認知症の人と人権~当事者主権の認知症~
2016年03月08日(火)
<社会保障ゼミナール>
日時 2016年3月8日(火)19時30分~21時頃
場所 保険医協会会議室
報告者 西川忠之先生「認知症を生きる人からみた地域包括ケア」
大川義弘先生「認知症になった私が伝えたいこと(書籍より)」
アドバイザー 井上英夫先生(金沢大学名誉教授)
※西川先生と大川先生の報告 各20分~30分ほど
※質疑応答、ディスカッション
メモ
1.本人の主権
①自己決定がなされているか
本人がいるのに介護者としか話さない
認知症の人と話しても仕方がない
②行動、思考を周りからではなく本人の視点から考える
三人称 → 一人称
徘徊 → 外出行動(家へ帰る、買い物に行く、思い出の場所を訪ねる)
問題行動 →介護環境への適応行動
*2つのことに受け入れられない人には、
コミュニケーションや思考時にBGMは騒音
③「およねさんが呆けた」と「呆けたおよねさん」
人間性の一部として「ぼけ」を捉えているか
「がんのおよねさん」や「水虫のおよねさん」とは呼ばない
「障害者の・・・」と「障害のある人の・・・」
④家族の主権
2.どう向き合うのか
①固有のニーズを満たすケアをする
レッテルを貼らない、決めつけない
②医療と福祉の視点
原因はどうあれ生活のニーズと向き合う
とは言っても専門家としての対応も
③本人ニーズをくみ取れない(家族からのニーズ)時
④自傷、他傷の場合
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