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トルコ大周遊15日間

2023年12月07日(木)


                                                                          2023.11.23.~12.7.
 地理的にアジアとヨーロッパの接点、歴史的・文化的にも東洋と西洋、キリスト教世界とイスラム世界の交点となる不思議な国、トルコへの旅。ターキッシュ航空も携帯電話もヨーロッパ管轄だった。トルコのヨーロッパ側に占める面積はわずか3%。
 今回のツアーは、参加者5人と気働きできる添乗員、造詣が深く日本語も流ちょうな現地ガイド、バス運転手を合わせて8人で、トルコ48県中12県をぐるり、ゆったりと、8つの世界遺産と2つの世界の七不思議も合わせて観光した。
 トルコは親日家が多いと言われている。1890年にトルコ軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本沖で座礁した時の日本の不眠不休の救助活動を、トルコでは小学3年生に今でも教えている。日本でも、イラン・イラク戦争の際に日本人を助けた1985年3月17日のトルコ救援機のことを教えているのだろうか。この時、日本政府が救援機を出さなかったことを日本人のうちどのくらいの人が覚えているか。
 プロジェクトX 第135回 「撃墜予告 テヘラン発 最終フライトに急げ」
www.dailymotion.com/video/x3kpjhn
 イランイラク戦争の際、テヘランが空襲を受け邦人脱出という事態で日本の航空会社がその使命を果たさないとわかってトルコが日本人脱出のための救援機を差し向けてくれた話。
 イスラムの国と思っていたが、宗教的にも自由な国であった。休日は金曜日ではなく、土・日曜日、アラビア文字ではなく、ローマ字。トルコ帽を被っている人は一人も見なかった。女性のチャドル(顔を隠すヴェール)も見られたが、黒ではなく様々な色のファッションとしてだった。豚肉はほとんど見られなかったが、アルコールは飲んでいた。エジプト航空だとアルコールはないそうだ。
 様々な人種が混ざり合い、多様性の国でもあった。美女・美男も多かった。スペインの旅でも感じた、破壊ではなく共存と文化交流をこの殺伐とした時代にトルコから発信して欲しい。
 トロイ遺跡などギリシャ、ローマ時代やイスラム王朝などの華麗な遺跡の数々が数千年前への時代にタイムスリップさせてくれた。トプカプ宮殿はすごい。さすがに現在の58カ国を支配していたオスマン帝国だ、ここまでの宝物は見たことがない。イズニックタイルの美しさ、デザインは必見。そして、見渡す限りの奇岩群が立ち並ぶカッパドキアやパムッカレの石灰棚は、地球とは思えない別世界だった。しつけされた猫や犬が、どの町でも多く見られ、愛想が良く可愛らしかった。心残りは、あれほどの晴天にも拘わらず気球が飛ばなかったこと。


 鈴木薫著「食はイスタンブルにあり」
kojima-dental-office.net/blog/20231020-17630#more-17630
 準備
 これまで海外旅行時に借りていたイモトのWi-Fiに代えて、「世界そのままギガ」をドコモショップで申し込む。
 世界そのままギガ
www.docomo.ne.jp/service/world/roaming/sonomama-giga/
0日目 11/22(水) 晴れ
 電車を乗り継ぎ、成田空港へ。途中、東京駅で停車中の車両に乗ったが、新宿から来る1~6号車両が遅れて到着したため、連結できず10分遅れで東京駅を出発。成田空港の到着も17分遅れた。夕食は、空港内の謝朋殿で中華。ギョーザ、青菜炒め、上海小籠包、醤油ラーメン。しばらく食べられない美味しさ。

 謝朋殿
www.shahoden.com/passion/
 無料送迎バスにて、ホテル日航成田へ。風呂に入り、荷物の整理をして就寝。
 ホテル日航成田
www.nikko-narita.com/
1日目 11/23(木・祝) 晴れ
 6時起床、バスに乗る前に携帯を忘れたことに気付く。慌ててフロントでキーを借りて部屋に戻る。枕の下にあった。教訓となる。ホテルから無料送迎で成田国際空港第1ターミナル4F出発ロビーへ。ツアー受付で添乗員からタグやバッジをもらい、説明を受ける。ターキッシュエアラインカウンターにてパスポートを提示し、トランクを預け、搭乗券と手荷物預かり証を受け取る。最近多発しているロストバゲージのため、1日分の着替えなどを機内持ち込みとする。ANAとのコードシェア便だったが、カードを忘れたので帰ってからマイルを登録することにする。早々と出国手続きをすませ、ユナイテッドラウンジでゆったりしようと思ったが、まだ開いていなかった。ロビーで本を読み1時間ほど待ち、8時45分にラウンジに入る。カレーが美味かった。

 搭乗口に時間通りに並んだが、なかなか進まなかった。14時間の空の旅。ターキッシュエアラインズ・ビジネスクラス0051便はわずかにフラットにならなかった。日中なので気にせず映画4本鑑賞。美味しい、豪華な機内食2回。トルコビールは、いつもと少し違う味。乾燥イチジクはお気に入り。後半室内が暗くなり仮眠、ほとんど疲れなし。

 イスタンブルに到着後、広い広い空港内を歩き、トランクを受け取り入国審査。現地ガイドと合流。時差-6時間。先ず、トルコリラに両替。為替レートにビックリ。1トルコリラが成田空港では8.8円だったが、イスタンブル空港では6.8円、2円も違う。トルコ市中では5円台だそうだ。

 WiFi付き大型デラックスバスにてホテルへ。携帯のWi-Fiと機内モードをオフ、データローミングをオンにして、「世界そのままギガ」を試す。再びバスのWiFiに戻す。少し弱い、画像とかは厳しい。どうしても画像を扱いたいときは「世界そのままギガ」にする。ホテル到着後、弁当(パンと飲み物)を軽く食べて、荷物の整理をしてお風呂に入り疲れを癒やしグッスリ寝る。
 ホテルエレシン トリカブ
hotels.his-j.com/HotelDetail/IST00071.aspx
2日目 11/24(金) 曇り時々晴れ
 モーニングールより早くに目が覚める。1日5回のアザーン(祈りの声)が聞こえてくると、異国情緒たっぷり。イスラム圏にきたことを実感する。朝食はホテルのバイキング。チーズや果物が多い。

 アザーン
turkish.jp/blog/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%B3/
 デラックスVIPバス(トイレ付)にてチャナッカレへ(320Km、約4時間30分)出発。現地ガイドさんから、ギナイドン(おはよう)のご挨拶。「ナスナス(元気?)」の返事に「イイ(よい)」「チョクイイ(ベリグッド)」「チョクチョクイイ(もっといい)」を習う。バスにWiFi付いているが、画像などの送受信は難しいこともある。イスタンブルは丘の上までびっしりアパート、マンションが建ち並んでいる。郊外に出ると畑が広がる。スピード違反を取り締まるパトカーが時々路肩にいる。大型車は2日分の速度記録が義務づけられていて、バスも印字された紙を見せていた。小型車は日本と同じでその時点での速度。道路沿いに数多くあるガソリンスタンド兼コンビニ・カフェにてトイレ(無料)休憩2回。有料は少なくなってきたが、まだ街角には残っている。地元の名産、縁取りがフェルトの絹のスカーフをお土産に。100ドル。

 2022年に完成した世界最長のつり橋「チャナッカレ大橋」を渡る。チャナッカレ海峡(トルコ語、英語ではダーダネルス)は、第1次世界大戦中、ドイツと同盟を結んでいたオスマントルコがイギリス軍のロシアへの侵入を阻止したところ。のちに新生トルコ共和国の初代大統領に就任することになるオスマン帝国の名指揮官ムスタファ・ケマル・アタテュルクが活躍。
   チャナッカレ大橋
torukotabibu.com/1915canakkalebridge/
 昼食はレストランで黒鯛のソテー、醤油が欲しい。サラダ、スープ、デザートが必ず付く。ザクロがうまい。

 さあ、いよいよ木馬伝説の都、【世界遺産1】トロイ遺跡。現地ガイドさんのスマホに入ったチケットで入場。入ってすぐのトロイの木馬は現在修復中。石柱などがゴロゴロ。時代によって石垣の組み方も違う。日干しレンガに泥が塗り込んである。調査はまだまだ感がある。ギリシャと同じく観光化されていないところがいい。遠くに海が見える。今は数キロ先にエーゲ海があるが、当時は遺跡の直ぐ下まで海だった。ヘドロで海岸線が4キロ先まで遠のき港の価値がなくなってしまった。

 ドイツの実業家ハインリッヒ・シュリーマンが1870年から3年を費やしてトロイ遺跡を掘り当てた。馬車も通る坂道付近をシュリーマンが見つけた。その頃は、土砂に埋もれ、見渡す限りの丘となっていた。今のテントの高さはその頃の地表を表している。トロイの遺跡は9層からなり、6層が全盛期。シュリーマンは、考古学の知識が未熟でずさんな発掘を行ったため、盗掘したのは未発達の2層。従ってどこかに莫大な財宝が眠っていると推測される。トルコでは一番古い遺跡となっているが、現代に入ってから他の遺跡では表層の遺跡しか発掘が許されないため、その下層の古い遺跡を見ることはできない。
 古代ギリシアの盲目の詩人ホメロスの英雄叙事詩『イリアス』によれば、トロイは王妃ヘレネをめぐり、ギリシアと10年におよぶトロイ戦争となり、「トロイの木馬」の計略により、一夜にして陥落したされる。
 トロイは海峡で黒海への通行税を課していたため、ギリシャ諸侯が一致団結して滅ぼしたと考える歴史家もいる。トロイから落ち延びた英雄アエネアスが、地中海を船で渡り歩き、最後に古代ローマの始祖となるという神話の世界もある。ローマ帝国の皇帝たちは発祥の地として訪れている。ロマンだね。
 【木馬伝説の都 トロイ遺跡】
turkish.jp/destinations/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%A4%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%83%BB%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC/
 次に、海峡を望む港町チャナカッレ市内観光。海沿いをそぞろ歩く。歴史スペクタクル映画『トロイ』で使われた巨大な木馬と記念撮影。対岸には第一次世界大戦の記念碑が見える。アタテュルクの銅像や当時使われた大砲も。チャナッカレのランドマーク、旧市街地の時計台にも立ち寄る。町のあちこちにスイーツ。

