最後の絵師、勝田深氷
2013年09月07日(土)
d.hatena.ne.jp/umiyamabusi/20130719/1374196626
9/7(土)午後から、石川県立美術館の第2回日展石川会展へ。久しぶりにのんびり芸術の秋。ふと目にした勝田深氷のポスター。度肝を抜く力強いフラメンコに心奪われる。すばらしい個展だった。記念に一筆箋を購入。興奮を辻口博啓氏のパティスリ-&カフェにて癒す。 伊東深水のむすこ、朝丘雪路の弟。
最後の浮世絵師と呼ばれた父、伊東深水と洋画家小糸源太郎を師に画業に精進を重ね、昨年七月に急逝した勝田深氷氏(1937-2012)。水野年方、月岡芳年、さらには歌川国芳へと遡る浮世絵派の系統に連なる画家といえます。また、サンフランシスコと本県珠洲市に活動拠点(勝東庵)を構え、日本文化の橋渡しにも精力を注いできました。
日本絵画の伝統的な技法や精神性を継承した氏の技術、作風そして画業は、現代画壇においては異質です。一芸に達し、それを生業とした意味で「日本画家」というよりは「絵師」という言葉のニュアンスが相応しいのかもしれません。公募展などを中心に中央画壇で活躍する同時代の画家たちと比べ、その存在はあまり知られてはいません。今回の小特集では、現代における氏の画業を、大小約三十点の作品から検証しようとする試みです。
伊東深水
ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E6%B7%B1%E6%B0%B4
石川県立美術館 浮世絵 江戸のくらし
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