励もう会in奈良
2023年09月25日(月)
2023.9.21.~24.
大学時代の友人が集う年1回の夫婦同伴旅行会が今年は奈良。幹事河野君の緻密な下調べと素晴らしい計画。法隆寺をボランティアガイドによる解説付きで見て回った、阿部文字院では僧侶の解説付きで文殊菩薩をお参りし、祈祷してもらう、長谷寺でも国宝本堂の中を特別拝観し、十一面観世音菩薩さまのお御足に直接触れてお参り、そして「奈良ホテル時間」を過ごした。何よりみんな元気で会うことができた。
ちょっとその前に、京都に立ち寄る。
奈良と飛鳥の旅 2014年10月11~13日
kojima-dental-office.net/blog/20141013-5384#more-5384
大学時代の奈良の旅 1974年11月03日(日)
kojima-dental-office.net/blog/19741103-3008#more-3008
大学時代の京都の旅 1971年10月31日(日)
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9/21(木)曇り時々雨
朝、金沢駅で高菜のおにぎりとコロッケ、ヨーグルト、お茶を買い、サンダーバードに乗って京都へ。コインロッカーに荷物を預けて、市内バスで銀閣寺へ。平日だが観光客が多く、乗り降りに時間もかかり、車の渋滞も激しく、1時間以上もかかる。230円、Suicaが使えた。予定通りには行かず、30分以上オーバー。バスの中で一時豪雨だったが、降りたら止んでいた。その代わりに蒸し暑く、汗だく。
憧れの哲学の道を北から南へ歩き始める。道を逸れて銀閣寺へ立ち寄る。大学時代に訪れた時に、こんな砂の山があったかな、枯山水「Zen garden」を思い出せない。建物の佇まいや庭園に日本人の感性が宿る。静寂に心が洗われる。
川沿いの道を何も考えずにひたすら歩く。ここまで来ると人影もまばら、時々欧米の方々とすれ違う。よく調べて来ている。雑踏を離れても思索ではなく無の境地。暑い中1時間歩く。木槿(ムクゲ)・芙蓉(フヨウ)が咲いている。草刈りをしているのか、川面に次々と草の穂先や葉っぱが流れてくる。道沿いには、芸術家を思い起こさせる面白い建物や食べ物屋さん、お土産屋さんが所々に見られる。崖が迫る細い道を夜歩くには度胸がいる。
哲学の道 西田幾太郎
www.cyber-world.jp.net/nishida-kitaro/
福岡伸一、西田哲学を読む
kojima-dental-office.net/blog/20180814-10323#more-10323
銀閣寺 臨済宗
www.shokoku-ji.jp/ginkakuji/
枯山水
fumakilla.jp/foryourlife/436/
ネットで調べた「日の出うどん」を探す。玄関先で座って待つこと20分。店内は冷房が効いていて生き返る、ホッと一息。それでも暑い国から来た人たちは長袖を着込んでいた。あげきざみ、牛肉、ねぎのカレーうどん、中辛を注文。美味い、完食。外に大勢が座って待っていた。
疲れもとれたので、永観堂へ。素晴らしいお寺、広い。ここにも枯山水。時間節約のため、タクシーにて京都駅に戻る。快速にて宇治駅へ向かう。
日の出うどん 075-751-9251 カレーうどん
www.mapple.net/spot/26000521/
永観堂 浄土宗
www.eikando.or.jp/
マンガで悟る 日本の仏教&開祖たち
kojima-dental-office.net/blog/20060123-1255#more-1255
宇治駅から歩いて平等院へ。10円玉にもデザインされている「鳳凰堂」は、約1000年一度も燃えていない。すごいね。多くの寺院や仏像は何度も火災や戦争の被害を受けている。宝池の水面に写る「鳳凰堂」もいいね。内部拝観は10分の解説だが、暑くて倒れそう。阿弥陀如来座像と雲中供養菩薩像は素晴らしい。国宝なので柱や壁に触れることを禁止され、背中やリュックでもたれ掛からないように、靴を履く時もよろけないように踏ん張らなくてはならない。「三星園 上林三入本店」にて一服。その商標の三星紋が茶畑の地図記号の由来となっていると伝えられている。ひきたての純正宇治茶を堪能。日本三古橋の「宇治橋」の傍らにある紫式部の像で1枚。来年の大河。宇治駅から奈良駅に向かう。9年ぶり。
平等院鳳凰堂 17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ね、現在は特定の宗派に属していない
www.byodoin.or.jp/
「三星園 上林三入本店」 0774-21-2636
www.ujicha-kanbayashi.co.jp/pc/contents16.html