 映画「トロイ」で使われた木馬
www.shikoku-np.co.jp/national/culture_entertainment/20040520000361
 ホテルに早く着いたので、向かいに見えるショッピングセンターへ。ぐるりと見て回る。戻ろうと思った途端に豪雨。しばらく待っていると止んだので急いで帰る。お風呂に入り、夕食。数種類の丸く形取った食べ物は 香辛料が強く口に合わなかった。チキンソテーは食べられた。ヒルトンでスープもなく、柿がそのまま出てくるのにはビックリした。

 ダブルツリー バイヒルトン チャナッカレ
doubletree-by-hilton-canakkale.booked.jp/
3日目 11/25(土) 曇り時々晴れ、一時雷雨
 やはりモーニングコールより早く目が覚める。朝食後、バスにてベルガマ(230km、約4時間 )へ出発。さあ今日もギナイドン。チョクイイ(ベリグッド)。

 先ずは、レストランで昼ご飯。桃のジュース、サラダ、スープ、キョフテ(ハンバーグ)、ミカンとリンゴ。

 食後、ロープウェーに乗って、【世界遺産2】ペルガモン・アクロポリスへ。アレキサンダー大王の部将リシマコスが大王の財宝を保管したペルガモン。ギリシア文化とオリエント文化が融合したヘレニズム時代の繁栄が感じられる。トラヤヌス神殿や世界で2番目に大きいとされていた図書館跡など。2000年以上に前によくぞ石柱を立てたものだ。彫刻の素晴らしさ。金属などを流し固定するために掘られた接合部の溝に技術の高さがうかがえる。

 ペルガモンと呼ばれた大国の都跡
turkish.jp/spot/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%A4%9A%E5%B1%A4%E6%96%87%E5%8C%96%E3%81%AE%E6%99%AF%E8%A6%B3/
 収容人員1万人の扇型の劇場は見事。山の斜面を利用し自然に溶け込むように造られている。ローマ時代になると、人が中心となり音響などを考えて舞台後ろに高い壁ができる。また観客席前に高い壁がないのでグラディエーターなしの平和的な演劇のみ。人口は観客数の10倍、10万人以上と考えられる。

 こんもりとした松の木当たりにゼウスの神殿があった。今は、ベルリンのペルガモン博物館に展示されている。イスラム教は偶像崇拝禁止だったため、オスマン帝国時代にトルコやエジプトなど属州の多神教遺跡の出土品などが海外に持ち出された。9世紀までキリスト教も偶像崇拝禁止だった。ペルガモンの40年発掘権と鉄道とを同盟国だったドイツと交換し、ゼウスの神殿や出土品は、合法的にドイツへ。イギリス、フランス、アメリカの博物館などにあるものは非合法・盗品。アメリカだけは盗品と証明されれば返している。

 次に、アスクレピオンに入場するも、豪雨、雷、霰のため安全を考えて中止となる。2000年前の医療施設、温泉保養所。ギリシャ神話の女神、アスクレピオン。剣闘士の外傷治療をしていた。死人の解剖から神経、血管を熟知。玄関で入れるか入れないかを判断。一歩踏み入れれば必ず治るという信用が大切。裏の敷地に多数の墓がある。
 ベルガマはオリーブの町。生産量は①スペイン、②イタリア、③トルコ、④ギリシャだが、トルコは山の斜面に栽培し、無農薬、手摘みで健康的なオリーブ油を生産している。他の地域は平地の機械摘みでストレスがかかっている。
 観光後、イズミール(110Km、約1時間30分)へ。1つ中止になったため30分ほど早くホテルに到着。夕食はホテル、サラダ、スープ、鱈のフライ、デザート。

 ウィンダム・イズミール・オズデイレク
www.hankyu-travel.com/kaigai/hotel/detail/htl1239.php?viewtype=s
4日目 11/26(日) 曇り時々晴れまたは雨
 今日もグッスリ、モーニングコールより早く目覚める。朝食もしっかり食べる。デザートや果物が豊富。トッピングも鮮やか。

 先ずは、古代世界の七不思議の1つ、エフェソスのアルテミス神殿跡。イオニア式建築の最高傑作は、歴史上9度も破壊され再建された。地中海沿岸地域で崇拝されていた女神、アルテミスが、キリスト教の時代に禁止され、今は柱が1本残るだけだが、当時の壮大な姿が想像できる。左後ろにイスラム教会、右にキリスト教会、その奥にセルジューク朝廟が見える。アルテミス神殿の石材は、最終盤に訪れるイスタンブルのアヤソフィア聖堂の建設にも再利用された。主な発掘物は、大英博物館に保管されている。

 古代世界の七不思議、アルテミス神殿
turkish.jp/blog/%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%86%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%83%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%A7%E3%81%82/
 次に、革製品専門店に立ち寄る。トルコは0.3mmの薄さにできる皮革のなめし技術が世界一、2位はカナダの0.7mm。革製品は動物の皮を植物に含まれているタンニンや化合物の塩基性クロム塩などで化学反応を起こし繊維構造を変化させる(皮をなめす)ことで作られる。
 羊皮紙は製作工程になめし作業がないため革製品とは異なる。前日訪れたペルガモンが羊皮紙発祥の地、優れた製造技術を確立。紀元前24世紀(今から約4,500年前)のエジプトで見つかった羊皮紙の断片が最古。

 革ジャンのモデルとしてファッションショーに初めて参加。ランウェーを緊張して歩く。その結果、トップブランド(50~100万円)の名前が付く前のトルコ国内向け(38万円)のリバーシブルのモスグリーン革ジャンを18万円で購入することに。超軽い。1着のみ。敵も然る者。横流ししないように5着までしか買えない。円建て30%引き、モデル5%引き、カードから現金支払いに代えて1万円引き。
 そして、いよいよ【世界遺産3】世界的に見ても最大級の古代遺跡、エフェソス遺跡。発掘調査は18%、これからまだまだ新しい発見があり歴史も明らかになる。
 松林を通り抜けると、円形劇場、圧巻。トンネルを抜けるとステージへ。観客席前に高い壁があるので剣闘士たちの戦いもあった。コンサートなどに今も使われているそうだ。2万5千人の観客数だから人口はおよそ25万人。

 次に、セルスス図書館。日本だと弥生時代。アレキサンドリア、ペルガモンと並ぶ世界3大図書館の1つ。12万冊にも及ぶパピルスや羊皮紙の書物があった。正面には知恵、徳、学問、美徳の4女神像が並んでいる。地下道で、向かいにある娼館と繋がっていたことも明らかに。

 大理石でできた大通りもすごい。繁華街だったんだろう。公衆トイレは、水洗、高台にある浴場から水が流れていた。座面の前に左手が入るように設計され、前方にお尻を洗う水を流すU字溝もあった。目抜き通りを少し上るとトラヤヌスの泉やハドリアヌスの神殿があった。出口でザクロジュース

 【エフェソス遺跡】
worldclub.jp/turkish/ephesus-heritage/
turkish.jp/destinations/%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%BD%E3%82%B9%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%83%BB%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC/
 クレオパトラの虜になり、破滅に突き進んでしまうローマの権力者アントニウス。二人が、束の間の平穏を過ごした地ともいわれ、聖母マリアが使徒ヨハネとともに余生を送ったと伝わる。
 アルテミス像やローマ皇帝たちのレリーフなどエフェソス遺跡の出土品は、鉄道と引き換えに合法的にオーストリアへ運ばれ、今はウィーンのエフェソス博物館に展示されている。
 昼食は、レストランで牛肉のシシュ(竹串)ケバブ。なかなか美味い。

 食後、バスにてボドルムへ。夏200万人の観光客が押し寄せるリゾート地だが、冬20万人。イチジクやミカン、桃の果樹園が広がる。イチジクは、トルコが原産国、生産量も世界一。今年収穫した干しイチジクが美味い。2,3年経った物は硬くなり、安く売られている。ミカンも桃も大量に作り、低価格。品種改良などしない。庶民は安く手に入る。

 聖書によると、アダムとイブが知恵の木の実(禁断の果実)を食べたことで羞恥心が生まれ、イチジクの葉で腰を覆うとある。エデンの園は現在のトルコ東部の山岳地帯だったのではないかとされているが、「ノアの方舟」のなかに出てくる大洪水によって、エデンの園は跡形もなく消えてしまい、正確な所在を知る術はなくなってしまった。
 アダムとイブ
turkish.jp/blog/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%81%A8%E3%82%A4%E3%83%96/
 今日2つ目の世界の七不思議マウソルス廟。1日で2つも出会えるところは他にはない。日本の国会議事堂はこの復元図を参考にしたらしい。

 マウソルス廟
www.nikkei.com/article/DGXZQOLM260DI0W2A221C2000000/
 路地を抜けると、ヨットハーバー。海辺に建つ街のシンボル、十字軍の建築様式をもつ城塞、ボドルム城(聖ペトロ城)が出迎えてくれる。虹までも。

 高級感漂うリゾートホテルに到着。ベランダからの眺め最高。
 夕食は、ホテルで久しぶりディナー。牛肉のステーキが抜群に美味い。前菜、デザートも美味し。ワインはボトルの値段かと思ったら、グラスの値段だった。ビックリしてビールにした。夏にはセレブ御用達で庶民は泊まれないそうだ。

