のぼるくんの世界

のぼる君の歯科知識

オランダ・ベルギーの旅

2025年05月22日(木)


                        2025.5.12.~22.
 名画と風車の国へ。雨や曇りなど天気が悪い日が多いと聞いていたが、お天気に恵まれた素晴らしい旅となった。オランダでは日焼けしている人はバカンスに行っている裕福な人と見られるそうだ。
 フェルメールゴッホなど名画を間近にゆっくりと7つの美術館や教会で鑑賞。写真撮影がOK、芸術作品はみんなのものという考え方がうれしい。17世紀オランダは、他のヨーロッパ諸国に先駆けて市民主体の社会が実現し、絵画の購入層が壮麗な城や館を飾る大画面好みの王侯貴族から庶民の日常の姿を反映する風俗画に興味を抱いた市民にまで広った。だから小さな絵が多い。
 オランダから「話し合い重視の気風や自由と寛容の精神、世界に誇る治水技術、環境対策の政策」など学ぶことも多い。ベルギーのビール、チョコレート、ワッフルも楽しんだ。
 見渡す限りに山が見えないこと、地震がないので滑走路の高架下に高速道路が走っていること、夜10時頃まで明るいこと、歩行者よりも自転車が最優先なこと、トイレ使用料の1ユーロもカード決済、オーバーツーリズム対策として不便にすること、ベルギーのパトカーは青と黄色、オランダは青と白だったこと、ビールの種類によって特定のカップがあることにびっくりした。
 オランダ・ベルギーは、美術館などの予約が困難なため、都合のいい日に予約が取れず、ぐるりと一筆書きになるようには回れず行ったり来たりする旅となる。

 フェルメールの世界
kojima-dental-office.net/blog/20250529-21616#more-21616
 メモ
1. オランダの歴史
www.y-history.net/appendix/wh0904-054.html#01
 日本ではネーデルラント(オランダ語 Nederlanden 英語 Netherlands 「低地」という意味)のことを「オランダ」(Holland)といっている。オランダ(正しくは「ホラント」)はネーデルラントの中心にある州の名前。
 1609年にスペイン=ハプスブルク家からネーデルラント連邦共和国として独立。17世紀前半に東インド会社がインドネトアなどからポルトガル勢力を駆逐し、オランダの全盛期を迎える。17世紀後半に英蘭戦争を戦い、オランダの衰退始まり、1830年ベルギーが独立。オランダはプロテスタント(カルヴァン派)・オランダ語、ベルギーはカトリックが優勢、南部はフランス語。
 言語の違いを通して見るベルギー
www.seinan-gu.ac.jp/gp/french_trip/2012/report01.html
2.話し合い重視の気風
 水との闘いが、オランダの⽂化を創造する原点となった。13世記前半頃から地域のポルダー(コミュニティ)の⾃治が確立し、自分たちの堤防、埠頭、道路、水路などは、個⼈よりコミュニティで結束してつくる必要があった。そして、一つのポルダーだけではなく、各ポルダーが連合して地表水と地下水の両方をコントロールしいと、暮らしている土地そのものが海水に浸かる。「とにかく連携して、水をコントロールする」という社会システムは、話し合い重視の気風に支えられている。日本では、「自分の土地だけが守られればあとはどうなっても構わない」という自己本位の気持ちを「輪中(わじゅう)根性」と呼ぶ。しかし、オランダでは、輪中根性ならぬ、「ポルダー根性」。
 オランダ人の「ポルダー根性」
www.mizu.gr.jp/kikanshi/no19/02.html
3.自由と寛容の精神 
 オランダの国民は「小さい国」である、自国だけでは生きられない」ことを誰よりも自覚している。政府の戦略として、「他国と繋がったり、ハブになることで自国を発展させる」ことを推進してきた。
 昔から自由と寛容の国と言われていたオランダは、中東やヨーロッパの他の国から肉体的に、あるいは精神的に、思想的に迫害を受けた人が流れ着いた国。異文化や多様性の受け入れに寛容性がある。尊厳死やLGBTも。あらゆる人種が住んでいるのも決して偶然ではない。また自由を重んじる国であるだけに自己の責任も厳しく問われ、小さい時から自立した行動が身についている。
 「LGBT」とは:「性的少数者の総称」。レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障がい者を含む、心と出生時の性別が一致しない人)のアルファベットの頭文字を取った言葉。
 オランダの精神 自由と寛容
www.1morebaby.jp/column/articles/1029/
4.世界に誇る治水技術
 オランダの治水の歴史
jp.a-rr.net/jp/news/member/files/2019/05/JRRNlibrary12.pdf
5.環境政策
 オランダ⼈の2/3の⼈々が海抜0m以下の干拓地(国土の1/4)に住んでいる。風車の動力(1920年以降蒸気ポンプへ移行)で干拓地の水面より高い用水路へと次から次へとどんどん高く排水し、徹底した水管理をしている。
 温暖化による水没に不安を感じ、環境対策も強化している。車を使わない、使わせない政策をとっている。駐車場(8~10ユーロ/H)を減らし駐輪場を増設し、車の使用を不便にしている。自転車専用道路の国内網を整備し、自転車の使用を促進している。風が強いので立ち向かうのに必要な電動アシスト自転車にも補助している。統計上1人2台以上3未満の自転車を保有。日本メーカーのシマノも人気。
 0日目
 今回のスマホの海外対策は、ドコモ海外利用「世界そのままギガ」を使う。以前使っていた「ドコモ海外利用」アプリが使えず、ドコモショップに相談。アプリを使わない方法でオランダ・ベルギー9日間6,880円を予約。利用時のつなぎ方をシミュレーション。Wi-Fi「オフ」・機内モード「オフ」、本体設定→通信設定→モバイルネットワーク→データローミング「オン」。また、ロストバケージ多発に備えて、パジャマや1日分の着替えのための機内持ち込み用のバックをトランクとは別に用意する。
 1日目 5/12(月) 晴れ 19℃
 100周年を迎える浅電に乗って金沢駅へ。お昼は、白山そばにて白海老かき揚げうどん。北陸新幹線と成田エクスプレスを乗り継ぎ、成田空港へ。帰りの京成スカイライナーの切符を買い、600ユーロを両替。成田国際空港第2ターミナル3F出発ロビーに集合時間よりかなり早くに着いた。阪急交通社受付カウンターで手続きをしてもらい、エミレーツ航空カウンターにて機内持ち込み用のバックを取り出したトランクを預け、搭乗券を受け取る。手荷物検査、税関、出国審査を済ませ、ラウンジでチーズ、ヨーグルトをつまみながらのんびり休憩。揚げたての天ぷらが美味い。搭乗口66ゲートへ。今回は8人のツアー。10時30分発ドバイに向け11時間20分の空の旅。映画1本、コロナ禍以降、飛行機の中の映画に新作がない。機内食1回、ラウンジで食べたばかりだったので果物を少し食べる。就寝。

 2日目 5/13(火) 快晴 23℃
 到着2時間ほど前に起きる。映画1本。お腹も空いていないので、サンドイッチと果物だけ食べる。ドバイに到着後、乗り継ぎ。手荷物検査を通過して広い空港内をかなり歩く。ラウンジにてオレンジジュースを飲みながら寛ぐ。搭乗口で待っていたが、他のメンバーが誰も来ず心配した。ラストコールで搭乗、下の階にも搭乗口があり、添乗員さんがいた。ドバイ発、アムステルダムへ再び空の旅、約7時間10分。

 現地時間13時過ぎに、アムステルダムに到着、手荷物検査。入国手続き、オーバーツーリズム対策として不便に。EU以外の利用者は遠回りして、延々と歩きトランクを受け取り、入国審査。出国時に必要になるときもあるので、パスポートの入国スタンプの場所に印としてポスト・イット。
 ようやく空港の外へ。オランダだ。23℃快晴、快適、気持ちいい青空で旅日和。北海からの風は冷たい。空港の周りに施設が充実、飲食店や様々なショップが見渡す限りに並んでいる。バスの駐車場まで、リュックを背負いトランクをゴロゴロ引きながらかなり歩く。
 『アンネフランクの家』は教育機関の方々が優先されるため、予約チケットが確保できず代替観光、ユトリヒト(約55キロ)へ。渋滞がすごい。残業をしないので、何が何でも会社に戻る車が増えるから3時過ぎから渋滞する。
 まずミッフィーの街、作者ブルーナの故郷ユトリヒト観光。オランダではナインチェと親しまれている。チェはオランダ語で「ちゃん」。横断歩道の信号機にミッフィー(1カ所のみ、赤は長いが青が短い)。すぐに点滅するから4、5回行ったり来たり。デパートでミッフィーの本、ショップでミッフィーの小物をお買い上げ。

