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非進行性脳病変による運動機能障害を持つ児童への訪問口腔ケア

2008年08月01日(金)


依頼されると、予約を入れてお宅を訪問する。いろいろと相談を受ける。このままで虫歯にならないだろうか。ブラッシング仕方はこれで良いのだろうか。歯の生え替わりがうまくいくだろうか。ひとつひとつゆっくりと答えていく。
子供さんのお口の中を診せていただく。訪問指導計画を作成し、歯科衛生士に指示を出す。歯科衛生士が我が子のように愛情を持って口腔周囲の表情筋、咀嚼筋、頸部のマッサージをしていく。そして、口角開口器等を使ってお口の中を見やすくして、ブラッシングしていく。最後にフッ素を塗布する。
週に1回の口腔ケアを続けていくうちに、こわばっていた頬が柔らかくなり、口も開くようになり、お母さんのブラッシングもうまくなっていく。プラークが少なくなり、脱灰(初期の虫歯)や軽度の歯肉炎の改善も見られるようになる。舌苔も少なくなり、唾液の性状も変わってくる。そして、最近のできごとを聞けるようになり、家族との信頼関係が生まれていく。いろんな悩み事の相談や人との触れ合いが家族の安らぎのひとつになればと思う。

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