 滞在先 ボドルム泊マルマラ
www.allbodrumhotels.org/ja/property/the-marmara-bodrum.html
5日目 11/27(月) 晴れ
 今日もグッスリ快眠。モーニングコールより早く目覚める。トイレのウォシュレットに気付く。座って右側の蛇口を回すとお尻めがけて水が出る。冷たい。トルコに来てから何かなと思っていた。ヘルシーな朝食、昨夜のディナーの席に美味しいマッシュルームやイチジクが。雰囲気抜群。のんびり。

 今日もチョクチョクイイ。バスでアフロディスィアスへ。レストランで昼食。ピタ(ピザ)、マッシュルームが美味しい。デザートはヨーグルトに蜂蜜。ストーブがかっこいい。オオムが歌う。

 いよいよ【世界遺産4】アフロディスィアス遺跡。ギリシャ・ローマ時代の最も重要な遺跡の一つ。6%の発掘。大理石発掘と彫刻生産で富をもたらす。大理石の愛と美の神アフロディーテの壁と石柱が出迎え。2000年前のアフロディーテの神殿、よくぞ耐えた。建物も改修の跡。アゴラ(集会場・市場)、3万人の観客を収容した(人口約30万人)競技場。博物館は、ゼウスなどの多神教からキリスト教の唯一神へ。 

 アフロディスィアス遺跡
turkish.jp/spot/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%B9%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%83%BB%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC/
 次は、【世界遺産5】パムッカレ温泉保養施設のヒエラポリス遺跡。度重なる地震で廃墟となり、5%発掘でまだまだこれから。北門側に多数のお墓。

 さあ、今回のお目当ての石灰棚。地球にいるとは思えない、不思議な超自然。白さを保つため、現在は温泉を流す時間をコントロールしているとか。乾くときに石灰で白くなる。乾きすぎると汚れて黒くなる。ずっと水の中だと緑の藻が生える。靴入れ袋、足拭きタオルをしっかり準備。目の前で滑って尻もちをつく人がいた。慎重に進む。足裏がゴツゴツ。体幹を鍛えないと。温かで気持ちがいいが、上がってくると冷える。超楽しい。それにしても人がいっぱい。

 パムッカレ
www.hankyu-travel.com/heritage/turkey/pamukkale.php
 【石灰棚】「綿の城」という意味を持ち、大小様々な段を成す。
 夕食はホテルでバイキング。食後に温泉、超気持ちいい。

 滞在先 パムッカレ泊 ドーアサーマルヘルス&スパ
doga-thermal-health-spa-hotel-denizli.booked.jp/
6日目 11/28(火) 晴れのち曇り
 昨夜泳いだので、いつもより早く目が覚める。朝食後、カウノス・ダルヤンへ出発。気球が飛んでいる。石灰棚とは反対方向に飛んでいる。気球はパイロットの思い通りに行く方向は決められない、風の吹くまま風任せ。籠を回転させることはできる。着陸地点もほぼ決められる。早朝寒くないと、いくらバーナーを炊いても上がらない。カッパドキアが楽しみ。期待に胸膨らむ。カッパドキアは年間200から220回飛ぶらしい。

 昼食は船着き場のレストラン。ワタリガニが美味しい。イカも柔らかくて美味い。デザートは果物。

 食後、カウノス・ダルヤン観光。12人乗りのボートで船出。リキア式岩窟墓群が続く。盗掘を避けるために高いところに作ったとか。カウノスに到着、細い山道を歩く。小高い山の上に城塞。円形の石組みはゼウスの神殿の跡がある。そして石の入り口をくぐると、円形劇場。高い壁なし、グラディエーターなしの平和的な演劇のみ。それにしても劇場が多い。遺跡には必ずある。石の座席もしっかり作られている。また、船に乗りダルヤンの泥風呂。足湯でのんびり。

 カウノスの遺跡
torukonotoriko.com/travel/place/mugla-koycegiz-ortaca-dalyan-kaunos_orenyeri/
 2006年世界一美しいビーチに選ばれたオリュデニズへ。夕陽がきれい。
torukonotoriko.com/travel/place/mugla-fethiye-oludeniz_plaji/
 夕食はホテルでバイキング。夏用のリゾートホテルで寒い。シャワーのみ。

 滞在先フェティエ泊 ガルシア リゾート&スパ
jp.hotels.com/ho457820/garushia-rizoto-supa-fetie-toruko/?recommendations-overlay=recommendations-overlay
7日目 11/29(水) 晴れ時々曇り夕方一時雨
 やっぱり今日もモーニングコールより早く目が覚め、元気。朝食に目玉焼きがあった。
 旅に出てもう1週間、現地ガイドさんからトルコ語を追加。朝昼晩いつでも使える挨拶、「メルハバ(こんにちは)」。そして「テシェクレ(ありがとう)」と「ルートフェン(お願いします)」。最後に数字の12345「ビル イキ ウチュ ドルツ ベシ」、覚え方の「ビールイッキにウチュでドット飲むベシ」。

 バスに乗って、【世界遺産6】クサントス・レトゥーンへ。
 先ず、聖なる地「レトゥーン」は、神殿を中心とした中規模の都市。3本の円柱がそびえ立つ神殿遺跡、多神教アポロの彫刻。都市遺構や半壊した円形劇場もある。

 そこから約4㎞の距離にある海洋民族古代リキアの首都「クサントス」、何度も侵略破壊され修復を繰り返された遺構。二つの墳墓、石棺が異様。箱型の大きなものは「ハーピーの墓」、レリーフのみが持ち去られ、オリジナルは大英博物館で展示。左側の屋根のついたような「柱の墓」は謎。観光客が歩くことによって現れたビザンチン時代のモザイクも見られる。石碑には、古代ギリシア語、リキア語、アラム語で書かれており、ギリシア世界とオリエント世界の交点であったことが分かる。文字併記によってリキア語の解読に寄与。

 【世界遺産6】クサントス・レトゥーン
turkish.jp/spot/%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%B3/
 昼食は、アドベンチャー施設の中で。ここで養殖されたマスと畑でとれたザクロ。焼き魚は美味しかった。犬や猫が残った頭や骨を残らず平らげた。  

 その経営者兼村長がサクルケント渓谷を案内してくれた。水の力はすごい、渓谷を作った。夏休みには多くの子どもたちが押し寄せるとか。石灰岩を含む濁流と湧水の清流が交わる処まで見に行く。夏場にはもっと上流まで川の中を歩いて行くそうだ。

 サクルケント渓谷
e-shoe-j.blogspot.com/2012/11/blog-post.html
 カシュへ向かう。途中、コバルトブルーの海が見える場所で1枚。

 大型バスが横付けできないからホテルの車が迎えに来るはずだったが、手違いがありバスで向かうことになる。大型バスを阻む曲がりくねった細い路地、ギリギリを通り抜けるが、行けないと判断して引き返し、また新たなルートに挑戦、悪戦苦闘の末ようやくホテルに到着、拍手喝采。
 ホテルからの眺めが最高。坂道を降りて、カシュの港町を自由散策。白い壁の建物が立ち並ぶエリアはカラフルで可愛らしく、トルコとギリシャをミックスしたような独特な雰囲気もまた魅力的。街の中心部に立つアタテュルクの銅像とまた記念撮影。買い物も楽しむ。魚屋さんでは、斜面に氷をひいて魚を並べている。マーケットの中にも大型犬が寝そべり猫たちも。歯科医院も見つける。

 カシュ
crea.bunshun.jp/articles/-/1714
 夕食がホテルではなく初めて街中のスマイルレストラン。鳥手羽焼きが美味い。特別に頼んだタコの炭火焼きは、焼きすぎで皮がジャリジャリして美味しくなかった。

 滞在先カシュ泊  ヘラホテル
hera-hotel-kas.booked.jp/
8日目 11/30(木) 晴れ
 早起きにも慣れ、体調も絶好調。バランスのよい朝食をとり、スィメナの港(30Km、約40分)へ出発。

 ここから1時間ほどボートに乗り観光。岩山の斜面に、家型の石棺があちらこちらに目につく。トルココーヒーを飲みながら青い海と自然の美しさにのんびり。海岸線に人々が暮らしていた様子がうかがえる古代の遺跡、リキア時代の城壁。そして、2000年前に地震で沈没してしまった珍しいケコワ遺跡、青い海の浅い海底に居住地や壺。古代の不思議なメルヘンの世界は、目には見えるが、写真には写らない。今も斜面に人々が暮らしているが、陸路はない。

  ケコワ遺跡
worldclub.jp/turkish/kekova/#i-3
 デムレ(50Km、約1時間)へ向かう。先ず、聖ニコラス教会ハーフパンツにサンダル履きの聖ニコラウスと1枚。聖ニコラウスの死後に、聖堂として建てて、聖ニコラウスを埋葬した。現在の地表より2m以上低いところに建っていた。壁画やモザイクタイルがきれい。石棺は今も残っていた。毎年サンタがやってくる夢を奪うので、子どもはここには連れてこない方がいい。死を温かく見守れるようになるまで。
 聖ニコラウスの遺骨はイタリアの船乗りが11世紀に盗んだと考えられている。十字軍(11世紀末から13世紀)がローマへ持ち去ったという説もある。

 サンタクロースの墓を発見? トルコの教会、床下に
www.nikkei.com/article/DGXMZO22174000S7A011C1000000/
 聖ニコラウスは、教会の建っているデムレ地域で4世紀に生まれ暮らし、この地から出たことはなかった。貧者を助け、施しをしたことで気前のよい聖人という評判でよく知られていた。
 コカコーラが、冬場の需要拡大のため、自社のカラーである紅白の衣装を着せてサンタのモデルとした。フィンランドも受け入れた。トルコはキリスト教ではないので12/24にイブはしない。12/31にプレゼントは交換する。トルコ人の1%のギリシャ正教信者は、1/6にイブ、1/7にクリスマスをする。
 デムレ観光
ameblo.jp/ym0986/entry-12106507903.html
 聖ニコラス教会近くのレストランで昼食。エフェスのビールにも慣れてきた。膨らんだパンが美味い。ドネルケバブが最高に美味しい。帰りには削って細くなっていた。

