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淺野川氾濫

2008年08月05日(火)


 床下浸水のイメージをただ泥水が浸いただけと思ってたが、現場を見て驚いた。水が引いた後気がつくと、ありとあらゆるところ隅々まで土砂が残されていた。 畳を起こし床板をはがすと、10センチから20センチの土砂が堆積していた。それを手作業で袋に詰めて玄関先に運ぶ。十数人のボランティアの地道な作業が続く。しゃがんだ姿勢で作業が続くため、腰が痛い。熱気がこもり、汗が止まらなかった。若い人が黙々と働いていたので、気が引けてなかなか休憩しづらかった。熱中症で具合悪くなく人も出てきたので、時間が来ると一斉に休息を取るようになった。床をはがせないところは土砂など除去できないので、消毒剤の散布と長い長い時間を掛けた換気に頼るしかなかった。
 今回の集中豪雨が浅野川上流の医王山付近に起きたため、山から大量の土砂が川に流れ込んだ。また、ピンポイントの集中豪雨のため、下流域の金沢市内ではこれほどまでに災害が起こるとの意識が当初なかった。
 1週間の時間が流れたが、内灘から金沢駅に向かう土手道を車で走ると浅野川はまだ茶色く濁り、土手には山から流されてきた根っこをむき出しにした巨木が横たわり、草木がなぎ倒され、その上に土砂が堆積したままの爪痕が残されている。

北陸集中豪雨、金沢の浅野川はんらん 
 (毎日新聞 2008年7月29日 地方版より)
 浅野川が、7月28日未明から朝にかけての集中豪雨ではんらんした。丸太が流れ、泥が町を覆う。流域の2万世帯約5万人に一時避難指示が出され、ピーク時には約800人が避難。市内では床上282、床下274棟が浸水したうえ、交通の乱れや停電の被害が出た。
 ◆被害状況
 金沢地方気象台によると、浅野川上流の医王山(いおうぜん)付近では、午前5時ごろから降り始め、午前6時からの1時間雨量が54・5ミリを記録。午前0時から午後5時まで110・5ミリに達した。
 湯涌温泉近くの芝原橋で午前6時40分、市中心部の天神橋や小橋では同7時40分~同8時にかけ、それぞれ警戒水位に達し、浅野川流域では、主計(かずえ)町や湯涌町など6カ所、高橋川流域では四十万町など4カ所で河川の水が堤防を超えた。
 金沢市は浅野川流域の世帯に避難指示を出し、45カ所の避難所には、計817人が一時避難。県などによると、冠水や倒木などで計8カ所の道路が通行止めとなった。
 北陸電力石川支店によると、土砂崩れなどの影響で、市内で最大約1220戸が停電。北陸鉄道の浅野川線が上下線とも午前中、運休した。

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