虫歯予防の考え方
2008年09月09日(火)
口の中の細菌が糖を分解して酸を作り、この酸が歯の成分のカルシウム塩を溶かす性質があり、これが虫歯の原因となります。でもアルカリ性の唾液で中和されて簡単には虫歯はできません。しかし、食事の後に清掃しないでおきますと、歯の表面に白いヌルヌルした歯垢がつくられ、この歯垢の中で細菌が酸を作りますと、唾液は歯垢にじゃまされて酸を中和できません。ですから歯垢が付いた歯の表面は溶けてしまい虫歯になります。また、このヌルヌルの主な成分は砂糖好きな細菌が作ったデキストランやフルクタンというネバネバした糊状のものです。ところがこのデキストランは砂糖が原料で、他の糖(ブドウ糖、果糖)からはできません。 続きを読む