1972年03月11日（土）

１９７２年３月２～１０日
　大学１年後期試験も終わり、長い休みの間を金沢の北国書林でアルバイトをしていた。そして、その途中に初めてののんびりした一人旅を計画し、南紀の旅が始まった。

３月３日朝早く起き、白浜へ行く。三段壁、千畳敷、白良浜、京大水族館などを歩き回る。白良浜の小ささにびっくり、もっと広いと思っていた。白浜は白い砂浜が続いているイメージをもっていたが、岩場が多いのにまたびっくり。昼に串本へ移動。潮岬灯台や串本海中公園へ。橋杭岩には驚いた。ほんとに橋げたのようだ。自然の力の不思議さ。

３月４日勝浦では船で海岸美を堪能する。那智では、碁石のできるまでを見学し、黒石をくり抜いた石の板を土産にした。記念に碁石も買う。那智の第２，第３の滝には、行けなくて残念だった。

３月５日瀞峡は素晴らしい眺めであった。船底が川底にぶつかりガタガタすごい音。穴が開かないか心配。昔はプロペラ船でもっと時間がかかったそうだ。それでも今でも片道４時間もかかる。

熊野の鬼ヶ城は何と奇妙なところだろう。海水で溶けたのだろうか。

３月６日おわせユースホステルは最高だった。１泊２食７００円。何しろ食事がよかった。牡蠣フライがおいしかった。近くにある土井の竹林で静寂にひたる。伊勢神宮は２０年に一度の式年遷宮の準備中。二見浦は干潮で気分が乗らなかった。かなり小さいものでがっかりした。

３月７日横山まで歩いた。山頂からの英虞湾の眺めは素晴らしかった。合歓の郷や五ヶ所湾も回った。
  

３月８日伊勢志摩スカイライン、鳥羽ミキモト真珠島、伊雑宮へ
  

３月９日安乗灯台へ、素敵な道程だった。

旅行行程
３月２日
金沢8:15発　急行ゆのくに２号　大阪12:20着　
大阪　どんこ　天王寺
天王寺13:10発　急行きのくに６号　田辺15:47着
３月３日
紀伊田辺駅7:05発　バス　白浜湯崎温泉7:35着
白浜10:59発　急行きのくに２号　串本12:06着　　　　
３月４日
潮岬8:00発　バス　串本8:19着
串本8:32発　どんこ　紀伊勝浦9:14着
紀伊勝浦10:56発　どんこ　那智11:04着
３月５日
那智7:20発　どんこ　新宮7:44着　バス　新宮鮒田
新宮鮒田8:50発　ウォータージェット　上瀞10:50着
上瀞11:20発　ウォータージェット　新宮鮒田12:50
新宮14:17発　急行はまゆう２号　熊野14:41着
熊野15:16発　どんこ　尾鷲16:04着　
３月６日
尾鷲9:29発　どんこ　多気11:53着
多気12:36発　どんこ　伊勢12:59着
伊勢15:42発　どんこ　鳥羽16:03着
鳥羽　　　　　近鉄　　穴川　　
３月１０日
近鉄で名古屋へ