 ユトリヒトは、歴史と文化が融合した美しい街。学生の街、統計学が有名。水路の内側の街は車が制限されているから大量の自転車が走る、危険。街の中を走れるのは、バスや救急車などの公共車、仕事車のみ。歩行者に車は止まるが自転車は止まらない。自転車が最優先だから、歩道のすぐ脇にある自転車道で怪我をしても保障はないし、怒られる。猛スピードの自転車に注意。国の違いをひしひしと感じる。機敏に歩道から自転車道を越えて横断歩道を渡り、また自転車道を越えて歩道へたどり着く。もたもたと歩けない、緊張感に疲れる。 

 ユトリヒト観光(1時間)
www.veltra.com/jp/guide/international/spot-international/81215/
 観光後、バスにてアムステルダム、スキポール空港にほど近い場所にあるホテル(約55キロ)へ。
スキポール泊 バンデルバルクA4スキポール
www.hankyu-travel.com/kaigai/hotel/detail/htl10861.php
 6時にホテルに到着。ポーターがいないので自分でトランクを運ぶ。湯船なし、アメニティなし。2日ぶりにシャワーを浴びてさっぱり、やっぱり湯船に浸かりたかった。
 7時からホテルで夕食。人手不足でなかなか料理が出てこない。グラス白ワイン、5.5ユーロ。スープ、魚料理(メルルーサ・タラ目の白身魚)、デザート、全体に量が多い。

 食後に、車や自転車に気をつけてホテルの道路を挟んで向かいにある商業施設へ。スーパーマーケットはもうやっていなくて、飲食店のみ営業。高速道路が下に走っている。まだまだ明るい。暗くなるのは10時頃、暗くなると寒くなる、10℃くらい。
 3日目 5/14(水)薄曇り、晴れ  17℃
 5時、早く目が覚める。時差の影響か。明るくなるのは5時半頃。日中が長くて得した気分。2連泊なのでパッキング、荷物回収なし。朝食を済ませ、身支度して8陣半に出発。ヒートホルン(124Km、約2時間)へ。地震がないので、スキポール空港の滑走路の高架下に高速道路が走る。北海からの風を利用した風力発電があちこちに。国土が平均海抜4mなので自然林はなく、すべて植林の森。チューリップなどの球根は日本にお土産として持ち込みない。ガソリンスタンドでトイレ休憩、使用料1ユーロ(カードだけや現金のみなど様々)。人件費節約のため無人ガソリンスタンド(トイレがない)が増えている。

 10時半にヒートホルンに到着。交通手段は歩くかボートで、『オランダのヴェニス』と呼ばれている。レストランを兼ねた船着き場から村中にめぐらされた水路を運河クルーズ(約1時間30分)。きれいに整備された運河の両脇に茅葺き屋根の家々が立ち並び、どこか懐かしさを感じる。窓もきれいに磨きカーテンも閉めずに家具や装飾もオープンにしている。きれいな庭も誇っている。散策する人やランチする人、船に乗っている人も楽しそう。狭い水路は一方通行、高齢の村人が逆走してくると、渋滞。双方の掛け合いが面白い。のどかだ。もう一度行きたい素敵な村。

 人気の高いこの辺りの茅葺き屋根の古民家は1億円以上で年々上昇。茅葺き屋根の火災保険は普通の屋根より数倍高い。
 自動車が走れない村ヒートホルン(Giethoorn)
note.com/hirobluesky/n/nf827a537df06
 村の東と南に広がる湖で1300年頃から泥炭の発掘が行われる様になった事から運河が建設され、その発掘跡が、水路や湖として現在まで残る。
 昼食はレストランで、エンドウ豆のスープ、ポークソテー、薄いパンケーキ。

 食後に、ヒートホルンからアムステルダム(181Km、約3時間)へ。途中、アフシュライトダイク(締め切大堤防)32Kmを渡る。堤防にある駐車場で北海の風と偉業を体感(5分)。これを人間が作った事に驚く。

 アフシュライトダイク(締め切大堤防)
moko.onl/morgen/afsluitdijk/
 アイセル湖と北海を仕切るために作られた世界最大の堤防。1927年から1932年にかけて建設されたこの32Kmも続く堤防は、国会議員(博士)が提案、国土の1/4が海面より低いオランダにおいて、国を挙げての干拓事業。干拓地を訪れた司馬遼太郎が『オランダ紀行』にて、「まことに世界は神がつくり給うたが、オランダだけはオランダ人がつくったということが、よくわかる」と述べている。
 次に、ホールン駅、懐かしい駅舎や蒸気機関車を見学(約15分)。ボランティアの乗務員さんたちが整備して保存している。新駅は渡線橋の奥に見える。資料室も興味深い。木靴は今でも庭仕事の時に使用している。水が湧き出る湿地での作業に最適、保温性が高く冷たさから守る。

 港町ホールンは昔、東インド会社の本拠地
www.mooieiland.com/hoorn/
 最後に、ザーンセ・スカンスにて観光用風車群を散策(約50分)。オランダのイメージ通り。多くの観光客で賑わう。水力を動力源としたのこぎりを取り付けた製材所、臼と杵を取り付けた製粉所(小麦、ひまわりの種)。スモークチーズを3個お土産に。

 ザーンセ・スカンス風車群
tanabotalog.com/zaanseschans/
 再びアムステルダムに戻り、レストランで夕食。小エビとアボガド、鶏肉、アイスクリーム・ブルーベリー。シャワーを浴び、荷造りして就寝。

 ホテル バンデルバルクA4スキポール
 4日目 5/15(木) 晴れ19℃
 早起きして朝食を済ませ、身繕いをし荷物の最終チェックし、ポーターがいないので自分でトランクを運ぶ。8時半出発。今日は3つの美術館(クレラー・ミュラー美術館、ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館)巡り。ゴッホやフェルメール、レンブラントに会える。バスにてオッテルロー(81Km、約1時間30分)へ。

 広大な自然公園(伊勢神宮の広さ・5500平方キロ)内にあるクレラー・ミュラー美術館。実業家のアントン・クレラー・ミュラーの個人コレクション。87点がゴッホの作品。オーディオガイドを聞きながら1時間半ゆっくり楽しむ。アルルの跳ね橋や、夜のカフェテラス、糸杉と星の見える道、ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女、郵便配達人ジョゼフ・ルーラン、ジャガイモを食べる人々などなど。玄関入り口や中庭にあるアートも自然にマッチしている。花もきれい。 

 ゴッホは、27歳から画家を志し、基礎をしっかり学ぶ。がんこ、思い込んだら一筋、我が道を行くタイプで、人見知り、客にこびない性格で、生前に売れた絵は1枚のみ。弟テオが生活費の面倒をみていた。
 クレラー・ミュラー美術館
vangogheurope.eu/ja/discover/eventdetail/1671/-
 作品解説
blog.meiga.shop-pro.jp/?eid=408
 アムステルダム(81Km、約1時間30分)へ戻り、レストランで昼食。鯛のパテ、エンドウの煮込み、レモンケーキ。オランダは地震がないから、いびつな独創的なビルが多い。

 食後に、歩いてアムステルダムを観光(約3時間)、とは言っても2つの美術館。一つ目は、チケットがなかなか取れないゴッホ美術館。個人と団体の入り口は全く違うところにある。オーバーツーリズム対策として、来てほしくないオーラを出す、不便にする。ようやく予約が取れて、その時間に行っても団体入り口でかなり待たせる。気持ちのよい青空の日でよかった。雨の日に外で待っていたら憂鬱だったろう。現地ガイド加藤さんにポイントを解説してもらいながら見て回る。まず体験コーナー、入り口にある「ひまわりの絵」を手で触ってブラッシュブラシストロークのでこぼこを実感。筆致の流れが視覚的な光と色の捕ら方を変える。