 次に、ミュラ遺跡。デムレは古代名を「ミュラ(Myra)」。ミュラの町は多くのキリスト教徒にとって重要な巡礼の地。垂直に切り立った大きな断崖の表面にリキア人の岩窟墳墓群(ネクロポリス)。その横に円形劇場。左側の階段(少し崩れているところあり)を登ると、雄大。でも急勾配で怖い。

 アンタルヤへ(150Km、約2時間30分)。
 夕食はホテルから小道を抜けて向かいにある会場。生ビールが美味い。

 ホテルの中央に吹き抜けがあり、夜遅くまでピアノ演奏が部屋に響き、寝にくかった。
 滞在先アンタルヤ泊 ラマダ・プラザ・アンタルヤ
www.antalya-hotels.org/ja/property/ramada-plaza-antalya.html
9日目 12/1(金) 晴れて暖かい
 初めての2連泊、荷物整理しないですむだけ楽。それでも早く目が覚め、広い広い朝食会場へ。

 食後、アンタルヤ近郊の観光。先ず、ペルゲ遺跡こんなに大規模な遺跡は見たことがない。共和国になってから発掘され、国外に持ち出されていない。午後から行くアンタルヤ考古学博物館に様々な発掘品が収蔵されている。手つかずで、まだまだこれからの発見が楽しみである。ヘレニズム様式の門と中庭が出迎える。ギリシャ・ローマの街並みが残されている。大理石の円柱1本1本に施された彫刻が素晴らしい。大通りに2車線の馬車の轍の跡、そして、ビックリするのは、道路脇に暑さを和らげる水路があり、それを渡る石橋もある。さらに、小高い丘にヒッタイト時代のアクロポリスがまだ調査・解明されない遺跡もある。従って、観光客は入れない。城門の入り口を後から小さくしている。
 2世紀に建設された競技場も素晴らしい。東京五輪のTシャツで1枚。約12,000人の観客を収容できた234m×34mと圧巻の規模。

 ペルゲ遺跡
worldclub.jp/turkish/perge/
 次に、アスペンドス遺跡。世界で最大級の古代劇場がほぼ完璧に近い状態で保存されている。自然に溶け込むのではなく、人を中心とする典型的なローマ時代の円形劇場。音響効果を考え、上部に多数のアーチ状の空間が供えられている。彫刻も素晴らしい。現在も使われている。

 アスペンドス遺跡
worldclub.jp/turkish/aspendos/
 そして、午前中最後は、スィデ(シデSide)遺跡。スィデは、古いアナトリア地方の言葉で「ザクロ」という意味を持つ古代の港で、トルコで最も有名な古代遺跡の一つ。町全体に遺跡が残っていて多くの旅行客が訪れる人気観光スポット。電動カートで往復、海賊の侵入を防ぐため、入り口を後から小さくしてある。2世紀につくられた円形劇場は、1万5000人を収容した。

 スィデ遺跡
worldclub.jp/turkish/side/
 昼は、中華レストラン。久しぶりに口に慣れ親しんだ味にホッとする。豚肉を食べないから酢豚ではなく、酢鶏、美味しい。コーンスープや牛肉、チャーハンも。モルトビールが100トルコリラ。

 午後はアンタルヤ市内観光。まず、アンタルヤ考古学博物館。ペルゲ遺跡を中心。彫像比較をすると、ギリシャ時代は、丹精込めた一点物に対して、ローマ時代になると、流れ作業の大量生産となり、壊れやすいところも学習して工夫してある。
家型石棺の彫刻がすごい。土器も様々、目をひく特徴的な黒地に人物がの土器

 アンタルヤ考古学博物館
torukonotoriko.com/travel/place/antalya-muratpasa-arkeoloji_muzesi/
 アンタルヤ旧市街「カレイチ」を1時間ほどホテルまで散策。130年にローマ皇帝ハドリアヌスがアンタルヤの訪問した記念に造らせたバドリアヌス門から歩き始める。路地、街並み楽しい、次はここで食べたい。

 【アンタルヤ】
worldclub.jp/turkish/antalya/
 アンタルヤは、トルコ南部の地中海沿岸地域への玄関口、リゾート地。その海水の青さからターコイズ コーストとして知られる。
 夕食はホテルでバイキング。

  滞在先 アンタルヤ泊 ラマダ・プラザ・アンタルヤ
www.antalya-hotels.org/ja/property/ramada-plaza-antalya.html
10日目 12/2(土) 晴れ 内陸に向かうので昨日より寒くなる
 いつもより早く起きる。朝食にチーズとマッシュルーム入りのオムレツを作ってもらう。コンヤ(325Km、約5時間)へ出発。バス移動が長いので、途中からセカンドドライバー、いつもの運転手はバスの中の隠し部屋で寝る。真ん中の出入り口にこんな部屋があるんだ。途中のトイレ休憩に入ったガソリンスタンド兼コンビニ・カフェで買った人気の高いポテトチップ。トマトが安い、ビニールハウスの所々に広がっている。内陸に向かっていくとだんだん寒くなる。また木々が減り、岩山になっていく。

 バスのビデオで無形文化遺産の旋回舞踊「セマー」鑑賞。とにかくクルクル回る宗教舞踏。自分の解脱を高める日本の座禅の感覚、中国と接するトルキスタンがルーツなので仏教要素も残る。後日イスタンブールのグランドバザールで絵を購入。
 旋回舞踊「セマー」
mainichi.jp/articles/20230204/k00/00m/040/106000c
 昼食は、レストランにてピタ(ピザ)、おいしい。牛肉も。コンヤは宗教色が強くアルコール禁止、塩ヨーグルト、60トルコリラ。

 セルジューク朝時代の首都、コンヤ観光市電はハイブリッド 電線区間で充電し、メブラーナ博物館、歴史的な建築物の前など、ここぞという所には電線をなくし、景観をよくしている。進んでいる。日本でも試してもイイかも。

 まず、メブラーナ博物館。メヴレヴィー教団の総本山だった場所、アタテュルク初代大統領により、教団は解散させられ、1927年に霊廟を含めて宗教色を弱める形式で、「博物館」として開館した。トルコ石を砕いて作った塗料、エメラルドグリーンの円錐形の屋根が印象的な建物が、メヴラーナが眠る霊廟。重厚な石組み。門には、下馬するための鎖。靴にビニールの袋をかぶせて、元々教会だった博物館に入る。男女ともに短パンは禁止、女性は髪が隠れるスカーフ。霊廟の入口には、教団の創始者メヴラーナ・ジェラレッディン・ルーミーの石棺と言葉。壁や天井の装飾の素晴らしさに感動。その他メヴラーナの仕事に貢献した人物の木棺の上に階級や身分が分かるターバン、下1mに土葬された。天井からぶらさがる多数のガラスの器には、オイルを入れて点火し、光と暖かさを演出した。

 広場には、修行僧たちの小部屋が並ぶ。それぞれの入り口にある木彫画や金属画が素晴らしい。

 メブラーナ博物館 
turkish.jp/blog/%E3%83%A1%E3%83%B4%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8/
 カッパドキア(230km、約3時間)へ。トルコの砂糖大根が山積みにされたトラックが次から次へと走って行く。工場に運ばれ、1日フル稼働を4ヶ月。途中、スルタンハンのキャラバンサライ(隊商宿跡)に立ち寄る。13世紀のセルジューク朝時代に建設され、トルコで最も大きい隊商宿。

 キャラバンサライ(隊商宿跡)
worldclub.jp/turkish/caravanserai/
 夕方5時半に洞窟ホテルに到着。もう真っ暗。階段が多く注意が必要。床暖房、絨毯、ジャグジーのお風呂。ウォシュレットが暖かい。夕食は、ハンバーグ。
 防寒対策の準備と気球着陸時姿勢など注意事項の再読をすませ、明日の気球を楽しみに早く寝る。

 滞在先 カッパドキア泊 エムディーシー
4travel.jp/os_hotel-10370059/tips
11日目 12/3(日) 晴天
 早起きして、極暖の下着にホッカイロを貼って、準備万端整えて、6時過ぎにワゴン車で出発。星空がきれい、今日は飛ぶねと添乗員さんと話しながら向かう。でも様子がおかしい、気球会社の集合ホテルに待機になった。気球会社のマネージャーが英語で「今は黄色、緑が飛行、赤が中止、どちらになるかの判断を30分待つ。だんだん夜が明けてきた。待っている間にフラメンコを踊る人もいた。7時40分、日の出、2℃、雲1つない青空、日中18℃の予報。日の入りは17:19。2度の待機後、晴天だったが、上空に風があるため、着陸に危険があり気球飛行の中止が8時に決定。死亡事故があってから、トルコ航空局の安全基準が厳しくなった。残念、こんな天気で何故飛ばない。いつかリベンジ。近くにいたヨットマンの話、「こんな青空の時は風が強く、少し雲があるくらいが丁度よかった」と。そう言えば写真何もとっていない。
  カッパドキア バルーンツアー
turkish.jp/spot/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%89%E3%82%AD%E3%82%A2/

 ホテルに戻り、防寒対策から通常の服装に着替え、朝食。今日のオムレツにはチーズ、ハム、マッシュルームを入れてもらう。
 さあ、気を取り直して、【世界遺産7】カッパドキア観光(5時間)に出発。Cappadocia は、「美しい馬の地」を意味するペルシア語に由来。2000万年前に起きたカッパドキアの3つの山、(エルジイェス、ハサン、ギュルル)火山の噴火によって火山灰(凝灰岩)が降り積もり形成された大地。外輪山に囲まれた、大きな大きなカルデラのような地形。
 固い岩盤の下の凝灰岩が風雨にさらされ崩壊してキノコのような形になる。傘が落下すると、下の凝灰岩岩がたちまち風化していく。それでも新しいものが造られる。奇岩の数々。三姉妹の岩、デヴレント(ラクダ岩)などなど。実に面白い。

