口腔乾燥の方のために
2009年06月04日(木)
朝起きると唇や口の中が乾燥している。口が渇いているのか、喉が渇くのかを区別する。口臭が気になったり、舌が痛い時には、唾液分泌量が低下している事が多い。そんな時には、舌や口唇・頬のトレーニングと唾液腺マッサージをお勧めする。そして、服用している薬の変更や中止を主治医に相談しよう。また、唇や口内に口内保湿・湿潤ジェル「オーラルバランス」を塗ると潤いが与えられる。
参考に
口が渇いているのか、喉が渇くのか
mentalsupli.com/medication/medication-other/medication-coping/anticholinergic-thirst/
安静時唾液分泌は低下するが、刺激時唾液は変わらない
kojima-dental-office.net/20160620-1139#more-1139
バイオティーン®オーラルバランス®ジェル
www.comfort-tk.co.jp/content/uploads/2014/08/140801_OB.pdf#search='%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9‘
高齢者の口腔乾燥症に関する疫学調査研究
阪本真弥他 東北大学大学院口腔診断・放射線学講座
老年歯科医学 第11巻第2号 1996年
www.jstage.jst.go.jp/article/jsg1987/11/2/11_81/_pdf
多剤を服用している高齢者ほど唾液分泌量低下や口腔乾燥感を自覚する割合が高く、口腔ケアを行う際に配慮が必要になる。
対象 老人ホーム3施設に入居し、調査に同意し協力を得ることの出来た65歳以上の男性31人、女性64人、計95人(平均年齢78歳)
1.口腔乾燥感は、95人中23人(24.2%)にみられ、測定し得た89人中43人(48.3%)の患者に唾液分泌量の低下がみられた。また、高度な唾液分泌低下を示した人は4人(4.5%)であった。
2.95人中85人(89.5%)が何らかの慢性の全身疾患を有しており、降圧剤や利尿剤など副作用として口腔乾燥を起こす薬を服用している人は62人(65.3%)であった。さらに、このような薬を3種類服用している人は、服用していない人と比較し、唾液分泌量低下や口腔乾燥感を自覚する割合が高かった。
- カテゴリー: 口腔乾燥、口臭、味覚障害