先天性欠如と埋伏歯
2010年03月02日(火)
生え替わる時期(明らかな左右差や萌出順番相違も参考に)に乳歯が抜けても永久歯が萌出してこない時には、レントゲン撮影による確認が必要です。生まれながら歯の数が足りない「先天性欠如」と歯はあるけれども歯が生えてこない「埋伏歯」があります。
先ず、先天性欠如です。原因はよく分かっていません。乳歯の歯根吸収が起きないため、大人になっても永久歯の生える場所に乳歯が残っていることが多いです。2番と5番によく見られます。乳歯の欠如や癒合歯がある場合も可能性が高いです。今後起きることやその時の対処を相談し、定期的に受診しましょう。
次は埋伏歯です。原因を調べそれを取り除き生えやすい環境をつくります。骨の中に埋まっている状態が長く続くと、歯と骨が癒着し生えにくくなり抜歯になるリスクが高くなります。萌出方向の異常で周囲永久歯の歯根吸収を引き起こしている場合やかなりの位置異常の場合には抜歯することもあります。
永久歯の生える時期
www.lion-dent-health.or.jp/labo/article/knowledge/02.htm
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