小島歯科医院 名誉院長ブログ

ノンクラスプデンチャー 歯肉アーム部の破折

2009年10月28日(水)


ノンクラスプデンチャー008 咬耗が烈しく、特に下顎を前方位へ移動させ、両側1番のみを咬合させる習癖がある。そのため義歯が揺さぶられて歯肉アーム部に歪みが生じ、破折する。そこで口蓋部を金属にして強度を増し、また、下顎前方位で上下1番が咬合しないように調整し変形を防ぐことにした。改めて咬合力による変形と咬合調整の重要性を痛感した。

患者  61才女性
初診  2007年10月1日
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経過
 07年10/12に上顎両側1番のノンクラスプデンチャーを装着する
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 08年9/18に右上2,3番部の口蓋側アーム部が破折した
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    10/2に再製する
  09年4/28に再び左上2,3番部唇側アーム部が破折した
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    5/21に口蓋部を金属にして再製する
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10/28の定期健診に訪れたが、義歯の調子は良かった
         口蓋部のフィット感が良くなった

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