今宵のお宿は、奈良駅前の「野乃」。大きな露天風呂が気持ちよい。一休みして、10分ほど歩いて四季菜料理「利光」へ。いい仕事している。どれもこれも美味い。店主の博識に驚く、楽しい。何々時代は首都から名付ける。なぜ奈良時代は首都が平城京なのか。今でも奈良市の難読地名に平城山(ならやま)があり、奈良県奈良市と京都府木津川市の県境を東西に延びる丘陵を平城山丘陵(ならやまきゅうりょう)と呼ぶ。帰る頃、雷雨のためタクシーを呼んでもらうと、考えることは皆同じで大混乱、30分ほどしてタクシーが来た時には止んでいた。
風 九品 6050円
先付 キノコとウニ
前菜
吸物
造り 四種盛り 青ずいき
煮物
焼き物
揚げ物
御飯・香の物・汁
デザート 杏仁とうふ
御宿 野乃 共立リゾート
www.hotespa.net/dormyinn/nono/
利光 (りこう) 0742-24-7121
www.wasyoku-rikou.com/
奈良県には、読み方の難しい地名
tkynarakenjinkai.jimdofree.com/%E5%A5%88%E8%89%AF%E9%9D%A2%E7%99%BD%E7%9F%A5%E8%AD%98/%E5%A5%88%E8%89%AF%E7%9C%8C%E3%81%AE%E9%9B%A3%E8%AA%AD%E5%9C%B0%E5%90%8D-%E5%80%8B%E6%80%A7%E7%9A%84%E3%81%AA%E8%AA%AD%E3%81%BF%E6%96%B9%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D/
9/22(金)曇り時々晴れ、一時雨
のんびり起きて、散策。近鉄奈良駅近くのドトールで朝食。集合場所や最後の日の昼食の店、商店街の位置関係を下見。ホテルに戻り、ゆったりと露天風呂に入る。
近鉄奈良駅に集合し、貸し切りバスにて法隆寺へ移動。みんなの元気な顔に一安心。先ずは、弁慶にて五重塔を見ながらホタテ釜飯。少しずつ近況報告。飛鳥時代にタイムスリップ。南大門でボランテイアガイドさんと待ち合わせ。通常3時間以上かかるところを1時間半でお願いする。詳しい解説を記憶の範囲内で。この南大門は元々中門前の石段の所にあったが、1435年に学侶と堂方と言う二大勢力の内部抗争により焼失し、1438年に現在地に移された。ここから続く石畳は最近(50年ほど前に)整備されたもの。中門の柱には、石の台座付近に修理した痕が見られる、雨水の影響と思われる。中門の仁王像は本来は塑造だった。阿形像は塑造だが、奈良時代末期頃に大幅に造り替えられている。吽形像は16世紀の修理で大部分が木造に替わっているが、木造に替わっていない部分(頭部、右手、背部、腰)に当初の形が残っている。五重塔は、7世紀末に聖徳太子によって再建されたと考えられている日本に現存する最古の塔。心柱の直下に仏舎利を収めた容器が安置されている。心柱は5層の頂部で水平に支持・吊り下げ、宙に浮いている、1~4層とは間隙がある。地震国日本にあって、1300年以上、全国の500ヶ所以上の五重塔や三重塔が地震で倒れた事例はない。1層の4面にお釈迦様の生涯を表した場面。北面は涅槃像、取り巻く弟子の表情。南面は、お釈迦様の弟子、須弥山で修行中の弥勒菩薩像、お釈迦様が入滅後の56億7千万年後に如来となる。西面は分舎利仏土、8カ国に分骨する瞬間。東面は維摩詰像、訪問に来た文殊菩薩と仏道を議論、それを聞くお釈迦様の弟子。正岡子規の句碑「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」。法隆寺を出る頃、急に雨が降ってきたが、しばらくすると止んだ。
法隆寺門前 弁慶
kdjy202.gorp.jp/
法隆寺 聖徳宗
www.horyuji.or.jp/garan/
清水寺も法隆寺も「マイナー仏教教団」
president.jp/articles/-/52214?page=2
法隆寺 ボランティアガイド
horyuji-ikaruga-nara.or.jp/guide/guide.php?pid=1459327297
仏の階層
www.city.funabashi.lg.jp/gakkou/0002/ooana-j/0003/p078689_d/fil/bijutsu20414.pdf
次に、阿部文殊院へ向かう。五台閣にて僧侶から流ちょうな説明を受け、本堂で快慶作の獅子に乗る文殊菩薩をお参りし、玄関魔除札(結界札)を購入。後から付いてくる変な物を家に持ち込まないために玄関頭上に貼る。金閣浮御堂を7まいり。コスモスが綺麗。平安時代の陰陽師・安倍晴明が天文観測をしたと伝わる展望台がある。
阿部文殊院
www.abemonjuin.or.jp/
ホテルに到着し、のんびり露天風呂に入り、夕食は和会席。楽しい楽しい。話が弾む。
ホテル「THE KASHIHARA」
www.daiwaresort.jp/kashihara/index.html
9/23(土・祝)晴れ
