Facebook 名誉院長ブログ

食べるための姿勢を考える(車椅子編)

2015年11月02日(月)


第2回 サポーター限定研修会金沢在宅NST経口摂取相談会
 第2回 サポーター限定研修会
研修内容 1.車椅子姿勢と調整方法について考えよう。
       みんなで体験しよう(実技あり)
     2.食事について(姿勢や感覚情報、手の使い方)、
       もう一度考えよう 
講  師   映寿会みらい病院 理学療法士 神野俊介
              金沢西病院 作業療法士  白山武志
  第2回 サポーター限定研修会 ポスター
 前回の研修会
  摂食姿勢について「姿勢が変われば嚥下が変わる」
kojima-dental-office.net/20140715-1331
メモ
 50人以上の参加があり、熱気溢れる素晴らしい会になりました。どうして車椅子に座ると姿勢が崩れるのかが分かりました。
A.高齢者にやさしい車いす姿勢  神野俊介
 1.車いすにずっと座らされる弊害
  ①むせやすい姿勢
        ・首が後ろに反る人
        ・背中がまるい人
    ②お尻が前へずり落ちる
    ・お尻:前へずり落ちている→床ずれができやすい
    ・腹部:押しつぶされている→呼吸や咳がしにくい
    ・背部:圧迫されている→胃の消化が落ちる
    ・首:後ろへ反っている→ むせやすい
第2回 サポーター限定研修会2    ③からだが横へ倒れる
    ・骨盤:横へ傾いている→片方のお尻に褥瘡ができやすい
    ・首:横へねじれている→むせやすい
    ・手足:緊張が高くなる→疲れやすい
 2.どうして座る姿勢が崩れる?
    すべて患者さんに原因あるのかな
    健常者は座り方を変えている
    高齢者は座り直せない
  ①高齢者にとって標準型車いすはサイズが合っていないと考えるべき
    標準型車いすは慎重165cmの方が適合するように作られている
    小柄な高齢者が標準型車いすに座らされれば姿勢が崩れるのは当たり前
        ・幅が広すぎて横に倒れる
        ・奥行きが長すぎてお尻が前へずれる
        ・座面が高すぎて足が届かない
    ②座面シートは後ろより前が高く少し後ろに傾いている
        (前方への転倒防止のために)
        ・背もたれへ寄りかかる姿勢となりやすい
        →お尻が前へずれやすく、情態は後ろへ倒れやすい
        →食事がしやすい前屈みの姿勢になりにくい
    ③座面がたわみやすくなっている
          (折りたためるように)
        ・座骨に圧が集中し痛みが出る→痛みから逃れるために前へずり落ちる
        ・左右に不安定となる→横に倒れる
 3.対策(上記の原因①~③を解消する))
    ①サイズを整える
        ・左右にバスタオルを入れる
        ・背部にクッションを入れる
        ・足底に台を置いて安定させる
    ②車輪の下に雑誌などを挟み前屈みの姿勢を作る
    ③バスタオルやバスマットを座面中央部に置いてクッションを載せる
   *その他
        ・両腕をクッションで支える
 4.とっておきの話
  ①円背の利用者さんが食事する時
   ・背もたれに多少はもたれさせ、顎が引ける姿勢を作る
    すかすかになっている背中~腰の部分はバスタオルなどで支えると安定する
            折りたたんだバスタオルで腰を支えてもよい
   ・深く座らせると前につぶれやすい
      かえって顎があがり、首は後ろに反ってしまいため、
            むせやすくなる
オムツのテープの付け方    ②オムツの留め方でも、座る姿勢が変わる
   ・上のテープを下向きに、下のテープを上向きに付けること
     股関節が曲がりやすく、深く座ることが可能
   ・テープを平行に付けると付け根に当たり、股関節が曲がりにくく
     がに股になりやすいためにお尻が前へずれやすい

 

 

B.食事について(姿勢や感覚情報、手の使い方)  白山武志
 1.咀嚼・嚥下を阻害する姿勢
      ①頭頸部を後屈し、顎を突き出す
      ②一側に身体や頚部を傾ける
   ③開口したまま 
 2.円滑に咀嚼・嚥下が行える姿勢
   ①頭頸部が軽度に前屈していること
   ②上肢使用時に体幹の対称性を維持できる
   ③嚥下に関わる頚部周囲の諸筋がリラックスしていること
    *頭頸部の自由度が大切!
   機能的座位姿勢が必要になる
     上肢を使用できる安定した座位姿勢
 3.食事姿勢の設定とポジショニング
   ・骨盤を対称的にする(身体の対称性)←上前腸骨棘を触れて確かめる
   ・骨盤を中間位にする←臀部を引き、重心を座骨に
     座ると寝るの違いを参考に
www.kojimashika.net/2014/07/post-1082.html
   ・両足底を接地する
   ・机の高さ
   ・背面にもたれすぎないようにする
   ・麻痺側上肢を机上に置く(麻痺側体幹の短縮防止)
   ・クッションや背もたれ、車いすテーブルの利用
 4.手の機能
      ①橈側3指
    主に握るやつまむなど直接操作を行う役割
      ②尺側2指
    適度な丸みを作り手を安定させる役割
  *ワンポイントレッスン
    固まった手の開き方
www.nhk.or.jp/heart-net/one_kaigo/point/point2010_14.html

金沢在宅NST経口摂取相談会
 第2回 サポーター限定研修会
研修内容 1.車椅子姿勢と調整方法について考えよう。
       みんなで体験しよう(実技あり)
     2.食事について(姿勢や感覚情報、手の使い方)、もう一度考えよう 
講  師   映寿会みらい病院 理学療法士 神野俊介
                           金沢西病院 作業療法士  白山武志
日  時   2015年11月2日(月) 午後7時~8時30分
                  (受付は6時30分から)
場  所   金沢西病院 東館2階 研修ホール
       石川県金沢市駅西本町6-15-41
      「正面入り口向かって左にある時間外入り口からお入りください」
参加対象者  サポーター限定
定員     45人
        定員になり次第締め切ります
参加費    無料
持参する物  バスタオル(名前を記入して)
申し込み   メールにて一人ひとりでお願いします
                  kanazawazaitaku.nst.supp@gmail.com
       (新規の方はサポーター登録も必要)
締め切り   10月26日(月)まで
主  催   金沢在宅NST経口摂取相談会  

 *新規の方は、申し込みと同時にサポーター登録(基本情報)もお願いします
     基本情報
      ①氏名、所属、職種
      ②郵送先ご住所、郵便番号、宛名

金沢在宅NST経口摂取相談会の最新記事