第36回 北陸小児糖尿病サマーキャンプ
2010年08月19日(木)
8月19日(木)午後7時から8時まで、内灘町サイクリングターミナルにおいて、第36回 北陸小児糖尿病サマーキャンプに参加している小児期発症の糖尿病患者さんとその保護者、ボランティア、スタッフなどの方々に、「歯科Q&A」と題して講話をした。ミュータンス菌が多い・唾液が少ないなどの虫歯なりやすい人について、歯の脱灰(初期の虫歯)のメカニズムと治し方、飴やジュースとの付き合い方やフッ素の利用の仕方などの予防対策を写真やイラストを見せながら話した。また、プラークを長い間付着させると赤く腫れ、綺麗にすると良くなっていく歯肉炎や、糖尿病の患者さんの「ぶよぶよした」特徴的な赤く腫れた歯肉と良くなっていく様子、そして、食べ方によって引き起こされる、形態的な変化(永久歯のスペース不足、デコボコした舌縁と細い舌、ぼやっとした山形の上口唇など)と口の働きの低下(舌打ちがうまくできない、「タ」や「ラ」の発音がはっきりしない、指笛ができない)について解説した。最後に15人ほどの口の中を見せていただいた。虫歯はほとんど見られなかったが、歯並びに少し問題のある小学生や少し赤く腫れている歯肉の中高生がいた。
サマーキャンプ期間中の8月19日(木)午後7時から8時まで、内灘町サイクリングターミナルにて「歯科Q&A」の講話と簡単な歯科健診をします。事前に質問を募集し、それに分かりやすく答えるスタイルにします。
糖尿病患者さんやその保護者、ボランティア、スタッフなどの方々と一緒に、全身と口の中のことを考えてみたいと思います。
第36回 北陸小児糖尿病サマーキャンプ
【期日】 平成22年8月18日(水)午前11時受付開始
平成22年8月21日(土)午前11時現地解散(昼食なし)
【場所】 内灘町サイクリングターミナル
住所 石川県河北郡内灘町宮坂字に1番地3 Tel:076-286-3766
【対象】 石川県、富山県の小児期発症の糖尿病患者
幼児、小学生、中学生、高校生
【募集人数】 約30名
【主催】 北陸小児糖尿病サマーキャンプ運営委員会(診療部長 笠原善仁)
【申し込み先】
〒920-0942
石川県金沢市小立野5-11-80 金沢大学医学部保健学科 看護学専攻
サマーキャンプ事務局 稲垣美智子、多崎恵子
Tel 076-265-2543(稲垣)、076-265-2569(多崎)
Fax 076-234-4363
【キャンプ内容】
健康チェック、眼底検査、糖尿病教室、栄養指導や栄養相談、自己注射、
血糖検査指導、いろいろなレクリエーション。
19日(木)午後7時から「歯科Q&A」の講話
講師 小島歯科医院 小島登
【その他】ご心配な点や分からない点がありましたら、ご遠慮なく事務局にお問い合わせ
下さい。