早朝霧雨、朝食を済ませ、貸し切りバスにて長谷寺へ向かう。歩く距離が短い駐車場は、細い片側通行の山道をぐるりと抜けたところにあった。階段途中の仁王門からスタートし、灯籠を吊るした登廊の399段を登り切る。ご縁を結ぶための「五色線」を左手に、国宝本堂の中を特別拝観。腰をかがめて中に入り、10mを超える観音さまのお御足に直接触れてお参り。10メートルを越える十一面観世音菩薩を見上げる。すごい。五重塔もいいね。
長谷寺 真言宗 特別拝観
www.hasedera.or.jp/free/?id=518
鎌倉・長谷寺
奈良で2体の観音像が造られ、海に流された1体が三浦半島に流れ着き、建立
kojima-dental-office.net/blog/20161117-5962#more-5962
お昼は、大神神社の二ノ鳥居前の「そうめん処 森正」で長そうめん。薄味。「ふし」をお土産に。食後に、参拝。窓枠に施された朱色のアクセントカラーの天理教建物群を眺めて、東大寺へ向かう。車が増えてきた、大渋滞。
大神神社(三輪神社) 「大神」と書いて「おおみわ」と読む
oomiwa.or.jp/
そうめん処 森正
www.morishomiwa.net/
天理教おやさとやかた
tabiken.net/tenrikyo-oyasatoyakata/
奈良公園に近づくと人が多くなってきた。東大寺は大混雑、修学旅行や外国人。青空が広がってきた。南大門の仁王像に圧倒される。鎌倉時代初頭の1203年に運慶や快慶たちによって69日間で造られた。大仏殿の中は密集。大仏の迫力がすごい。二月堂からの眺めもいいね。南大門前の「森」にて奈良漬けきざみをお土産に。大学時代と前回を合わせて3回目。美味い。コストパフォーマンスもいい。うり、きゅうり、セロリも追加。歩いて奈良ホテルへ。
東大寺
www.todaiji.or.jp/
森奈良漬店
www.naraduke.co.jp/
一度は泊まってみたかった奈良ホテルは、明治42年に建築家の辰野金吾により設計され、格調高い。折上格天井が素晴らしい。赤絨毯もいいね。明治の趣漂う本館ロビー「桜の間」でゆっくりと流れる「奈良ホテル時間」を過ごし、窓から高原の木々を眺めながら部屋でのんびり寛ぐ。夕食はフレンチ。
奈良ホテル
www.narahotel.co.jp/
9/24(日)
朝そろって朝食。茶がゆ。歩いて興福寺へ向かう。五重塔の保存修理が始まっていた。完成は令和13年3月の予定。しばらく見納め。国宝館、中金堂へ。千手観音菩薩、阿修羅像などなど。明治元年(1868年)に出された神仏分離令より、興福寺は大きな打撃を受けた。多くの貴重な仏像が焼かれ、そして国内外に流出した。 ホテルへ戻る。
興福寺 法相宗
www.kohfukuji.com/
神仏分離令と廃仏毀釈
diamond.jp/articles/-/114630
奈良ホテル送迎バスにて近鉄奈良駅へ。ビストロ・スクワールに荷物を預けて商店街を散策。またまたみんなお土産が増えていた。お昼は9年ぶりの予約していたビストロ・スクワール。女性グループで満席。後から来られた人は断られていた。どれもこれも美味しい。話は尽きないが、また来年を約束。毎日1万5千歩の旅でふくらはぎがパンパン。奈良駅に向かう途中に、「今西本店」で昔ながらの酒粕だけを使ってつくった「純正奈良漬」きゅうりもお土産に。黒く、味が濃い。電車を乗り継ぎ無事帰宅。
ビストロ・スクワール
tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000446/
日程表
9/21(木)
金沢08:05発 JR北陸本線 特急サンダーバード10号 大阪行10:11着 京都
京都駅 市バス 銀閣寺前
永観堂 タクシー 京都駅
京都 8番線 14:37 快速 14:53 宇治 30分おきに快速 16分
宇治 16:54 快速 17:21 奈良 30分おきに快速 27分
6:20 利光
9/22(金)
7:30 朝食
11:00 近鉄奈良駅に集合
大和高原交通 小型貸し切りバス
11:50 昼食(法隆寺門前 弁慶)
13:00~15:00 法隆寺参拝 ボランティアガイド
16:00~17:00 阿部文殊院
17:15 ホテル「THE KASHIHARA」
夕食はホテル内で和会席料理
9/23(土・祝)
7:30 朝食
9:00 ホテル出発
9:30~11:30 長谷寺 特別拝観
11:50~13:00 そうめん処 森正
13:00~14:00 天理教おやさとやかた
14:00~16:00 東大寺・大仏殿
16:15 奈良ホテル
夕食はホテル内にてフレンチ
9/24(日)
7:00 朝食
8:30 ホテル出発
9:00~10:20 興福寺
10:50 奈良ホテル送迎バスにて近鉄奈良駅
商店街を散策
12:00~1:30 ビストロ・スクワール
奈良 14:37 快速 15:21京都 毎時7分と37分発
京都 15:40発 サンダーバード29号 17:55着(135分) 金沢
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