耐震診断と耐震補強工事
2008年07月07日(月)
最近の各地に地震や洪水など自然災害が頻発しています。それらに対応すべく第1弾として、平成20年6月3日~7月7日に耐震診断と耐震補強を行いました。診療室を支える独立柱5本にMARS工法 (炭素繊維シート補強工法)を用いました。また、防災マニュアルも定期的に見直し現状にあった最適なものに更新しています。
削り調査→プライマー塗布→炭素繊維シート張り→珪砂塗布→左官仕上げ→アスファルト舗装復旧→フッ素塗装
震災時の歯科医院の減災対応
kojima-dental-office.net/20080901-135
■概要
MARS工法とは、高強度で軽量かつ耐蝕性に優れた炭素繊維シートを既存構造物のコンクリート表面に貼付け、構造部材の耐力上昇や変形性能を改善することが可能な耐震補強工法です。
本工法は、(財)日本建築防災協会より1997年2月にRC造の独立柱に関して、また、1999年10月にSRC造の独立柱に関して技術評価を取得しており、鋼板巻立およびRC巻立などの在来工法と同様の補強性能を有する工法であると認定されています。
(MARSは、Mending Application of Reinforcement Sheet の略で、強化繊維シートを用いて補強・補修用途に適用する工法の意味)
■特長
MARS工法に使用する炭素繊維シートは、鋼材に比べ引張強度が約10倍、比重が約1/4と高強度でかつ軽量で、しかも塩害やアルカリ劣化などの耐久性に優れている。
- カテゴリー: 緊急時の対応