 ゴッホの世界を楽しむ。ひまわり、じゃがいもを食べる人々、アーモンドの花咲く枝、自画像、カラスのいる麦畑などなど。ひまわりの靴紐をお土産に。

  1.『ひまわり』 全部で7作の連作だが、
    1枚は第二次世界大戦で消失してしまい、現存するものは世界で6枚のみ。
  2.『ジャガイモを食べる人々』
     農民のジャガイモの湯気にスポットを当てる→貧しさの中の幸せ
     クレラー・ミュラー美術館のものとお茶の注ぎ口の位置が違う
    農作業も
  3.『花咲くアーモンドの木の枝』 甥への贈り物
     浮世絵から全体像ではなく局所を切り取り描くことを学んだ
     浮世絵から受けたインスピレーションからの追求
     4.『自画像』 モデルになってくれる人がいなくて
  5.『カラスのいる麦畑』 死を覚悟した画家最後の叫び
 ゴッホ美術館
www.vangoghmuseum.nl/ja/visitor-information-japanese
 2つ目は、アムステルダム国立美術館。建物も内部も豪華。人が多い。約8000点の作品の中から現地ガイド加藤さんの選りすぐりを約1時間少しで広い広い館内をあちこち見て回る。よく場所が分かると感心する。

 アムステルダム国立美術館
note.com/luciaaki/n/neb5626eeae6e
 レンブラント・ファン・レインを中心に解説を聞きながら鑑賞。

 1.マリア・トリップの肖像(1639年頃)
 白い肌が際立つように、豪華な衣装が活きるように光と影を繊細に描いた若い頃の作品。莫大な富を蓄えた商人の父が20歳で未婚の娘の肖像画を依頼。見合い写真のようなもの。身につけているものを持参金としてすべて持って行きますよとアピールしている。持って行かなければ訴えられる。
 2.夜警(1642) 代表作
 光と影を強調した集団肖像画。お金を出した分だけ、顔が詳細に描かれている。絵の中に物語を感じる。
 2019年7月から修復作業公開作業は前代未聞の試み、来館者は日々修復が行われるプロセスをガラスケース越しに見ることができる。この日は修復お休み。見てみたいところは足場を避けている。
bijutsutecho.com/magazine/news/headline/18679
artmuseum.jpn.org/yakeitop.html
 3.ユダヤの花嫁 (1665-1669年頃)
 生活収支が荒い晩年の作品。
 繊細な描写ができなくなり、厚塗り、こそげ取るを何度も繰り返し毛羽立ちを表現。
 フェルメール、ヘンドリック・アーフェルカンプ、ヤン・ステーンも鑑賞。

 1.ヨハネス・フェルメール《牛乳を注ぐ女》(1660年頃) 
 2.ヨハネス・フェルメール《恋文》(1669-70年頃) 
 3.ヨハネス・フェルメール《小路》(1658-59年頃)
 4.ヘンドリック・アーフェルカンプ《スケートをする冬の風景》(1608年頃) 
 5.ヤン・ステーン《陽気な家族》1668年  ピンボケ
 美術館巡りの後、アムステルダム運河クルーズ。歴史的建造物、風格ある家々などの美しい町並み、景観を楽しむ。高速船。船を下りるとアカシアの花が満開。これが原因か翌日より花粉症のため、アレグラを飲み始める。バス待ち合わせ場所まで歩く途中にROYAL COSTER(ダイヤモンドメーカー)のミフィー。

 2025.5.1.に「AFCアヤックス(アムステルダムのチーム)がエールディヴィジに優勝(この時点では2ポイント優勢)したら、祝賀会をゴッホ美術館にて開催するため、代替え観光として「アムステルダム運河クルーズ」となる。また、祝賀会に集まるサポーターや渋滞を想定して出発時間を早める」と連絡が入った。しかし、2連敗して優勝を逃したため、当初の計画通りゴッホ美術館へ芸術鑑賞。そして、手配してあった運河クルーズも追加になった。
 ハーグ(65km、約1時間)へ。ホテル着、湯船あり。ビジネス地区にあり、中央駅や森林公園、ハーグの中心部にほど近い。
 ハーグ泊 NHデンハーグ
www.jtb.co.jp/ovs_htl/detail/search_detail/2929/

 夕食は、ホテル。ハーリニグ(ニシンの塩漬)、牛肉ステーキ、アイスクリーム
 5日目 5/16(金) 晴れ14℃
 6時起床、軽く朝食を摂る。2連泊だからバッキングなし、荷物回収なし。ホテルの道路脇に近未来的な円柱が一定間隔に並んでいる。何だろう。添乗員さんは、ハーグは重要な施設が多いので防空システムではないか?と示唆した。

 8時半出発。バスにてロッテルダムを通りキンデルダイク(50km、1時間)へ。
   【港町ロッテルダム】
  アムステルダムに次ぐオランダ第2の都市。
  ロッテルダムの都市計画
   新しい発想の変化する街を短期間で一から作り上げた
   移民たちも参加し他都市との差別化を図る
 9時20分、キンデルダイク風車群に到着。歴史や仕組み、未来をジオグラフィーによる解説を受けた後、自由見学(1時間40分)。思い描いていたイメージ通りのオランダの風景。水路と風車のみ他に何もない。商業化されていない。当時そのままなのでユネスコの世界遺産に登録。現在、川の畔に風車19基が並んでいる(かつては国内に1万基、現在千基)。1920年以降蒸気ポンプへ。世界に誇る治水技術、風車の動力で干拓地の水面より高い用水路へ次から次へとどんどん高く排水し、最終的に運河・川から海へ。デルフト工科大学教授のフォルカーさんは「オランダ人の地下水位へのこだわりは、大変に強い」と説明。

 水車内部も見学。木造の歯車を避けて生活空間がうまく配置されている。ロブさんが道端でチョークを使って風車のある風景を描いていた。1年くらい自転車で通っている。絵を50ユーロで購入。次はキャラメルシロップを挟んだストロープワッフル。開店前から待ちわび、焼きたての最初の1枚を4ユーロで購入。表面がパリパリで美味い。ワッフルは四角い凹みがあるイメージがあったが、それはベルギーでオランダのワッフルは薄い生地を焼いて甘いものを挟んだものらしい。お土産に。

 キンデルダイク風車群
newt.net/nld/mag-140678685231
 オランダの治水の歴史
jp.a-rr.net/jp/news/member/files/2019/05/JRRNlibrary12.pdf
 オランダ人の「ポルダー根性」
www.mizu.gr.jp/kikanshi/no19/02.html
 ストロープワッフル
www.watv.ne.jp/anne/nl/waffle.html
 11時過ぎハーグへの帰り道に近郊のデルフト(46km、約1時間)に立ち寄る。
 12時頃、ロイヤルデルフトの陶器工房内でフェルメールランチをゆったりと。ヒュッツポット、ミートボール、ワインとチーズ・クルミ・ブドウ。食器がきれい。ショップで見つけたチューリップ専用の花瓶が独創的。

 ロイヤルデルフト
plusdutch.com/blog/delft-royaldelft/
 ヒュッツポット(Hutspot)
  ジャガイモ、玉ねぎやニンジンを一緒に潰した煮込み
 食後に狭い道を歩いてきれいな街並み、デルフト観光(約2時間)。フェルメールの暮らしていた街を散策。デルフト工科大学が有名。1350年に建てられた旧教会の75mの塔は2m傾いていてオランダ版『ピサの斜塔』と言われている。埋め立てた土地は地盤がゆるくて、塔は建築中から傾き始めていた。ほんとに傾いている。マルクト広場、市庁舎、「国際法の父」ヒューゴ・グロティウスの銅像。法学関係の人はみんな揃ってここで写真を撮る。

 Hugo Grotius(1583-1645) オランダの法学者. デルフト出身。16歳で弁護士となり公職を歴任。「交易の自由」を主張、オランダの<インド太平洋>進出に貢献した。今では、交易の自由・航行の自由は国際法の基本原則。
 デルフト
write.happily.nagoya/mon201910_delft/
 2時から1時間、フェルメールセンター原寸大の写真複製で、本物の作品は展示されていない。フェルメールと確認されたすべての作品が年代順に展示されている。現存するフェルメール作品は、全部で37点、生涯で制作した作品は多くても60点。10色のみを用いた。フェルメールブルーは、アフガニスタンの奥地の山でしか採れない貴重なラピスラズリという鉱物。光と影を体験。画家としての技術や作品に込めた想いが紹介されている。裕福な妻と結婚したが、借金を抱えた貧しい画家としてその生涯を終えた。