 ハトの谷、向かいの三角コーンに小さな無数の穴(鳩の巣)が空けられている。巣の下にもう少し大きな穴は、人間が肥料にするハトの糞を集めるために掘られたもの。鶏糞よりも効果があり、スイカの畑によく使うそうだ。トルコではハトを食べない。

 ウチヒサールは、ローマ軍の宿坊、見張り台。

 ギョレメ展望台、見渡す限りの別世界。地球の風景とは思えない。妖精の煙突”と呼ばれる岩の形成物の間に位置するギョレメ

 洞窟民家を訪ねる。こんな小さな出入り口から広がる世界にビックリ。外からは想像もつかない。親子代々住んでいたが、今は夏の別荘として使っている。お客さんが来た時も使う。世界遺産の中にあるので、住まなくなったら国にしか売れないそうだ。織機があったので、聞いてみると「田舎の娘は10歳頃から絨毯を織りはじめ、20歳になると、お嫁に行く。お見合いの時に絨毯がないとお嫁には行けない。」とのことだった。都市部ではそんなことはないそうだ。チャイを飲みながら生活ぶりを聞く。

 ヘレケの絨毯専門店に立ち寄る。世界で唯一結び目を2つ作るダブルノットと呼ばれる織り方、1平方センチメートルの中に100〜120もの結び目。手織り技術は素早くて分からない。上下を反転させると色が変わって見える。冬はシルクのカット面、夏は結び目側を使う。

 昼食は、レストランでチキンソテー。明朝も気球が飛ばないことが決定したと連絡が入った。残念、それでも、準備、早起きして、待機のあげくに中止よりもイイかもと前向きに。今日の夜もベリーダンスをゆっくり楽しめる。お土産に気球の靴下とキーホルダー。そして、青いガラスの目玉。トルコ語で「ナザールボンジュウ」と呼ばれる魔除けの一種。

 パシャバーは、数年前までは自由に入れたが、新たに料金所ができた。地層がよく分かり、奇岩のでき方も納得できる。交番にはトルコ語、英語、日本語で案内があった。トルコアイスのパフォーマンスも面白い。

 陶器専門店に立ち寄り、一輪挿しとつまみ入れを購入。

 今日最後は、ギョレメ屋外博物館、暗闇の教会。「ギョレメ」とは、「見えない」「見てはならない」の意味を持つ。キリスト教徒がイスラム教の迫害から逃れる為にちょうどよい地形だった。奇岩をくり抜いて造られたキリスト教会や修道院が多数点在。修道女たちの宿坊の方が、修道士たちの物より、造られた向きの違いで南風の風化を受けやすく隠れていた部分がむき出しになり見つかりやすくなっている。
 フレスコ画がきれい。

 ホテルに戻り、ゆったりジャグジーの風呂に入り、のんびり。
 夕食は、ホテルで、キノコのスープ、ナスの肉詰め、チョコレートプリン。

 夜は、お待ちかね、【オプショナルツアー】ベリーダンスショー。ミニバンが迎えに来て、会場へ。色んな国の団体が続々と集まってきた。トルコの民族舞踊が始まった。観客も踊りに参加。観客?仕組れた地元民か踊りが妙にうまい人の、踵をつくステップが気になる。さあベリーと思いきや明るくなると男だった。大トリのベリーダンスはさすがに違う。ホテルに戻りゆっくり休む。

 ベリーダンスショー お一人様 9,000円
cappadociatravelpass.com/ja/turkish-night
  滞在先 カッパドキア泊 エムディーシー
4travel.jp/os_hotel-10370059/tips
12日目 12/4(月) 晴れ イスタンブルは雨
 いつものように起きて、朝食。今日のオムレツにはチーズ、オニオン、マッシュルームを入れてもらう。

 バルーンの運行が2日とも中止になったため、4WDサファリで普段めったに行かないカッパドキアを体験。悪路を傾き上昇、急降下で乗り越え、剣の谷、秘密の谷シークレットガーデン、愛の谷を巡る。地球とは思えない光景、行ったことはないが火星などの異星の風景。達成感にシャンパンで乾杯。シャンパンチップ 3ドル。

 バスに乗り換えてカッパドキア観光(1時間30分)。昨日行かなかったカイマクル地下都市。戦争時などの緊急避難として1から3ヶ月使われた、キリスト教徒の隠れ家。地下8階まであるが、4階まで観光。2階を過ぎると一方通行で引き返せない。薄暗い照明の中を迷路のような狭い所を潜り抜けて進む。所々に転がして侵入を防ぐ円盤状の石が置かれていた。当時は、真っ暗だったので、壁画はなく、24時間2交代のお祈りで1日の感覚を知り、月日を数えた。生活の工夫も随所に見られた。空気孔や4,5階に雨水を貯水。トイレは8階、緊急用もありその後の処理工夫もあった。信仰の深さも感じられる。ワインはキリストの血と思って1日一口、1日2食の我慢食火の使用ははパン作りのみ、他はジャーキーなど干す、乾燥の保存食。

 昼食は、レストランで 牛肉の煮込み

  トルコに着いてからカイセリ空港まで安全に10日間走らせたバス運転手さんとお別れ。現地ガイドさんと添乗員さんの協力を得て、全ての荷物のX線検査、トランク預けと搭乗券の受け取り、搭乗手続き・X線検査と無事にすませ、ラウンジで休息。カイセリからイスタンブールへ1時間40分の空の旅。飛行機内の軽食はほとんど食べずに、塩ヨーグルトを飲む。

 イスタンブールに着くと、バスにて移動。夕食は、レストラン円味。鮨ネタは、地中海本マグロ、〆鯖、スズキ、サーモンだった。酢飯がもう少しだったが、久しぶりの和食にホッとする。天ぷら、豆腐の揚げ出し、味噌汁にも安心感。ホテルに入るときもX検査があった。ゆっくり休む。

  滞在先 イスタンブール泊 ザ リッツカールトン
www.jtb.co.jp/ovs_htl/detail/search_detail/2222/
13日目 12/5(火) 曇りのち小雨
 いつものように起きて、朝食。カリカリベーコンがあった。さすがイスタンブルのリッツカールトン、トルコに来て初めての豚肉。部屋の窓からマルマラ海と黒海を結ぶボスポラス海峡を行き交う船が見える。マルマラ海に浮かぶマルマラ島で2500年前から大理石が採掘されていた。白地にグレーから黒色の縞模様が入る白大理石。ローマ帝国時代には建築材・彫刻材として、ビザンチン帝国時代には丸柱などに、オスマントルコ時代には寺院のレリーフ・彫刻などに使用された。各地に残る遺跡建造物からこの白大理石が見つかっている。

 さあ、【世界遺産8】イスタンブール旧市街観光(7時間)に出発。イスタンブルは、人口が40年間で10倍の1600万に急増したため、ヨーロッパ側とアジア側の双方間に橋3本、トンネル2本の計5本を造ったが追いつかず、連絡路が大渋滞、それに伴い市街地の道路も大渋滞。それに追い打ちをかけているのが道路1車線を占拠する縦列駐車。地下鉄や市内電車も走っているが少ないのかもしれない。狭い路地も多く大型バスが入れないところや、バスを止めて乗り降りできるバス停が決められていること、渋滞による待ち合わせ時間が読めないことなどから、移動は徒歩が多くなる。各施設の入場時には、X線検査がある。
 先ずはブルーモスク。ブルーモスクの完成は1616年。モスクの格が表れとなるミナレット(尖塔)が6本。当時、イスラム教の総本山メッカのカーバモスクでさえ6本と同じだったので、後にスルタンはメッカに7本めのミナレットを寄贈することで敬意を表した。

 大理石などの石の配色と組み方がきれい。手を清める洗い場と手洗い後のダイソンのハンドドライヤーの対比が面白い。入り口と出口が違うので、靴を用意した袋に入れて現地ガイドさんの説明を聞きながら見学。広々とした空間、ドームを支える4本の支柱を壁に埋め込むように設計されている。イズニックタイルのさまざまなチューリップ模様や装飾の美しさ、光の取り入れ方が素晴らしい。
 イズニックタイル
www.atpress.ne.jp/news/215254

 礼拝時、1階は男、2階は女となっていた。イスラム教は、隣や前に女性が立ったり座ったりの祈り行動をしていれば気になるという現実世界を受け入れて、祈りに集中できるように男女を分けた。絨毯に横一列に並べる位置決めができるように模様が付いている。ツートンカラーのカラスも面白い。パンや焼き栗の屋台が多い。

 ブルーモスク
turkish.jp/destinations/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%AF/
 次は、アヤ・ソフィア。キリスト教の大聖堂である最初のアヤソフィアが建てられたのが、360年。その後火災で焼失する。現在のアヤソフィアは3代目、ビザンティン(東ローマ)帝国が537年に建立したもの。4日目に訪れたエフェソスのアルテミス神殿の石材が聖堂の建設にも再利用されている。
 教会からモスクに変更した時にキリスト教のフレスコ画を塗りつぶしたが、現在は修復され、きれいに残こされている。スペインの旅でも感じた、破壊ではなく共存と文化交流をこの殺伐とした時代にトルコから発信して欲しい。

 靴を脱いで下駄箱に入れて中に入る。ビザンチン様式の建築、ため息が出る豪華さ、精巧なモザイク。中央祭壇の位置をエルサレムからメッカを向くように5度変更した。ほとんど分からないが建物の真正面より祭壇の位置がわずかにずれている。

 外壁の石の組み方、配色がきれい。約2000年前、最初のアヤソフィアの石柱や彫刻された大理石が周りに残っている。

 アヤ・ソフィア
www.nikkei.com/article/DGXMZO63329920S0A900C2000000/
 グランドバザールへ15分ほど歩いて行く。9区のエリアに分けられ、目的の場所がわかりやすくなっている。最近は売れるお店が増え少し変化している。それぞれの専門店がが集まっていて、買い物客は比較して、競い合っていい物を安く買える。金製品・宝石、革製品、絨毯、スカーフなど衣類、食器、ランプ・キャンドル、お菓子、アンティークなど。

