友達もいない。自分の時間もない。何かを犠牲にしないと強くなれない」と両親を説得し、1日6時間近く稽古する環境に身を置いた。
 親元を離れて間もなく、大の里は父に「もう僕に相撲の指導をしないでください」と告げた。知幸さんは「自立だと思っていた。絶対に強くなって見返してやろうというのはあった」と述懐した。
 周囲に娯楽施設がほとんどないので相撲に集中できる二所ノ関部屋を選ぶ。
 参考に
 多くの人に「裏切り者」と
 (日刊スポーツ2025年5月24日)
www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202505230001276.html?Page=2
 中学から新潟県糸魚川市に相撲留学。元横綱輪島さんをはじめ、相撲どころの石川県を離れることで、多くの人に「裏切り者」と言われました。もちろん、変わらずに接してくれる人もいましたが、私は若いころ、石川県代表として国体などに出場。それが息子を他県に留学させたことで、地元の津幡町少年相撲教室でも、それまでのように指導ができなくなりました。
【8】石川県薬剤師会に「AI理事」 契約書のチェックやデータ分析に活用
 (中日新聞2025年6月15日)
www.chunichi.co.jp/article/1082974
 石川県薬剤師会は15日、金沢市内で開いた理事会で、新たに「AI理事」を置くことを決めた。同会は既に業務の効率化の一環で、会員向け文書の原稿案の作成などに生成AI(人工知能)を使っており、「理事」に位置付けることでAIを積極的に活用していく姿勢を示す。
 AI理事は「Eva(エヴァ)」と命名。同会事務局は今年から生成AI「ChatGPT」を議事録や要旨の作成などに使っている。今後はさらに、契約書や規定類のチェック、会員薬局薬剤師の業務を支援するAIチャットの設置、災害現場の活動に関する分析や整理、薬局データの分析と政策提言への活用などに使っていくという。
中森慶滋会長は「概念なので実際にいるわけではなく、AIをどんどん業務の中で取り組んでいこうということ」と理事らに説明。定款などへの記載はしないという。
 AIで作成した内容に誤りがないかチェックすることが重要になるため、中森会長は「おかしいなと思う点は人が確認したり、AIにあらためて根拠を示すように求めたりする」とAIを理解して活用する能力が重要との認識を示した。(井上靖史)

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