 フェルメールセンター
note.com/luciaaki/n/nce240998c54c
bijutsutecho.com/magazine/news/report/26906
 フェルメールブルー
site.ngk.co.jp/tv/no5/
 また狭い路地を通りバスとの待ち合わせ場所へ歩く。運河沿いに立ち並ぶ家々には搬入しやすくした入り口があり、そこには台所があったそうだ。途中に跳ね橋が上がる瞬間に立ち会う、感激。船が通っていく。あちこちの道は車で大渋滞。日常茶飯事なのだろう。

 3時半、ハーグ(13km、約30分)へ戻る。
 4時からハーグ市内のマウリッツハイス美術館をオーディオガイドの解説付きで約1時間半楽しむ。パンフレットの部屋番号を頼りにフェルメールとレンブラントを探す。穏やかで落ち着いた光を生み出したフェルメールと、明暗対比を劇的に誇張して描いたレンブラント。

 マウリッツハイス美術館
oranda.jp/guide/art/mauritshuis-highlight/
 1.ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》1665年または1666年 展示室 15
肖像画ではなく、想像上の人物の顔を描いた「トローニー」と呼ばれるジャンル。実在しない人物像。エキゾチックな衣服に東洋風のターバン、そしてあり得ないほど大きな真珠のイヤリング。消失点と遠近法とつじつまが合うように、精密に構図を練り上げている。
 フェルメールの考え抜いた技法を解説 
vermeerpaint.com/210.html
 2.レンブラント・ファン・レイン《テュルプ博士の解剖学講義》1632年 展示室 9
   レンブラントはまだ25歳、はじめて制作した集団肖像画。外科医たちはそれぞれ違う方向を見ていて生き生きした動きも描かれている。
 3.レンブラント・ファン・レイン《レンブラント自画像》1669年 展示室 10
   生活収支が荒く、結婚、離婚、破産など様々な経験をしたレンブラントの風貌。

 印象に残るもの。コレクションを探す
www.mauritshuis.nl/jp/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%99
 1.Jan Steen《この親にしてこの子あり》 1668-1670年 展示室 14
 2.Clara Peeters 《Still Life with Cheeses, Almonds and Pretzels》1615 年 展示室 3
 3.Peter Paul Rubens《ろうそくを持つ老女と少年》 1616-1617年 展示室 3
   強烈な光の効果ルーベンスは、アトリエの弟子たちの教材として使った。
 4.Hans Holbein the Younger《ロバート・チーズマンの肖像》1533年  展示室 7
 5.Rembrandt van Rijn《Two African Men》1661年 展示室 10

 美術館の近くに立派な建物と1848年に建てられたオラニエ公ウィレム1世?の像があった。駐車場からバスに乗って狭い急カーブを折り返して海沿いのレストランへ。運転手に拍手。

 6時から夕食、ロブスターのスープ、タラ、デザート。
 ホテルに戻り、添乗員さんとスーパーマーケットへ10分ほど歩く。北海からの風が冷たくダウンを着込む。チョコレート、ピスタチオ、アーモンドをお土産に。

 湯船に浸かり、パッキングして就寝。
ハーグ泊 NHデンハーグ
 6日目 5/17(土)  晴れ 19~21℃
 6時過ぎに起床。だんだん時差になじみ目覚めが遅くなる。朝食は昨日と同じくバイキング。土日の朝食はスタッフの関係で8時からと遅くなる決まりだったが、昨夜交渉して15分早まることになった。しかし、夜遅くにスペイン系の大きな団体が来ていて、7時半からに変更になっていたらしく、知らずに時間通りにいったら超満員だった。アップルパイが美味しかった。

 9時にホテル発、バスにてアントワープ(123km、約2時間)へ。15世紀以降、運河やズウィン湾に土砂が堆積して衰退していったブリュージュに変わって発展した、ベルギー第2の都市。途中に、トイレ休憩。自動精算機と直結した回転式セキュリティゲートが導入されているところが多い。使用料の1ユーロ(現金またはカード)を支払うと、買い物割引のチケット(1または0.7ユーロ)が出てくる。買い物に使うと余計な出費がかさむ考えられたシステム。
 土曜日で渋滞があり10時半にアントワープ到着。建築界のノーベル賞といわれるプリッカー賞を女性ではじめて受賞したザハ・ハティド率いるザハ・ハティドアーキテクトがデザインしたポートオーソリティ(通称:ポートハウス)、港エリアにある郵便局。キラキラと輝くデザインが目を引き、人気急上昇中の新名所。市内に駐車する場所がないので、港近くのステーン城駐車場から歩く。バスから降りた瞬間、靴底が剥がれるハプニング。添乗員さんが持っていた紙粘着テープをぐるぐる巻きにして急場をしのぐ。凸凹した石畳を歩き続けた影響か、つま先が上がらなくなって引っかかる影響か。オランダに比べると坂道がある。昔は肉屋のギルドハウスまで運河があったそうだ。船で直接搬入され、屠殺場として機能していたため、1階の天井を高くし臭い対策をとっていた。それにしても立派なフランドルの破風造り、レンガと砂岩で作られた壁、ゴシック様式の窓。今は楽器博物館。

 小道を上り詰めると、16世紀に建造されたルネサンス様式のギルドハウスとアントワープ市庁舎に囲まれたグローテ・マクルト広場へ出てきた。そこでは結婚式の集まりなのか賑わっていた。その中央には、切断された巨大な腕を投げる「ブラボーの噴水」。ノートルダム大聖堂の前の広場には、ルーベンス像が鎮座。「フランダースの犬」のネロ少年とパトラッシュのモニュメントも。思い描く犬の顔ではない。ベルギーでは人気がなく、ほとんどの人は物語を知らない。イギリス人作家・ウィーダ(本名:ルイス、デ、ラ、レミイ)は、短期滞在で店などの配置に土地勘はあったが、漁師町の人を助ける人情まで把握されていなかったたる、地元では受け入れられなかった。

 歴史上初めて商取引(先物取引)を目的に設立された証券取引所へ。壮大なネオゴシック様式の内装は、アントワープの黄金時代を思い起こされる。ぐるっと張り巡らされた回廊の壁に描かれた世界地図は、取引高の多さで国、地域の大きさが異なる。日本もかなり大きい。

 アントワープ市内観光
www.veltra.com/jp/guide/international/spot-international/49304/
 肉屋のギルドハウス
www.aoitori.be/tourism/antwerp/museum_vleeshuis.html
 ブラボーの噴水
navicup.com/object/belgium-grand-tour/brabo-fountain-272100/jp
 フランダースの犬
www.nippon-animation.co.jp/work/843/
 証券取引所
www.arukikata.co.jp/tokuhain/255395/
 12時から近くのレストランでランチ。修道院ビール、えびコロッケ、鶏のシチュー、デザート チョコレートムース。

 食後に、ベルギー最高のゴシック建築、世界遺産のノートルダム大聖堂へ。ルーベンスと記念写真。ルーベンス最高傑作である祭壇画「キリスト降架」や「キリスト昇架」、「聖母被昇天」を鑑賞。ルーベンスの斜めの使い方の構図を理解。本人や愛犬を入れたりする依頼主の意向をくみ取る解説も受ける。豪華な内装に圧倒される。

 フランドルとは、現在はベルギーの一地方名となっているが、当時は現ベネルクス三国からフランス北部までを含むブルゴーニュ公爵領。多言語地域。フランス語で「フランドル」、オランダ語では「フラーンデレン」、日本語では「フランダース」と呼ぶ。
 17世紀初頭にネーデルランドは南北に分断され、南側のフランドル(現在のベルギー辺り)がアントワープを中心に繁栄する。カトリックが勢力を回復すると、再興のため画家たちにたくさんの仕事が注文された。最も活躍したのがルーベンス
 ノートルダム大聖堂
4travel.jp/travelogue/10630429
 2時にブリュッセル(56Km、約1時間)へ。LGBT、ゲイパレードで市内の交通が遮断され、予定や順番を苦慮。
 3時過ぎから約1時間、ベルギー王立古典美術館。宗教画が多い。
 

 王立古典美術館
artscape.jp/mmm/contents/c_00059.html
 注目したのは、ピーテル・ブリューゲル。最大の魅力は庶民の生活を細かく観察し、時にユーモアや風刺を交えて描いている。日常的な風景や情景の中に、深い象徴的な意味が隠されている。息子も画家になっている。「ベツレヘムの人口調査」は、ピーテル・ブリューゲル(父)が死の3年前に制作した作品で、ベルギー王立美術館には同じ部屋に長男によって描かれたコピーが展示されている。

