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能登半島てくてく旅

1976年07月25日(日)


能登半島の旅計画1976年7月18~25日
 学生最後の年、何かこの時代にしかできない旅しようと思い立ち、能登半島を自分の家から歩く計画を立てる。
7月18日
自宅6:00-内灘料金所(掘り割り)6:52
 目指す北の方は暗い空が広がっている。青空を連れて行きたいものだ。それほど熱くもなく順調なペースである。
内灘料金所7:00-西荒屋7:30-宇ノ気町7:45
 有料道路の左側に沿って続く自転車道を歩く。内灘料金所少し手前から始まっているようだ。少し薄日が差している。休んでいると、風が気持ちいい。
宇ノ気町7:50-七塚町8:06-白尾海水浴場8:20
 自転車道で誰一人として会わない。天気が少し悪いせいだろうか。白尾海水浴場は磯の臭いがする。海水浴場というより浜茶屋のある浜辺といったところである。
白尾8;30-高松町9:22-高松出口500m9:30
 疲れが出てきて、足が痛くなり、荷物を下ろすとグッと楽になる。
高松出口500m9:40-海水浴場10:10-高松サービスパーク10:30-押水10:50
-大海川11:02-前田川11:13-宝達川12:00-相見川12:18-今浜12:40
 少々ばて気味で休みが多くなる。休んで10分するとまた疲れてしまう。
千里浜-羽咋市13:50-千里浜I.C14:30-千里浜レストハウス15:00-羽咋川15:20
 今浜から渚ドライブウェーに入る。かなりの賑わいである。肩が痛み、荷物を下ろすと非常に楽になる。千里浜まで来たので、後もう少しだと錯覚し、少し水の中にはいる。これが後から響いてくる。だんだん喉が渇き、よく飲むようになる。
千里浜休暇村-気多大社入口16:30-本成寺17:30
 小雨が降ってきた。急ごうとするが、なかなか足が動かなくなってきた。健民サイクリングコースはよかった。昔の電車道。砂がたまったところもない。気多大社入口を過ぎる頃より大きな石が海岸にごろごろあり妙な感じである。
本成寺Y.H
 部屋数が多く、混雑時には凄い人になるのだろうが、今日は4人、静かなものである。雑談に花が咲き、食事もよくお腹いっぱい。しかし、朝の掃除、それに座禅がきつかった。

7月19日
柴垣-10:15巌門11:15-富来12:30-14:30中浜14:45-竜護寺YH
 朝激しく雨が降り、歩けなくなると思われたが、次第に小降りになる。修学旅行とは、また異なる巌門である。巌門から続く道から見下ろす海岸美は素晴らしいものである。
巌門1 巌門2

 午後、小雨は相変わらず。ポンチョはいいね。歩いているとアキレス腱が痛くなってきた。
7月20日
酒見-鹿頭-関ノ鼻12:40-剱地11:15-赤神14:00-池田14:30-黒島15:30-総持寺
 ユースに泊まった仲間たちと関ノ鼻へ向かう。始めはかなわないが、1時間も歩けば僕のペースである。関ノ鼻は綺麗なところである。松本清張の舞台になってから、人が賑わうようになったとか。雨のためか崖が崩れ、道路の半分ぐらいまでアスファルト1枚の感じ。車通行止めで剱地まで歩き、みんなと別れる。又一人歩き。面白いことに気づいた。地図が違う。南黒島と黒島が逆になっている。暑い日である。総持寺にたどり着く。どっしりした風格のあるお寺だ。覚皇院YHに泊まる。
総持寺

7月21日
YH7:10-本市7:30-浦上8:00-10:30皆月11:00-上大沢13:00-大沢13:50-
瀬ヶ崎14:45-下山15:08-細田15:44-鵜入16:15-小池口16:50-輪島
 浦上から皆月までの遠いこと。坂道を登り切ると、また次の坂道が見える。一人歩きに一番つらいところである。誰にも会わず、ただ黙々と歩く。また、これがいいのかも。
荒磯遊歩道

 皆月から上大沢までの荒磯遊歩道。能登一番の素晴らしきところ。天気もいいし、気持ちがいい。海の水は綺麗だし、岩肌、緑の木々もベストマッチ。久しぶりに海岸美を味わう。三陸、青海島もよかったが、遊歩道を2時間も楽しめるのはここだけだろう。いつまでも、このまま残して欲しいものだ。交通の便をよくすると、ここも又、ゴミの山になってしまう。
荒磯遊歩道1 荒磯遊歩道2 荒磯遊歩道3 荒磯遊歩道4 荒磯遊歩道5 荒磯遊歩道6 荒磯遊歩道7 荒磯遊歩道8

 輪島長楽寺ユース。大きなユース。設備もいいし、なかなかのところだ。
7月22日
輪島8:20塚田8:30-稲舟8:57-高州山口9:56-大谷内10:29-鷲岳10:45-納見11:18-白米11:40-名舟12:17-里町13:00-白崎14:00-曽々木
 輪島を出て暫くすると、漆器の店並んでいて、その中では、各工程を実演していた。昼頃には、千枚田が続く海岸線を通る。日本は、海すぐ山の地形が多い。仕事も不便だろうし、機械化も困難だろう。
千枚田 

 曽々木の町には早く着いたので、ユースで自転車を借りて時国家へ向かう。15分くらいで着いた。ユースの前の海水浴場では大勢の人が泳いでいた。夜には、御陣乗太鼓を近くの神社へ見に行った。曽々木梶山YHに泊まる。
曽々木

7月23日
曽々木8:10-乗水8:25-真浦8:37-仁江10:00-清水10:20-鞍崎11:05-大谷12:05-赤神12:15-大崎12:40-笹渡口13:10-小浦出13:38-高屋新保13:55-禄剛崎
 今日は禄剛まで「歩いて 能登半島」と思い立ち、成し遂げる日。朝から浮き浮き。
岬自然歩道は高屋新保から始まる。荒磯には一段落ちるが、それでも海岸美はトップクラス。やっと、燈台だ。能登半島、6日間、ついに完。禄剛崎YHに泊まる。
岬自然歩道 岬自然歩道1 岬自然歩道2 岬自然歩道3 岬自然歩道4 岬自然歩道5 岬自然歩道6 岬自然歩道7 禄剛崎燈台

7月24日
能登かつら崎YHに泊まる。
7月25日
蛸島から電車で金沢へ。

追記
ほとんどのユースホステルは今では姿を消してしまった。

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