口蓋の埋伏歯を抜歯
2013年12月12日(木)
口蓋部に硬組織が顔を出し、総義歯の適合が悪くなり来院した。パノラマX線装置では断層幅から外れているので、状況を把握できなかった。咬合法にて歯を、また、CTにて歯牙形態と周囲組織との位置関係を確認した。術前のイメージ通りに抜歯することができ、リスクを理解、回避することもできた。3D画像は非常に有用であった。
症例
患者 62歳男性
初診 2013年9月27日
主訴 上の総義歯がカタカタする
現症 口蓋に歯が萌出
治療計画 埋伏歯を抜歯、創傷治癒後に義歯作成
経過
9/27 パノラマX線撮影するも、埋伏歯はほとんどわからない
10/24 咬合法にて歯を確認する
10/30 歯軸方向に切開を入れて歯肉を剥離
鼻腔への穿孔を気遣いながら埋伏歯を抜歯
イメージ通り歯牙は湾曲していた
12/11 抜歯窩はきれいに治る