 1.ピーテル・ブリューゲル(父)《ベツレヘムの人口調査》 1566年 
 2.ピーテル・ブリューゲル(子)「ベツレヘムの人口調査」1610年
    長男によるコピー。作品がやや茶色っぽい
    作品のコピーは13点あるが、この作品が最もオリジナルに忠実
 3.ピーテル・ブリューゲル(子)「野外での婚礼の踊り」1607年
    オリジナルはピーテル(父)による「野外での花嫁の踊り」1566年
      (デトロイト美術館所蔵)
  ブリューゲル
4travel.jp/travelogue/11398369
from-artist.com/blogs/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0-1/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E7%94%BB%E5%AE%B6-%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%82%92%E5%B1%95%E7%A4%BA%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%A6%E8%A9%B3%E3%81%97%E3%81%8F%E8%A7%A3%E8%AA%AC?srsltid=AfmBOoo2duWrxSk7ZtQBVZNIzd2wrARhrIhUIIJDY1cWLJz-IoNfJJww
 5時頃、交通規制が解除になったとの連絡を受け、ホテルに荷物を預け、30分ほど歩いてブリュッセルを観光。文豪ヴィク トル・ユゴーが「世界で最も豪華な広場」と称えたグラン・プラス。観光の拠点。足早にそこを通り抜け、「世界三大がっかり」の一つ、小便小僧に立ち寄る。人だかり。身長はわずか55センチと小さいが、「ジュリアン君」の愛称で市民に愛されている。噴水に設置されているのはレプリカで、オリジナルはグラン・プラスにあるブリュッセル市立博物館に所蔵されている。

 【世界遺産】石畳の広場グランプラス
www.hankyu-travel.com/heritage/belgium/grand_place.php
 夕食は、美食大国ベルギーのレストラン。伝統のビールと、チーズコロッケ、ローストポーク、アップルパイ、アイスクリーム。
 食後、ブリュッセル・プライド・パレード(LGBT)で大騒ぎな街中を人をかき分けホテルまで歩く。8時頃に到着。

  ブリュッセル泊 ラディソン コレクション グランプラス
www.jtb.co.jp/ovs_htl/detail/search_detail/1019/
  ブリュッセルの中心部に位置する高級ホテル。湯船なし。グラン・プラスや中央駅にも近い。
 7日目 5/18(日) 曇りほんの一時小雨 11~15℃
 早起きして、7時から朝食。さすが高級ホテル、バイキングだけどオーダーメニューがある。ブリュージュワッフルを注文する。もう1種はリエージュワッフル。パッキングをして8時半出発。バスにてアンデンヌ地方のデュルビュイ(243km、2時間20分)へ。ベルギー南部のワロン地域は、フランス語圏。石炭、鉄鋼を用いた工業化で発展し、ヨーロッパ大陸で最初に産業革命を成し遂げた国。しかし、第2次世界大戦後に工業の中心は北部地域へ移行し、次第に衰退していった。現在失業率が高い。

 ベルギーワッフル
neem.jp/?p=1640
 500人ほどが住んでいる『世界一小さな街』デュルビュイ1時間思い思いに散策。中世の雰囲気が残る街並み、ヨーロッパらしい石畳の道と石造りの家々、どこからでも眺められる街のシンボル、ウルセル伯爵の私邸・デュルビュイ城。路地が5重に重なり、始点・終点が帰結しているから、同じ道同じ人に出会う。彫刻や花々も楽しい。白い藤の花。可愛い店、面白い店もある。個人商店は、店主の気分で日曜に店を開けるかどうかが決まるから、さっき通ったときは閉まっていても次通ると開いていたりする。タンポポジャムが珍しい、お土産に。気に入った靴を買おうとしたが、27.5センチ、ワイドは通じなく、EUのサイズ表記43は無かった。それより大きいものばかりだった。甲高・幅広の日本人の足に合うものを見つけるのは難しい。

 もう一つの観光スポットは、大地が隆起したことでできた褶曲地形。デボン紀中期(約3億 9000万年前) に石灰岩が何層も重なった褶曲 (逆 U 字型) 地層を形成。岩の大きさは底辺は約80メートル、高さは約37メートル。大きな木に変わった花が咲いていた。小雨の予報だったが、ほんの一瞬ぱらりと降ったが傘を差さずに終わった。

 デュルビュイ
kinutasan.com/sightseeing-in-durbuy/
 12時から美食の街デュルビュイのレストランでのんびりランチ。生ハム、鮭、旬のホワイトアスパラ、チョコレートムース。

 食後にモダーブ城(23Km、約30分)へ。2時少し前から1時間、オーディオガイドで気ままにモダーブ城観光。ドイツ・アメリカに占領されたり、歴代領主によって作り替えられている。17~18世紀の豪華な内装や調度品は見事。使用していた全部の食器に「Château de Modave(モダーヴ城)」とロゴ。ユニコーンのモチーフ、天井に領主の家系図のレリーフが面白い。自然あふれる森に囲まれている。

 モダーブ城
kinutasan.com/visit-the-chateau-de-modave/
 観光後ナミュール(50Km、約1時間)へ。4時前にナミュール到着。フリータイム1時間半。先ずは、ケーブルカーで、城塞(シタデル)まで5分弱。 65歳以上の往復利用料が8から6.5ユーロへ割引。なぜか3連結。街を流れる「サンブル川」と「ムーズ川」の二つの合流点を守り、監視する役割。ムーズ川の真珠と讃えられる素晴らしい景観。街並みがきれい。アカシアの花が満開。 

 下へ降りてきて旧市街を散策。古い石畳の道や歴史的な古い建築物などワロン独特の雰囲気を楽しむ。お土産にお勧めのナミュール名物生キャラメル「Les “BIETRUME” de NAMUR」のお店La Maison des Desserts は、お休みだった。

 ナミュール
www.travel.co.jp/guide/article/14053/
 観光後、ブリュッセルへ戻る(47km,約1時間)。6時半に近郊のリクサンサールのホテルに到着。ベルギーで最も美しい地域の1つジャンバル湖の端にある5つ星高級ホテル。ほとんど通常のホテルの感じ、外観のみ貴族の館。バスタブなし、シャワーのみ。まだ明るいので、湖の向かい岸まで散策。鴨の親子が愛らしい。

 ブリュッセル泊 シャトー ドゥ ラック
www.hankyu-travel.com/kaigai/hotel/detail/htl2140.php
 7時からホテルのレストランで静かなジャンバル湖の景色を眺めながら夕食。Waterlooダブルダーク、グラスは陶器。小さな器にマグロ?豚肉、スズキのソテー、プリン(添乗員さんがチョコレートムースが続くので変更交渉)。

 Waterlooダブルダーク
www.jbja.jp/archives/41659
 8日目 5/19(月)  晴れ 22℃
 ゆっくり起きて朝食。パッキングを済ませのんびり。9時半出発。バスにてブリュッセル(23Km、約30分)へ。

 10時から2時間半、ブリュッセル市内でフリータイム。思い思いにお過ごす。ブリュッセルは、ヨーロッパ随一の美しさ、プチ パリ。2日前に通ったギャルリ サンテュベールを散策。ヨーロッパ最古のショッピングアーケードの一つ。全長約200メートル続く、アーチ状でガラス張りの屋根が特徴。お土産に老舗のチョコレート、靴下、ボビンレースのハンカチ。本屋さんの2階に日本コーナーがあった。漫画や童話など多数、人気。映画館がある。ソフビのアヒルがあちこちの店で大量に売っている。湯船に浸かる習慣が無いのに不思議。ネット検索しても理由が分からない。広場で2人の画家が絵を描いて売っていた。

 ブリュッセル
newt.net/bel/bru/mag-4094833857
 ボビンレース
www.belgium-ex.com/blog/item/12537.html
 12時半からレストランでゆったりランチ。ムール貝のスープ、大量のムール貝、ワッフル。貝殻で身をつまんで食べるらしい。はしの方が便利だ。美味い、すべて平らげた。

 食後に、小便少女。2人の若い女性が店の外のテラスで10種のビール飲み比べしていた。

 ゲント(56Km、約1時間)へ。3時にゲント到着。ベルギー第3の都市。花の都市。ゲント大学があり、学生街。ぎわっていて活気がある。寿司屋がある。おとぎ話に出てくるような建物、おしゃれな形の建物が建ち並び、歩いていても飽きない。

