金沢市の医療・介護施策について
2016年10月18日(火)
第3回 地元若手研究者との役員勉強会
講師:石田道彦氏(金沢大学人間社会学域法学類教授)
社会保障法を担当 医療、年金、生保
日時:10月18日(火)午後7時30分~
場所:保険医協会 会議室
参考に
第1回 棟居徳子氏(金沢大学人間社会研究域法学系准教授)
kojima-dental-office.net/blog/20141104-4592#more-4592
第2回 曽我千春氏(金沢星稜大学経済学部教授)
kojima-dental-office.net/blog/20151124-4589
メモ
1.長寿安心プラン2015
①地域包括ケアシステム推進基本構想との関係
②介護保険法改正の影響(2014年6月)
・介護予防給付(要支援1・2)→総合事業(保険給付から外す)
訪問介護 →訪問サービス
通所介護 →通所サービス
2.在宅医療の推進
①介護保険法に基づく地域支援事業(2015年4月)
②計画間の調整(健康増進計画と医療費適正化計画)
・在宅医療と医療計画
・二次医療圏と市の施策
・地域医療構想
③在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループの設置
2016年8月の医療計画の見直しを受けて
3.診療報酬と医療保険
①診療報酬が保険医療の質や量をコントロール
・給付範囲の設定
・医療給付費の総額管理
・医療分野・機関への資源配分
・診療内容や医療機関への政策誘導
*疑問点(損害賠償事件の裁判例)
診療債務(医師の注意義務)は
制約を受けた保険診療を超えたところまで求めている
②支払い方法が変化 出来高払い方式から包括払い方式へ
・支払い方法や算定要件などが変化すると、医療機関の診療内容も変化する
・出来高払い方式の下での医療機関は
診療内容の向上が診療報酬の増加となる
「生活者」と「代理人」の間に矛盾が生じない
・包括払い方式の下での医療機関
医師の裁量が縮小
医師が意に沿わない判断を迫られる
「生活者」の立場の比重が増える
参考に 医療機関に内在するモード
・医業によって生計を立てる「生活者」の立場
・利他的に対応する患者の「代理人」としての立場
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