 グランドバザールを体験。アーケードになっていて、大賑わい。歩いていると、旋回舞踊セマーの絵が目に留まる。70トルコリラが交渉して60トルコリラに。帰国してから、5000円かけて額装。額縁の材質と色、マットの色に時間をかけた。赤の縁取りが気に入っている。
 グランドバザール
worldclub.jp/turkish/grand-bazaar/
 現地ガイドさんのスマホをかざして停留所に入る。市内電車に乗って旧市街地区の中心部、エミノニュ広場にあるレストランへ。海を眺めながらドルネケバブ

 食後、徒歩にてエジプシャンバザール、店舗のほとんどのお店が香辛料を販売している。ペットショップが並んだ一角が面白い。治療に使うヒルが売られていた。猫のおもちゃを購入。

 エジプシャンバザール
turkish.jp/tourguide/%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB/
 予定されていたトプカプ宮殿が定休日だったので翌日と入れ替えて、バスに乗ってヨーロッパ様式が取り入れられたドルマバフチェ宮殿へ。オスマン帝国末期に近代化や西洋化を目指すトルコの象徴として、建設された。
 最初の門を通り抜けると、時計塔。建物もすごいが、調度品もすごい。とにかく広かった。疲れた。ボスポラス海峡への門。

 ドルマバフチェ宮殿
worldclub.jp/turkish/dolmabahce-palace/
  バスに乗ってエミノニュ桟橋へ。ボスポラス海峡クルーズ、大型客船に7人だけ。豪華な小型客船でよかったのに。船の左側の席がおすすめ、往路はヨーロッパ側に沿ってボスポラス海峡を北上し、復路も左手にアジアサイドを見ながら南下する。斜面に見える家々は5億円を下らないと言う。のんびり船の旅。先ほど行ったドルマバフチェ宮殿の大きさも分かる。

 ボスポラス海峡クルーズ
turkish.jp/option/%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%82%B9%E6%B5%B7%E5%B3%A1%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA/
 桟橋から歩く。ライトアップされたブルーモスクがきれい。ガラタ橋には釣り糸がたくさんぶる下がっていた。夕食は、ガラタ橋の下のレストラン。いかのフライ、エビのアヒージョ、黒鯛のソテー が美味しい。

 ガラタ橋
turkish.jp/spot/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%97%A7%E5%B8%82%E8%A1%97%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E5%BB%BA%E9%80%A0%E7%89%A9%E7%BE%A4/
 バスに乗ってホテルへ。明日の帰国に備えて、荷造り、持ち物点検。
 滞在先イスタンブール泊 ザ リッツカールトン
www.jtb.co.jp/ovs_htl/detail/search_detail/2222/
14日目 12/6(水) 曇り
 早く起きて、ゆったりしたヘルシーな朝食。暴飲食を控え、こまめな水分補給、快適な便通、適度な運動、充分な睡眠を心がけた。15日はあっという間、まだまだ元気。トランク、手荷物、帰国時の必需品の再点検。

 旅最終日。イスタンブール新市街観光(4時間)。まだ暗いうちに出発、9時開門だったので、しばらくお土産屋さんで買い物。トプカプ宮殿に1番のりで入場。現地ガイドさんもビックリ、こんなに人がいないのは初めて。さすがに現在の58カ国を支配していたオスマン帝国だ、ここまでの宝物は見たことがないイズニックタイルの美しさ、デザインは必見。煙突が立ち並ぶ建物が宮廷の台所。さぞかし多くの料理人が切磋琢磨していたのだろう。ゴツゴツとした玉砂利のような石の道は、馬の道。

 トプカプ宮殿(ハレム・宝物館含む)火曜日定休日
turkish.jp/destinations/%E3%83%88%E3%83%97%E3%82%AB%E3%83%97%E5%AE%AE%E6%AE%BF/
 歩いてレストランへ。昼には未だ早いのと、飛行機に乗れば食事になるので、サクランボジュースとスープの軽食。

 その後、バスにてイスタンブル空港へ向かう。トランクを預け、搭乗券を受け取る。ここで現地ガイドさんとお別れ。15日間お世話になりました。ありがとう。出国手続き、手荷物検査、出国審査(パスポート・搭乗券)を終え、しばらくラウンジで休憩。お土産を少し見て回。空港が広いので、電動カートでゲートへ。65歳以上は無料、添乗員さんは歩き。成田までの11時間の空の旅、映画4本、食事1回。朝食は寝ていて食べず。

15日目 12/7(木) 晴れ
 朝、成田に着き、入国審査、トランクを受け取り、税関を通る。トランクを宅急便で送り、スカイライナーで上野へ。駅の外で天ぷらそば。久しぶりでうまい。新幹線と電車を乗り継ぎ、無事帰宅。

 ここからは現地ガイド・アルベロさんからの情報
【トルコ】
 ・親日家が多い
 1890年にトルコ軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本沖で座礁した時の日本の不眠不休の救助活動をトルコでは小学3年生に今でも教えている。現地ガイドさんも日本に来たときに和歌山の現地を訪れていた。
 エルトゥールル号の悲劇とイラン・イラク戦争の際に日本人を助けたトルコ救援機
www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/kizuna/turkey.html
 ・トルコ共和国を担うトルコ人の源流は、中央アジア中核部にある、中国と接するトルキスタン(ペルシャ語で『トルコ人の地』の意)を故郷とする遊牧民族。
 ・面積 約80万平方キロメートル(日本の約2倍)
   森林面積18% ローマ軍が船を造るためにレバノン杉を乱獲
   はげ山→土砂の流失→遺跡が埋まる・平地が広がる→海が遠ざかる
 ・人口 約8500万人 今後15年くらい増え続ける
     イスタンブル 1600万人(40年前160万人の10倍)
     アンカラ 500万人 2番目の都市、政治の中心地
     コンヤ 220万人(30年で10倍)学生や年金受給者など国内からの移住
       イスラム色が強い、6000年も地震がない、失業率が低い、大学が多い
     移民・難民 700万人
     観光客 500万人/年 欧米人中心に400万人(ほとんど6~8月)
                 オフシーズン 日本人
 ・兵士の数 約80万人 NATOでは米国の次に多い
 ・「北キプロス」の分離独立
www.nikkei.com/article/DGXZQOGR20EIL0Q1A720C2000000/
 ・治安は押さえ込まれている。デモ・暴動は2016年以降起きていない
 ・義務教育 男女共学(イスラム国では珍しい、オスマン帝国時代は別)
    小学校4年、中学校4年、高校4年
 ・日の出8時、日没6時(11月~12月、サマータイムなし)
 ・農作物自給率  120% ほとんどの野菜や果物が採れる
 ・石油の輸入  84%  ガソリン220円/L
 ・最低賃金 7万円/月  (地方の農家3万円~)
   大卒10万円、大学の先生20万円、教授40万円
 ・エルドアン大統領が空港、巨大つり橋、トンネル、道路など交通インフラと大型病院整備により積極的活気をもたらしている。
 ・インフレ  トルコ 10月の消費者物価指数 前年同月比61%余の上昇
       イスタンブルの地価は、この1年間で230%上昇
          ロシア、ウクライナからの流入により
 ・為替レート 1トルコリラ 成田空港8.8円 イスタンブル空港6.8円
        トルコ市中5円台
        コロナ禍前は15円以上していた、30年ほど前は50円していた
 ・自販機、コンビニなし
 ・車右側通行、空港内の動く歩道も右側、追い抜き左
 【トルコ革命】
www.y-history.net/appendix/wh1503-120.html
 オスマン帝国時代は現在の53カ国を支配していた。
 第1次世界大戦の敗戦を機に始まったトルコ革命で、アタテュルク(ムスタファ=ケマル)の指導するトルコ大国民議会が、スルタン制廃止を決議したことによって1922年オスマン帝国が滅ぼし、ギリシア=トルコ戦争に勝利し、連合国との間でローザンヌ条約を締結、失いかけた国土とともに主権を回復し、1923年10月29日にトルコ共和国の樹立を宣言した。
 初代大統領となったアタテュルクは、イスラーム教との政教分離と近代化を図る。
 ・ゆるいイスラム教 自分がシーア派かスンニ派か知らない人がほとんど
    宗教的差別なし
    人種差別なし ギリシャ系、遊牧民など多様な民族
 ・文字革命 アラビア語(母音がない)からトルコ語・ローマ字へ
   *日本語との類似 発音(意味も類似のものある)、文法(語順、助詞の使い方)
tourqua.com/comm/2245
 ・暦    イスラーム暦(太陰暦)から太陽暦へ
 ・休日を金曜日から土・日曜日へ 学生や勤め人は礼拝に参加できない
 ・婦人解放 多妾制から一夫一婦制へ
       女性のチャドル(顔を隠すヴェール)を廃止など
 ・トルコ帽(フェズ)の廃止 現在トルコ国内に被っている人はいない
               他のイスラムの国には被っている人はいる
 ・カリフ制廃止 世襲させない
   *アタテュルク
    子どもを作らなかった→王制復古させない
    建国の父として57歳で亡くなった11月10日9:05に1分間の黙祷
     ほとんどの国民が85年以上続いている