 金沢市と姉妹都市
www4.city.kanazawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kokusaikoryuka/gyomuannai/1_1/gent.html
 聖バーフ教会を1時間半。15世紀フランドル絵画の最高傑作、ヤン・ファン・エイク兄弟作の『神秘の仔羊』。観音開きで両側が閉じるので、裏面にも絵がある。右側のみが電動で閉じる瞬間が見られた。

 聖バーフ教会
www.teestyle.jp/country/belgium/ghent/report/reportGNE240701.html
 バス待ち合わせ場所までまで大通り、川沿いを歩く。きれいな建物が続く。平日だけど人が多い。ブラスバンド部の学生かな。ゲントにも小便小僧、Lena, Nestor en Luna。ブルージュ(54km、約1時間)へ。

 跳ね橋を渡ると、ブルージュ。6時前にホテルに到着。13世紀に建てられた鐘楼のすぐ裏に位置し、マルクト広場からもすぐ近くのため観光に非常に便利なホテル。バスタブあり、2連泊
 マーティンズ ブルージュ 
www.hankyu-travel.com/kaigai/hotel/detail/htl14387.php
 夕食はフリーだったので、添乗員さんと別れて前日予約したレストランへ。地図を頼りに迷いながら辿り着くと、店の前に移転したとの張り紙。指示通りに歩いて行くとあった。6時40分に素敵なビストロ、Brasserie Cambrinus。超満員。予約席に座って注文。もう店の前に長蛇の列。飲み比べてみたかったベルギービール4種 黒ビール、白ビール、スパイスビール、チェリービール。好みは黒ビール。ウサギとプルーンのビール煮、塩ゆでしたアスパラに玉子ソース。ウサギは、鶏肉に似ているが繊維が少なく柔らかい。また訪れてみたい店。
  ベルギービール4種 13.50ユーロ
  ウサギとプルーンのビール煮 25.95ユーロ
  塩ゆでしたアスパラに玉子ソース 25.90ユーロ
 Brasserie Cambrinus
bierbrasseriecambrinus.eu/wp-content/uploads/2019/12/menukaart-UK.pdf
www.visitbruges.be/en/eat-and-sleep/food-bars-cafes/cambrinus

 食後に散策。ブルージュはいい街、また訪れたい街。9時過ぎても明るいから楽しい、得した気分。鐘楼の門から向かいにあるホテルに帰ろうと思ったら、閉めている最中で通れなくなりグルッと回ることになった。

 9日目 5/20(火) 晴れ 20℃
 観光最後の日、早く起きて朝食、バイキング。5種類の蜂蜜があった。

 9時出発。世界遺産・ブルージュ歴史地区を観光。「水の都」「北のベネチア」「屋根のない美術館」等々、数々の異名を誇るベルギーの古都ブルージュを楽しむコツは街歩き。添乗員さんと現地ガイドさんと一緒に歩き始める(1時間30分)。ホテルの前の門をくぐって鐘楼へ。マルクト広場からSTEEN STRAAT(買い物通り)を通って、救世主大聖堂、数学者シモン・ステヴィンの銅像を抜けて、チョコレートやビールの店を見ながら、聖母教会の前、中世のギルドの前身が建てた高齢者や経済的に困っていた組合員のための私設救貧院(現在は災害からの避難者や難民が暮らす)、ボビンレースの店、馬の休憩場所を通ってベギン修道院へ。白鳥は管理され、足環がつけられていた。少し休憩。ビールは料理、識字率が悪かった時代に文字が読める修道女がレシピ継承したこと、小学校は、カトリックとプロイステントに分かれていることも知った。

 私設救貧院
 市内に50ヵ所ほどある。中庭と礼拝堂に面して、住居が並んでいる。
15-18世紀に、貧しい人々のために金持ちやギルドが寄付した無料の施設。
現在は福祉団体が運営している。
 ベギン修道院
allaboutbelgium.com/begijnhuisje-brugge/
 女性の自立を促す場として建設された。彼女たちが手がけた産業は教育、執筆、看護、織物など多岐にわたる。
 修道院ビール
craft-beer.life/dictionary/3452
 ベギン修道院の出口から愛の湖へ向かう。クルーズの最遠方部にある水門の前後で運河水位の高低差を見る。引き返してベギン修道院入り口に戻る。運河をまたぐ石造りの古い橋を渡り、聖母教会へ。1425年、裕福な貴族・フルートフース家が教会に隣接する形で個人邸宅を建て、1472年には教会の許可を得て教会北側に私有礼拝室を設け、邸宅から直接移動できるように渡り廊下がある。ぐるりと周りを見て、魚市場へ向かう。ベルギーのパトカーは青と黄色、オランダは青と白だった。
 聖母教会
redrb.heteml.net/naganoart/nagano_art_62.html

 10時半から約1時間、魚市場から歴史地区を運河クルーズ。運河沿いの重厚な建物、空に弧を描く石造りの古い橋が古都に誘う。2回目の街巡り。

 ブルージュ歴史地区 水陸で楽しもう!
allabout.co.jp/gm/gc/325133/
 下船後、フリータイム。思い思いにお過ごす。麺類が食べたくなり、お昼にはまだ早いがパスタの店に立ち寄る(50分)。外で飲む黒ビールは最高。細麺が美味い。スタッフさんがパラソルを広げてくれて清々しい。
  アーシーの頭蓋骨ビール ドラフトダーク 6.5ユーロ
  ボローニャパスタ 16.5ユーロ  

 食後に、午前中案内してもらった道を思い出しながら3回目の振り返り散策。こんな店の前を通ったかな、この狭い路地を曲がった気がするなどなどのんびりと街歩きを楽しむ。
 2時少し前から有名なチョコレート屋さん・オールドチョコレートハウスで、ホットチョコレート用、アーモンドチョコを買い物、隣のカフェでアイスチョコレート7.5ユーロを飲みながら休憩(約40分)。

 3時に、”鐘楼”を上る。65歳以上15ユーロ。前日に予約した携帯のチケットで入場。らせん系の階段を上っていく。だんだんきつくなり少し広いところで休憩。上方部はかなり狭くなり交差しづらくなり待機が必要。366段を上りきった所からの眺めは最高。

 鐘楼
allaboutbelgium.com/belfry-of-bruges/
 降りてきて、聖血礼拝堂へ。アーチの先の奥の部屋は、おしゃべり禁止の静寂な張り詰めた空気感。列に並び、順番に一人ずつ心付けをおいて階段を上り、聖職者の前に置かれたガラスケースの中の「聖血(キリストの血)の遺物」を拝観。ゆっくり階段を降りる。礼拝堂の椅子に腰掛けて一服。入場は4時までだった。

 聖血礼拝堂
reipanta.com/outing/basilique-du-saint-sang-a-bruges/
 マルクト広場に戻ると、スペイン語系の陽気なメキシコ人たちが集合写真を撮ってほしいと話しかけてきた。4時から40分間、馬車に乗って街を一周。4回目だ。ここにも来た、チョコレート屋さんだ、数学者の銅像だ、教会だ。馬が水飲み場で10分ほど食事休憩。異国に来たな、このゆったり感がいい。忙しない日本ならお客を乗せないときに休憩するだろうな。

 マルクト広場に戻ると、また同じ陽気なメキシコ人たちが集合写真を撮ってほしいと話しかけてきた。この人たちずっとここにいたのかな。地図を頼りにブルージュで1番おいしいコーヒー屋さん「WE ARE COFFEE MAKERS」を探し当てたが、休みだった。ホテルで休息。

 6時半に前日に予約したRestaurant Breydel De Coninc。メインは一人ずつ注文しないといけないと聞いていたが、カナディアンロブスターを1つ注文。1匹を2つに分けて、それぞれの皿に分けてくれた。美味い。もう1品、も食べてみたくて注文した。細い鰻をぶつ切り。ハーブ入りグリーンソースがたっぷり。骨にそった両側の身が柔らかく美味しい。ウェイターは15年前にネパールから来たそうだ。2年前に日本へ1週間旅した時に写した富士山を見せてくれた。3時間ほどかけてドイツへ行き鰻の蒲焼きや寿司を食べたことも楽しそうに話してくれた。

