妊娠性エプーリス
2000年12月04日(月)
歯肉にみられる良性の限局性腫瘤。主因は口腔内の清掃不良であるが、卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの内分泌異常も影響している。出産後に自然消滅するケースが多い。
患者 33才女性
初診 昭和61年9月1日
主訴 歯肉が腫れてきた、出血が恐い
現症 左上4・5の歯間部口蓋側歯肉に有茎性腫瘤
口蓋側に縁下歯石が多い
妊娠中
経過
9/1 口の中の現状と原因を説明
ブラッシング指導
9/9 腫瘤は小さくなる
ブラッシング指導
出産後に本格的な治療、それまで経過観察
3年半のブランクあり
平成2年
4/17 上顎1番が冷水痛で来院
左上4・5の歯間部口蓋側歯肉は良くなっている
歯石が目立つ
適応検査
4/18・27 赤染めによるブラッシング指導
プラークチャート 83%・63%
5/18 赤染めによるブラッシング指導
プラークチャート 50%
精密検査
数回に分けて縁下歯石除去
7/4 再評価
歯肉がきれいになる
定期検診
9/3
12/4
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