虐待の理解・各関係機関の役割と対応
2012年11月13日(火)
12日(月) 午後7時から内灘町役場1階町民ホールにて、石川中央児童相談所 所長 佐竹 悟氏の講演会「虐待の理解・各関係機関の役割と対応」があり、町内の様々な職種、団体などから50名ほどが参加していた。改善点ではなく、できていることやポジティブなことに注目し共通認識を持つよき理解者になることと、虐待の要因に触れずに保護者の困っていることからアプローチすることを学んだ。
参考に
児童虐待と歯科医師の関わり
kojima-dental-office.net/20080731-3159#more-3159
メモ
1.児童虐待の実態
①児童虐待の件数は最近5年間でも年々増えてきている
平成23年の石川県内での対応件数は681
②虐待の内容は、身体・怠慢・心理
③年齢別に見ると、小学生・3才から学齢前・3才未満の順に多い
④通告経路では、県や中核市・近隣知人・警察・学校等・市町・保育所や福祉施設
通告本人だけでなくその兄弟も見るようになり県や中核市が多くなった
⑤虐待死は年齢が小さいほどリスクが高い
心中によるものも含めると22年4月1日からの1年間に98人
0歳児が45%、3才以下が84%
2.虐待対応の注意
①安全確認が最優先(48時間以内)
いろいろなネットワークを利用する
②虐待の要因を見立てる必要はあるが、
保護者の困っていることは別にあり、先ずそこからアプローチする
③共通認識を持つよき理解者に
できていることやポジティブなことに注目する
自己決定を残しておく
アドバイスを付け加える
④児童との関わり
違う大人もいること理解してもらう
時間や空間、人を限定して関わる
オレンジリボンキャンペーン講演会
11月は「児童虐待防止推進月間」です。近年、子どもに対する虐待が深刻な問題となっており、その理解を深めて頂こうと講演会を開催します。「オレンジリボン」は児童虐待防止のシンボルマークで、オレンジ色は子供たちの明るい未来を表しています。
講師 石川中央児童相談所 所長 佐竹 悟氏
日時 平成24年11月12日(月) 午後7時~8時30分
場所 内灘町役場1階町民ホール
事務担当
内灘町町民福祉部町民生活課
子育て支援センター 池田
TEL/FAX 238-3233
- カテゴリー: 人権と福祉