 修道院ビール 5.85ユーロ
 カナディアンロブスター 66ユーロ
 鰻のクリーム煮 38ユーロ
 Restaurant Breydel De Coninc
restaurant-breydel.be/
 旅の最後の夜、ゆったり風呂に入り、荷造り。搭乗や帰国後に必要なものを点検して就寝。
 マーティンズ ブルージュ 
www.hankyu-travel.com/kaigai/hotel/detail/htl14387.php
 10日目 5/21(水) 曇り 16℃
 いつものように起きて、朝食。しばらくお風呂に入れないので、ゆったりと湯船に浸かり長い空の旅に備える。パッキングして、最終確認、10時にホテルを出発。バスにてブリュッセル空港へ。

 11時半に空港着。エミレーツ航空カウンターにてトランクを預け、搭乗券を受け取る。出国手続き、手荷物検査→出国審査(パスポート・搭乗券)。小銭でビールのマグネットをお土産に。12時半に搭乗口近くのラウンジへ。2時間ほど本を読みながら軽くつまんでのんびり。2時半にB33ゲート搭乗口へ。3時20分にブリュッセルからドバイ(所要時間約約6時間35分)へ飛び立つ。機内食は、食べたばかりだから最初の1回をキャンセル。映画2本。降りる2時間前の機内食はスープと果物。夜中にドバイ着。

 11日目 5/22(木)
 広い広いドバイ空港をバスにてAターミナルへ。次々に離発着する飛行機のため、バスがなかなか進まない。やっとターミナルビルに到着。手荷物検査後、乗り継ぎのためBを越えCターミナルへ延々と歩いて移動。ビジネスラウンジにてしばし休憩。2時にC9ゲート搭乗口へ。2時40分にドバイから帰国の途へ(所要時間約約9時間55分)飛び立つ。即、就寝。機内食を1回キャンセル。目が覚めてトイレに行くと、待ち時間が長かったので、スタッフさんがポラロイドカメラで記念写真をとってくれた。映画2本、機内食1回。

 夕方、5時半過ぎに成田に無事帰国。入国審査、トランクを受け取り、税関を通り、荷物を宅急便で送る。日本は暑い、日中は30℃あったそうだ。オランダ・ベルギーは20度前後で過ごしやすかった。夕暮れも早い。夜10時近くまで明るかった。京成ホームに18:20着。18:40発のスカイライナーで京成上野へ。7時半頃に上野駅構内で立ち食い蕎麦(崎陽軒の隣)。8時過ぎのかがやきで10時半には金沢。11時の浅電で11時半には帰宅。お疲れさん。

 日程表
クリスタルハート<エミレーツ航空ビジネスクラス利用>
名画と風車の国オランダ・ベルギー11日間
www.hankyu-travel.com/tour/detail_i.php?p_hei=10&p_course_id=LE193DC
0日目
 スマホの海外対策は、ドコモ海外利用「世界そのままギガ」を使う。また、ロストバケージ多発に備えて、パジャマや1日分の着替えのための機内持ち込み用のバックをトランクとは別に用意する。
 観光マークの説明
  ◎入場観光
  ○下車観光(施設等へは入場しません)
  △車窓観光
  ▲乗車または乗船観光
  ☆ショッピング
  ★食事・ショッピング
 1日目 5/12(月) 晴れ 19℃
11:30 内灘発 北陸鉄道浅野川線 11:47着 金沢
12:58 金沢発 はくたか532号(2時間44分) 15:42着 東京 乗換15分待ち36分
16:33 東京発 成田エクスプレス41号(58分) 17:21着 成田空港
 *帰りの切符を買う
 5/22(木)成田空港18:40発 スカイライナー62号(47分)19:27着 京成上野
  *両替 100,758円→600ユーロ(1ユーロ167.93円)
 集合時間 20:00
18:30  成田国際空港第2ターミナル3F出発ロビー
   北団体カウンター 阪急交通社受付カウンター
18:30  エミレーツ航空カウンターにてトランクを預け、搭乗券を受け取る
  出国手続き 手荷物検査→税関→出国審査(パスポート・搭乗券)
17:00  ビジネスクラスラウンジ 午後6時から午後10時まで
21:45  66ゲート搭乗口へ
22:30/東京(成田空港)発
  エミレーツ航空0319便ビジネスクラスにてドバイへ(所要時間約11時間20分)
   【夕食】 機内食 2回、映画2本
    機中泊 
 2日目 5/13(火) 快晴 23℃
4:50 ドバイ着 (時差-5時間)
 着後、乗り継ぎ、荷物検査
5:30 ビジネスラウンジ
7:20 搭乗口 
8:05 ドバイ発
 エミレーツ航空ビジネスクラスにて、アムステルダムへ(所要時間約約7時間10分)
【朝食】 機内食 【昼食】 機内食
13:15 アムステルダム着(時差-7時間)
  入国手続き 手荷物検査→トランクを受け取り→入国審査(パスポート・搭乗券)
15:00 バスにてユトリヒト(約55キロ)へ
16:00 ユトリヒト観光(1時間) 『アンネフランクの家』手配できず代替観光
17:00 観光後、ホテルへ(約55キロ)
18:00 ホテル着
スキポール泊 バンデルバルクA4スキポール
19:00 【夕食】 ホテル
 3日目 5/14(水)薄曇り、晴れ  17℃
5:00 起床
6:30 モーニングール
7:00 【朝食】 バイキング
8:30 ホテル発
 ヒートホルンへ(124Km、約2時間)
10:30 ヒートホルン
10:30~12:00 ヒートホルン運河クルーズ(約1時間30分)
12:00 ~13:30 【昼食】 レストラン
13:30 ヒートホルンからアムステルダムへ(181Km、約3時間)
14:00 北ホラント州とフリースラント州を繋ぐ、アフシュライトダイクを渡る
14:40~45 堤防にある駐車場で体感
15:35~50 ホールン駅散策(約15分) 
16:10~7:00 ザーンセ・スカンスにて観光用風車群散策(約50分)
17:40~19:10 【夕食】 アムステルダム レストラン
20:00 ホテル着
スキポール泊 バンデルバルクA4スキポール
 4日目 5/15(木) 晴れ19℃
5:30 起床
7:00 【朝食】 バイキング
8:30 ホテル発
 バスにてオッテルローへ(81Km、約1時間30分)
10:00 オッテルロー観光(1時間30分)
10:00~11:30  【芸術鑑賞1】◎クレラー・ミュラー美術館
11:30 アムステルダム(81Km、約1時間30分)へ
13:00~14:00 【昼食】 レストラン
14:00 アムステルダム観光(約3時間) 【歩く度:2】(注4)
14:00~15:20 【芸術鑑賞2】◎ゴッホ美術館  撮影可
15:40~16:50 【芸術鑑賞3】◎アムステルダム国立美術館(注2)
17:00~18:00アムステルダム運河クルーズ
18:10 ハーグへ(65km、約1時間)
19:20 ホテル着
 ハーグ泊 NHデンハーグ
22:00 【夕食】 ホテル
 5日目 5/16(金) 晴れ14℃
6:00 起床
7:00 【朝食】 バイキング
8:30 ホテル発
 バスにてキンデルダイクへ(50km、1時間)
9:20~11:00 キンデルダイク風車群見学(1時間40分)
11:10 デルフト(46km、約1時間)へ
12:00~13:30 【昼食】 ロイヤルデルフト
13:30 デルフト観光(約2時間)
(◎フェルメールセンター、〇市庁舎、〇旧教会、〇マルクト広場)
14:00~15:00 フェルメールセンター
15:30 ハーグへ(13km、約30分)
16:00 ハーグ市内観光(1時間)
16:00~17:40【芸術鑑賞4】◎マウリッツハイス美術館
18:00~19:20 【夕食】 レストラン
19:40 ホテル着  湯船あり
 ハーグ泊 NHデンハーグ
20:00 添乗員さんとスーパーマーケットへ10分ほど歩く
 6日目 5/17(土)  晴れ 19~21℃
6:10 起床
7:45 【朝食】 バイキング
8:20 荷物回収
9:00 ホテル発
 バスにてベルギー アントワープへ(123km、約2時間)
10:30~12:00 アントワープ市内観光(2時間)【歩く度:2】
 証券取引所、市庁舎、フランダースの犬の碑
12:00~13:00 【昼食】 レストラン
13:00~14:00 【芸術鑑賞5】【世界遺産】◎ノートルダム大聖堂
14:00 ブリュッセルへ(56Km、約1時間30分)
15:00 ブリュッセル市内観光(2時間)【歩く度:2】
15:20~16:30 ◎【芸術鑑賞7】王立古典美術館
17:00 ホテルに荷物を預け、歩いて観光
17:10~17:40  ○【世界遺産】石畳の広場グランプラス
 ○小便小僧
17:50~19:30 【夕食】 レストラン
19:50 ホテル着
  ブリュッセル泊 ラディソン コレクション グランプラス
 7日目 5/18(日) 曇りほんの一時小雨 11~15℃
5:50 起床
7:40荷物回収
7:00【朝食】 バイキング
8:30 ホテル発
 バスにてアンデンヌ地方のデュルビュイ(243km、2時間20分)へ
10:50~12:00 〇デュルビュイ散策(1時間)【歩く度:2】
12:00~13:00 【昼食】 美食の街デュルビュイのレストラン
13:20 モダーブ城へ(23Km、約30分)
13:50~14:50 ◎モダーブ城観光(約1時間)【歩く度:2】
14:50 ナミュールへ(50Km、約1時間)
15:50~17:20 ナミュール散策(1時間)【歩く度:2】
  ケーブルカーで、城塞(シタデル)まで5分弱
17:20 ブリュッセル近郊のリクサンサールへ(47km,約1時間)
18:30 ホテル着
 ブリュッセル泊 シャトー ドゥ ラック
19:00 【夕食】 古城ホテルのレストラン
 8日目 5/19(月)  晴れ 22℃
6:30 起床
8:50 荷物回収
7:15 【朝食】 バイキング
9:30 ホテル発
 バスにてブリュッセル(23Km、約30分)へ
10:00~12:30 ブリュッセル市内でフリータイム 【歩く度2】
12:30~14:00 【昼食】レストラン ムール貝
14:00 ゲントへ(56Km、約1時間)
15:00 ゲント市内観光(1時間30分)
15:00~16:30【芸術鑑賞6】 ◎聖バーフ教会
16:40 ブルージュへ(54km、約1時間)
17:50 ホテル着
   ブルージュ泊 マーティンズ ブルージュ 2連泊
18:40 【夕食】 思い思いにお過ごす
 ビストロ Brasserie Cambrinusを予約
 9日目 5/20(火) 晴れ 20℃
6:10 起床
7:00 【朝食】 バイキング
9:00 ホテル発  徒歩にて
【世界遺産】ブルージュ歴史地区観光(2時間30分)【歩く度:1】
  (〇ぺギン会修道院、〇鐘楼、〇マルクト広場)
 〇鐘楼→〇マルクト広場→STEEN STRAAT(買い物通り)→救世主大聖堂
 →数学者シモン・ステヴィンの銅像→〇ぺギン会修道院→聖母教会・愛の湖→魚市場
10:30~11:20 ▲運河クルーズ(注3)
 フリータイム
    思い思いにお過ごす
11:30~12:20【昼食】 レストランに立ち寄る
12:20~15:00 午前中の振り返り散策
13:50~14:30 オールドチョコレートハウス
15:00に予約 ”鐘楼”を上る
15:30~50 聖血礼拝堂
16:00~16:40  馬車
 ホテルで休息
18:40~20:00 【夕食】 Restaurant Breydel De Conincを予約
滞在先
   ブルージュ泊 マーティンズ ブルージュ 2連泊
 10日目 5/21(水) 曇り 16℃
6:10 起床
9:30 荷物回収
7:00 【朝食】 バイキング
10:00 ホテル発
 ブリュッセルの空港へ
11:30 ブリュッセルの空港着
  エミレーツ航空カウンターにてトランクを預け、搭乗券を受け取る
  出国手続き 手荷物検査→出国審査(パスポート・搭乗券)
12:30 出国手続き後に、航空会社指定のラウンジ
14:35  B33ゲート搭乗口へ
15:20 ブリュッセル発(時差-7時間)
 空路、エミレーツ航空ビジネスクラスにてドバイへ(所要時間約約6時間35分)
  機内食1回 1回キャンセル
  映画2本
23:55 ドバイ着(時差-5時間)
 11日目 5/22(木)
 着後、バスにてAターミナルへ
 手荷物検査→乗り継ぎ
 ビジネスラウンジ
1:55  C9ゲート搭乗口へ
2:40 ドバイ発
 エミレーツ航空ビジネスクラスにて帰国の途へ(所要時間約約9時間55分)
  機内食1回 1回キャンセル
  映画2本
17:35 東京(成田)着
  通関後、解散
   入国審査、トランクを受け取り、税関を通る
   荷物を宅急便で送る
ホームに18:20着
成田空港18:40発 スカイライナー62号(47分)19:27着 京成上野 乗換20分待ち15分
  上野駅構内 立ち食い蕎麦  崎陽軒の隣で
上野20:02発 かがやき517号 22:23着 金沢