【日程表】
 トルコ大周遊15日間
www.hankyu-travel.com/tour/detail_i.php?p_hei=10&p_course_id=LE203NC
 観光マークの説明
 ◎入場観光 ○下車観光(施設等へは入場しません)車窓観光 ▲乗車または乗船観光
 準備
 イモトのWi-Fiに代えて「世界そのままギガ」をドコモショップで申し込む。
 0日目 11/22(水) 晴れ
 内灘 13:00 北陸鉄道浅野川線(北鉄金沢行) 13:17 着 金沢
 金沢 13:49 新幹線かがやき532号151分 16:20 東京
   乗換15分 待ち28分
 東京 17:03 成田エクスプレス43号(成田空港行)55分 17:58成田空港
 夕食は、空港内の謝朋殿
 19:15 無料送迎 第2ターミナル発(1階33番バス停より)
  宿泊 日航成田
 1日目 11/23(木・祝) 晴れ
 6:50 無料送迎
 7:10 成田国際空港第1ターミナル4F出発ロビー
  南ウイング Kカウンター クリスタルハートにて受付
  ターキッシュエアラインカウンターにてトランクを預け、搭乗券を受け取る
 7:30 出国手続き 手荷物検査→税関→出国審査(パスポート・搭乗券)
  航空会社指定のユナイテッドラウンジ(8:45~20:45)
 9:40 搭乗口へ
 10:05 東京(成田)発ターキッシュエアラインズ0051便・ビジネスクラス【直行便】
  (フライト時間 約13時間45分) 
   機内食 2回 、映画4本
 18:20 イスタンブール着 時差-6時間
  ・両替 
  ・到着したら「世界そのままギガ」
   着後、バスにてホテル
 20:20 ホテル着
  イスタンブール泊  ホテルエレシン トリカブ
【夕食】 弁当
 22:30 就寝
2日目 11/24(金) 曇り時々晴れ
 5:30 起床
 6:15 モーニングール
  アザーン(祈りの声)1日5回
 7:00 荷物回収
 7:00 朝食 ホテルバイキング
 8:00 集合・ホテル発、バスにてチャナッカレへ(320Km、約4時間30分)
  トイレ休憩2回
 12:30 2022年に完成した世界最長のつり橋「チャナッカレ大橋」を渡る
 12:45 昼食 レストラン
 13:00 木馬伝説の都【世界遺産1】◎トロイ遺跡観光
 16:00 チャナッカレ市内観光(1時間)
  ○歴史スペクタクル映画「トロイ」で使われた木馬
  ○時計台、○ジュムフリエット広場)
 17:30 ホテル着
 18:55 【夕食】 ホテル コース料理
   滞在先 チャナッカレ泊 ダブルツリー バイヒルトン チャナッカレ 
3日目 11/25(土) 曇り時々晴れ、一時雷雨
 6:00 起床
 7:00 モーニングコール
 7:00 朝食 バイキング
 8:15 荷物回収
 8:45 集合・ホテル発、ベルガマへ(230km、約4時間 )
 12:00~1250 昼食 キョフテ(ハンバーグ)
 13:20~14:00 ベルガマ観光(◎アクロポリス)
  ロープウェイ 7分 930m
 14:30   ベルガマ観光(◎アスクレピオン)豪雨、雷、霰のため入場するも中止
  観光後、イズミールへ(110Km、約1時間30分)
 16:30 ホテル着
 18:30 【夕食】 ホテル コース料理
   ウィンダム・イズミール・オズデイレク デラックスクラス
4日目 11/26(日) 曇り時々晴れまたは雨
 6:30 起床
 6:45 モーニングコール
 7:00 朝食 バイキング 
 7:45 荷物回収
 8:15 集合・ホテル発、エフェソスへ(80Km、約1時間30分)
 9:45 古代世界の七不思議1 アルテミス神殿跡
 10:00 革製品専門店(1時間)
 11:00 【世界遺産3】エフェソス遺跡(1時間30分)
 12:30~13:15 【昼食】 レストラン
  ボドルムへ、(170Km、約3時間)
 16:15~17:15 ボドルム観光(1時間)
  〇世界の七不思議2 マウソルス廟
  〇ヨットハーバー散策)(30分)
 17:30 ホテル着
 19:00 【夕食】 ホテル ディナー
  滞在先 ボドルム泊  マルマラ
5日目 11/27(月) 晴れ
 6:00 起床
 6:45 モーニングコール
 7:00 朝食 バイキング
 8:00 荷物回収
 8:30 集合・ホテル発、アフロディスィアスへ(190Km、約3時間30分)
 12:30~13:20 昼食 レストラン
 13:30~15:00 【世界遺産4】◎アフロディスィアス遺跡(1時間)
 15:10~1710 【世界遺産5】パムッカレ観光(1時間)
  ◎ヒエラポリス遺跡
  ○石灰棚
 17:30 ホテル着
 19:00 【夕食】 ホテル バイキング
  室内温泉プール
 滞在先 パムッカレ泊 ドーアサーマルヘルス&スパ
6日目 11/28(火) 晴れのち曇り
 5:00 起床
 6:30 朝食 バイキング
 6:45 モーニングコール
 8:00 荷物回収 
 8:30 集合・ホテル発、カウノス・ダルヤンへ(230Km、約4時間)
 12:00~13:00 レストランにて昼食
 13:00~15:30 12人乗りのボートにてカウノス・ダルヤン観光(1時間30分)
  (◎劇場跡、◎ダルヤンの泥風呂 、○岩堀りの墓)
   フェティエへ(70Km、約1時間30分)
 17:00 2006年世界一美しいビーチに選ばれた〇オリュデニズ
 17:30 ホテル着
 19:00 【夕食】 ホテル バイキング
  滞在先フェティエ泊 ガルシア リゾート&スパ
7日目 11/29(水) 晴れ時々曇り夕方一時雨
 6;00 起床
 7:00 モーニングコール
 7:30 朝食 バイキング
 8:00 荷物回収
 9:00 集合・ホテル発、クサントスへ(50Km、約1時間)
 9:40~11:50【世界遺産6】クサントス・レトゥーン観光(2時間)
   ◎クサントス遺跡
   ◎レトゥーン遺跡
 12:00 昼食 レストラン 
 12:30~14:00 サクルケント国立公園、〇サクルケント渓谷
   サクルケント渓谷
  カシュへ(60Km、約1時間30分)
  コバルトブルーの海が見える場所に立ち寄る
 15:30 ホテル着
  カシュ市内観光(○カシュ港散策)
 18:15 夕食はスマイルレストラン 
  滞在先カシュ泊  ヘラホテル
8日目 11/30(木) 晴れ
 6:00 起床
 6:45 モーニングコール
 7:30 朝食 バイキング
 7:45 荷物回収
 8:30 集合・ホテル発、スィメナの港へ(30Km、約40分)
 9:20~10:20 ケコワ遺跡観光
   ◎ボートにのってケコワ遺跡
 11:10~12:00 ◎聖ニコラス教会
 壁画がきれい モザイクタイル
 12:00~12:45 昼食 レストラン
 12:50~13:45 ◎ミュラ遺跡
  アンタルヤへ(150Km、約2時間30分)
 17:00 ホテル着
 18:25 【夕食】 ホテル バイキング
   滞在先アンタルヤ泊 ラマダ・プラザ・アンタルヤ
9日目 12/1(金) 晴れて暖かい
 6:00 起床
 7:00 モーニングコール
   2連泊なので荷物回収なし
 7:00 朝食 バイキング
 8:30 集合・ホテル発
   アンタルヤ近郊観光
 9:30~10:15 ◎ペルゲ遺跡
 10:45~11:15 ◎アスペンドス遺跡
 11:45~12:30 ◎スィデ遺跡
 12:40~13:40 昼食 中華レストラン
   アンタルヤ市内観光(1時間30分)
 15:00~16:15◎アンタルヤ考古学博物館
 16:30~17:00○カレイチ散策
    17:00 ホテル着
 19:00 【夕食】 ホテル バイキング
  滞在先 アンタルヤ泊 ラマダ・プラザ・アンタルヤ
10日目 12/2(土) 晴れ 内陸に向かうので昨日より寒くなる
 5:30 起床
 6:15 モーニングコール
 7:00 朝食 バイキング
 7:30 荷物回収
 8:00 集合・ホテル発、コンヤへ(325Km、約5時間)
   バスのビデオで無形文化遺産の旋回舞踊「セマー」鑑賞
 12:10~13:00 昼食 レストラン
 13:10~14:10 コンヤ観光
  ◎メブラーナ博物館
  カッパドキアへ(230km、約3時間)
 15:30~16:00 スルタンハンのキャラバンサライ(隊商宿跡)に立ち寄る
 17:30 ホテル着
 18:45 【夕食】 ホテル
   滞在先 カッパドキア泊 エムディーシー
11日目 12/3(日) 晴天
 5:00 起床
 5:30 モーニングコール
 6:10 集合・気球会社のワゴン車で出発
 8:10 2度の待機の後、気球飛行中止が決定。
  カッパドキア バルーンツアー
 8:30 ホテルに戻る
 8:50 朝食 バイキング
 9:30 バスにて【世界遺産7】カッパドキア観光(5時間)に出発
  ○三姉妹の岩
  ○ハトの谷
  ○ウチヒサール
  ○ギョレメ展望台
  ◎洞窟民家(チャイのサービス付き)
  ヘレケの☆絨毯専門店(約90分)
 12:00~13:00 昼食 レストラン
  ○デヴレント(ラクダ岩)
  ◎パシャバー
 14:30~15:00 陶器専門店(約30分)
 15:10~16:15 ◎ギョレメ屋外博物館(暗闇の教会含む)
 16:30 ホテル着
 18:30 【夕食】 ホテル ディナー
   【オプショナルツアー】
 19:45 ホテル出発 ミニバン
 20:15~22:15 カッパドキアのベリーダンスショー(1ドリンク付き/添乗員同行)
   お一人様 9,000円
 22:30 ホテル帰着
 滞在先 カッパドキア泊 エムディーシー デラックスクラス
12日目 12/4(月) 晴れ イスタンブルは雨
 6:00 起床
 6:45 モーニングコール
 7:00 朝食 バイキング
 8:00 荷物回収
 8:30~9:40 集合・4WDサファリ
   バルーンの運行が2日とも中止のため
  バスに乗り換えてカッパドキア観光(1時間30分)
 10:00~10:50 ◎カイマクル地下都市
 11:50~12:10 トルコ石専門店
 12:30~13:05 昼食 レストラン
  カイセリ空港へ(70Km、約1時間)
 14:20 全ての荷物をX線検査→トランク預け搭乗券→搭乗手続き・X線検査→ラウンジ
 16:05 搭乗
 16:35 カイセリ発空路、ビジネスクラスにてイスタンブールへ。(1時間40分)
    軽食
 18:35 イスタンブール着
    バスにて移動
 20:00 夕食 レストラン円味 寿し
 21:30 ホテル着
  滞在先 イスタンブール泊 ザ リッツカールトン
13日目 12/5(火) 曇りのち小雨
 6:00 起床
 7:15 モーニングコール
 7:30 朝食 バイキング
 9:00 集合・ホテル発
      イスタンブールを2日間に分けて観光
  【世界遺産8】イスタンブール旧市街観光(7時間)
 ◎ブルーモスク
 ◎アヤ・ソフィア
 ○グランドバザール
  市内電車に乗って
 13;00~14:00昼食 レストラン ドルネケバブ
  徒歩にて
 ○エジプシャンバザール
  バスに乗って
 ◎ドルマバフチェ宮殿)
  バスに乗って
 17:00~18:00 ボスポラス海峡クルーズ
  歩いて
 18:10~19:10 【夕食】ガラタ橋の下のレストラン
  バスに乗って
 19:30 ホテル
 滞在先イスタンブール泊 ザ リッツカールトン
13日目 12/5(火) 曇りのち小雨
 6:00 起床
 7:15 モーニングコール
 7:30 朝食 バイキング
 9:00 集合・ホテル発
      イスタンブールを2日間に分けて観光
  【世界遺産8】イスタンブール旧市街観光(7時間)
 ◎ブルーモスク
 ◎アヤ・ソフィア
 ○グランドバザール
  市内電車に乗って
 13;00~14:00昼食 レストラン ドルネケバブ
  徒歩にて
 ○エジプシャンバザール
  バスに乗って
 ◎ドルマバフチェ宮殿)
  バスに乗って
 17:00~18:00 ボスポラス海峡クルーズ
  歩いて
 18:10~19:10 【夕食】ガラタ橋の下のレストラン
  バスに乗って
 19:30 ホテル
 滞在先イスタンブール泊 ザ リッツカールトン
14日目 12/6(水) 曇り
 5:30 起床
 6:15 モーニングコール
 6:30 朝食 バイキング
 7:30 荷物回収
 8:00 集合・ホテル発
    イスタンブール新市街観光(4時間)
   ◎トプカプ宮殿(ハレム・宝物館含む)火曜日定休日
 11:00 軽食 レストラン
    バスにて空港へ
 12:00 イスタンブル空港
 12:50~13:50 ラウンジ
   電動カートでゲートへ
 15:20 イスタンブール発ターキッシュエアラインズ・ビジネスクラス【直行便】
     (11時間10分)
      機内食2回 朝は寝ていて食べず
    滞在先 機中泊
15日目 12/7(木) 晴れ
 8:30 東京(成田)着
   入国審査、トランクを受け取り、税関を通る
   荷物を宅急便で送る
 成田空港09:07 スカイライナー6号 51分 10:02 京成上野
   昼食  天ぷらそば
 上野 11:30 はくたか561号 167分 14:17金沢

