のぼるくんの世界

のぼる君の歯科知識

ひと、能登、アート

2025年12月04日(木)


 4日(木)時折、小雪が舞い散る中、石川県立美術館へ。内灘町以北の人は無料だった。令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨 復興支援特別展が、東京所在の美術館・博物館の協力を得て開催されていた。能登への思いがひしひしと感じられる。よくぞここまで集めたものだ。教科書で見るような秘蔵の作品を一挙に見ることができ、感動の連続だった。初めて見る原画も多かった。菱川師宣作の見返り美人図や尾形光琳の風神雷神図屏風。岸田劉生作の麗子微笑や黒田清輝作の湖畔、鳥獣戯画断簡、一休和尚像、雪舟や伊藤若冲、酒井抱一の絵も興味深い。長谷川等伯作の牧馬図屏風は見事、必見の価値あり。高村光雲作の老猿も迫力満点。松田権六作の双魚文漆絵皿も素晴らしい。
 令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨 復興支援特別展
www.ishibi.pref.ishikawa.jp/exhibition/hitonoto/
    石川県立美術館  2025年11月15日(土)~ 2025年12月21日(日)

 東京所在の美術館・博物館が連携し、本事業趣旨に賛同する各館が自ら選んだ、復興を支援する想いを込めた文化財を石川県金沢市内各施設で展示する展覧会です。数百年の時を重ねて大切に守り伝えられてきた文化財の数々は、自然災害が絶え間なく襲う日本において、時に人々の安らぎの心を求める強い祈りが込められて造られてきたものです。そうした想いの詰まった文化財を、被災された皆様への励ましのメッセージとすることを目指します。
 作品リスト
www.ishibi.pref.ishikawa.jp/wp-content/upload/2025/11/c78fd3d3fd0a90ed4984bc64e23796be.pdf

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