こだわりポイント
 1.嬉しい2連泊×3回のお体に優しい行程
おすすめポイント
A.人気の観光地へご案内
 1.(行程3日目)ヒートホルンに張り巡られた運河をクルージングで巡る
   ・アムステルダムから北に約120Kmほどに位置する村
   ・茅葺き屋根のどこか懐かしい風景が広がるおとぎの世界のようなかわいらしい村
   ・どこか懐かしい風景に、穏やかな時間が流れる至福の時をお楽しむ
 2.(行程3日目)アフシュライトダイク 締切大堤防を渡る
   ・地図を見ながら渡ると、感動はひとしお
   ・国土の1/4が海面より低いオランダは、水との戦い、堤防と運河の歴史
   ・アイセル湖と北海(ワッデン海)を仕切る、32Kmに渡る巨大な堤防は
     干拓の歴史の集大成とも言える、巨大プロジェクト
   ・オランダ人の誇り「世界は神が創造したが、オランダはオランダ人が造った」
 3.オランダを代表する原風景、2つの風車群
   かつては国内でも多くの場所に建ち、最盛期は約1000基もの風車
    電気の普及とともに風車の役割は減り、現在では19基の風車が管理・保存
  ①(行程5日目)【世界遺産】キンデルダイクの風車群
   ・1997年『キンデルダイク=エルスハウトの風車群』として世界遺産登録
  ②(行程3日目)ザーンセ・スカンス風車群
 4.(行程5日目) デルフト
  ・フェルメールが生まれ、過ごした街として有名
  ・こじんまりとした街には至るところにフェルメールにまつわる逸話があふれている
  ・ガイドの話に耳を傾けながら、フェルメールの時代にタイムスリップ
  ・フェルメールセンターでは、フェルメールが生涯で描いた作品のレプリカが一堂に
  ・他にも、鮮やかな青が印象的なデルフト焼きなど、魅力いっぱい
 5.(行程7日目)デュルビュイ 世界で一番小さな町
  ・メルヘンなアルデンヌ地方
  ・石畳の小道と石造りの家々からなり、中世からほとんど変わらない景色
 6.(7日目) 憧れの古城ホテルに宿泊
   ・ジャンバル湖と広大な美しい公園の間に位置する、築100年の古いお城
   ・ホテル名の由来は、『湖のお城』。
   ・都会の喧騒から離れてゆっくりするのに最適なホテル
   ・夕食は古城ホテル内のレストラン
  ※旧貴族の館をホテルにしている為、部屋によって広さや設備が異なる
  ※部屋によってはバスタブがなく、シャワーのみの場合もある
B.7つの芸術鑑賞で名画を極める
  オランダ・ベルギーが誇る美術館や教会で、名画鑑賞
 1.(行程4日目)アムステルダム国立美術館
    ・レンブラントの『夜景』を所蔵する、オランダが誇る美術館
 2.(行程4日目)クレラー・ミュラー美術館
    ・ゴッホ作『アルルの跳ね橋』や、『夜のカフェテラス』
 3.(行程5日目)マウリッツハイス美術館
    ・フェルメール作『真珠の耳飾りの少女』、他にもレンブラントの絵画など
 4.(行程6日目)アントワープ 【世界遺産】ノートルダム大聖堂
    ・フランダースの犬で有名な、ルーベンスの『聖母被昇天』
    ・『キリストの降架』
 5.(行程6日目)ブリュッセル王立古典美術館
    ・フランドル絵画
 6.(行程8日目)聖バーフ大聖堂
    ・ファンエイク兄弟作『神秘の子羊』
      初期フランドル派絵画を代表する作品のひとつ
      12枚のパネルのうち、両端の8枚のパネル(翼)を畳んだときに
      内装を覆い隠すように設計されている

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