 クリスタルハート<ターキッシュエアラインズビジネスクラス往復直行便利用(成田⇔イスタンブール間)>トルコ大周遊15日間
www.hankyu-travel.com/tour/detail_i.php?p_hei=10&p_course_id=LE203NC
 トルコのの治安
www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_052.html#ad-image-0
 トルコリラ/円の為替レートの推移
ecodb.net/exchange/try_jpy.html
 トルコの文化の特徴や日本との違いは?宗教・食・生活・芸術など
turkish.jp/turkey/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%81%AE%E6%96%87%E5%8C%96/
 トルコの気候
www.arukikata.co.jp/web/article/item/3003032/

こだわりポイント
 ・15日間ゆとりの行程でトルコを大周遊!
    8つの世界遺産に加え地中海の素晴らしい南トルコへ
 ・お体に優しいゆとりの行程!
  2~11日目はホテル発を8~9時、到着を17~18時を基本
 ・2人様で3席ご利用「デラックスVIPバス(トイレ付)」
人気の観光地へご案内
・青い海も街歩きも楽しめる地中海リゾート「アンタルヤ」
 トルコ南部に位置する地中海沿岸にあるアンタルヤは、南部屈指の観光地
 この地域はなんと年間300日も太陽の恵みを受ける
 美しい海と旧市街が共存する温暖なリゾート地として、ヨーロッパを中心に人気高い
 ・カッパドキア・パムッカレにてバルーンツアー
   早朝しか見られないカッパドキアの絶景を気球の上から
 ・<11・12日目>カッパドキアをたっぷり観光!
 トルコ中央部に広がるカッパドキア。度重なる火山の噴火と長い間の風雨の浸食によって出来た奇岩群が不思議な光景。有名な「3姉妹の岩」をはじめ、ラクダやキノコの形をした岩。その不思議な地形から世界遺産に認定。キリスト教徒の隠れ家として岩を削って内部に住むようになったのを発端に、削りやすい岩質を利用して岩石を削った洞窟や教会、修道院など興味深い文化。また、迫害を逃れてるための巨大な地下都市「カイマクル地下都市」、36存在。地下都市は全く光が入らない為非常に保存状態がよく、絵や文字までもしっかり残る。キリスト教徒が描いた目の覚めるような色とりどりのフレスコ画は芸術性が高く、4~13世紀に渡って描かれてたキリストの生涯や聖書の逸話、さらには竜退治の物語など。
 ・<13・14日目>イスタンブールを2日間に分けてたっぷりご案内!
イスタンブールはトルコ最大の都市であり、世界で唯一ヨーロッパとアジアに跨っている街、東西文化の架け橋。その特異性から、西洋と東洋が混ざった独特な雰囲気がある都市。ボスポラス海峡を望む小高い丘に建つトプカプ宮殿は、様々な君主が様々な時代の建築様式に従い増築が重ねられ、複雑な構造。約4000人もの従者が暮らしていたとされ、宮殿自体が一つの町。7年の歳月をかけて造られた世界的に有名な礼拝堂、スルタンアフメット・ジャーミィは、内部の青いタイルの美しさから『ブルーモスク』の愛称。直径27.5メートルもの大ドームを中心にして4つの中ドームと30の小ドームから成り立ち、外観は大理石とタイルで装飾。同じ建物だとは思えないほど繊細な装飾が施されている内部は見る者を圧倒。
 ・トルコが誇る世界遺産
<5日目:パムッカレ>
 石灰岩と温泉により、純白の棚田のような不思議な景観で知られる世界遺産パムッカレ。この地は、2世紀頃、ヒエラポリスというローマ帝国の都市が存在していた。パムッカレの地名は、かつて良質の綿花の一大生産地でもあることからトルコ語で「綿の宮殿」。パムッカレの石灰華段丘の一番上には、ローマ帝国の温泉保養地として栄え、ローマ浴場やローマ劇場などがあったヒエラポリス遺跡。石灰岩を浸透した弱酸性の雨水が炭酸カルシウムを溶かした地下水となり、地熱で温められ地表に湧き出た温泉となり、その温水の中に溶けていた石灰が沈殿し、純白の棚田のような景観。
 ・ギリシャ神話と伝説が蘇えった町 トロイ
 トロイは、ギリシャ神話と伝説が蘇えった町といわれており、遺跡の入り口には内部に潜んだ兵士が奇襲をしかけた逸話で有名なトロイの木馬が再現。

トルコグルメ
 ケバブ
 サバサンド バゲットにサバと野菜をサンドして、塩とレモンをかけて食る
 マントウ 挽肉などを包んで茹でたトルコ式水餃子。ヨーグルトソースをかけて食べる
 ピデ トルコ版のピザのようなパン。中身はもっちり、外はパリっとしているのが特徴。
 トルコアイス 練って伸ばしてを繰り返したお餅のようなトルコのアイス。
 塩ヨーグルト トルコの甘くない飲むヨーグルト。
 トルココーヒー 極細挽きにしたコーヒー豆を水から煮立て、上澄みだけを飲む

おすすめポイント
 ●15日間ゆとりの行程でトルコを大周遊!
  8つの世界遺産に加え、  地中海の眺めが素晴らしい南トルコも4日間かけて周遊
 ●お体に優しいゆとりの行程!
  2~11日目はホテル出発を8~9時、到着を17~18時を基本
  (11日目バルーン乗車時を除く)
 ●デラックスVIPバス移動(トイレ付・横2席・1席のゆとりの配列)
  お二人で3席利用
 ●デラックスクラスホテルに2連泊×3回!
  行程の後半10泊目・11泊目のカッパドキアでは洞窟ホテル、
  12泊目・13泊目のイスタンブールではザ・リッツカールトン海側の部屋指定
  ◆経験豊かな添乗員同行
(注1)トロイの木馬、メヴラーナ博物館の外観は現在修復中のためご覧いただけない(再開時期未定)。
(注2)10・11泊目カッパドキアの洞窟ホテルとは、建物の全体又は一部について奇岩を利用して造られたホテルの為、お部屋の広さ、趣等に差が生じたり、内装が改装されたモダンなお部屋になる場合もある。
(注3)11日目のバルーンツアーは天候不良によるバルーンの運航が中止の場合は、翌日12日目の代替日をご用意。万が一12日目が運航中止となった場合、代替観光として4WD奇岩群サファリに。
(注4)13~14日目の観光は現地事情により、行程が入れ替わる場合がある。
【海外ツアー注意事項】
●修道院の観光の際は肌を露出した服装はご遠慮ください。
●各都市のほとんどの商店は、日曜及び祝祭日において閉店。

 

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