移植歯周囲歯肉の経時的変化
2010年10月14日(木)
移植歯周囲の歯肉が週単位で綺麗に治っていく様子をご覧ください。術後3週間のプラークコントロールと適度な咬合が必要である。歯肉が歯根面の生と死を明らかにする。
症例
患者 30歳女性
初診 平成6年11月29日
主訴 右上1番の歯肉が腫れて痛い
現症 妊娠4ヶ月
右上2番が舌側転位
歯肉からの出血は全顎にわたり多い
右上1番は動揺が著しい
右上1番のプロービングデプスは9mm
プラークスコア92%
経過
11/29 現在の状態説明と今後の治療計画を説明する
妊娠期間中はプラークコントロールを習得し
産後に積極的な処置も考える
12/10 右上1番の動揺が少なくなり、痛みもなくなる
平成7年
3/4 妊娠7ヶ月 プラークスコア57%
暫く中断
9/27 右上1番の動揺と骨吸収が著しい
ブラッシング指導再開 プラークスコア52%
10/12 プラークスコア23%
10/21 右上2番を1番へ移植
11/18 1ヶ月後。右上2番の感染根管処置を開始する
プラークスコア15%
平成12年
5/27 4年半後
- カテゴリー: 口のけがと歯の再植・移植