名誉院長ブログ のぼるくんの世界

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本の世界

考え方

福岡伸一、西田哲学を読む

2018年08月14日(火)

福岡伸一、西田哲学を読む 生命をめぐる思索の旅
 動的平衡と絶対矛盾の自己同一
著者  池田善昭 西田哲学の継承者
    福岡伸一 分子生物学者
明石書店
2017年7月7日発行
1800円

 「動的平衡」概念の提唱者・福岡伸一氏が、池田善昭氏を指南役に、専門家でも難解な西田哲学を鮮やかに読み解いた1冊。その過程で「生命の定義」にもたどり着く。 続きを読む

地頭力を鍛える

2009年01月01日(木)

地頭力を鍛える問題解決に活かす「フェルミ推定」
細谷 功著
東洋経済新報社
2007年12月20日発行
1600円
 「日本全国に電柱は何本あるか?」
 コピペ族が氾濫し、考える能力がますます退化していく現代において、人材確保のために利用している企業の面接問題である。考える手がかりもほとんど無い状況下で、3分以内に答えを出す。結果の正確さではなく、思考のプロセスを試す問題である。
 また、「フェルミ推定」を使って地頭力を鍛えよう。自分なりに答えを出してページをめくり、答えを読むWhy型の好奇心を持ってこの本にチャレンジしていただきたい。 続きを読む

コメント力

2008年10月27日(月)

コメント力「できる人」はここがちがう
斎藤孝
筑摩書房
1200円
 患者指導に、会議にコメントセンスが毎日問われている。もともと日本人はコメント下手の国民である。アメリカ人のようにジョークを利かすこともなければ、フランス人のように人と変わったことを言おうとするわけでもない。「まねる力」「段取る力」「コメントする力」の3つの中で日本人と欧米人との差が顕著に現れるのは、この「コメント力」である。優れたコメントを集めた「コメント力トレーニング集」を使って、そのコツをつかみ、「コメント力」を意識化することで磨いていきたい。 続きを読む

スタンフォードの自分を変える教室

2015年12月29日(火)

スタンフォードの自分を変える教室「意志力の科学」という講座
Kelly McGonigal著
神崎朗子訳
大和書房
1600円
2012年10月31日発行
 この本は、「最も優れた科学的な見解」と、これまでに受講した何百人の「実践的なエクササイズ」の叡智とを融合したものになっている。理論がいくら優れていようと事実「データ」に勝るものはない。2章まで読んでのまとめ。10章まで続く。内容が濃くてコメント泣かせ。実に面白い。
 多くの人が、意志力(注意力や感情や欲望をコントロールする能力)が、健康や経済的安定や人間関係、そして仕事の成功までも左右すること、意志力を磨けば人生が変わることを実感している。 続きを読む

数学を使わない数学の講義

2019年12月25日(水)

img183小室直樹著
ワック株式会社
2008年2月3日発行
920円
 多民族からなる欧米社会にとって、民族的、個人的感情を超越した明確な社会的規範の存在は不可欠であり、その根底にあるのは「数学の論理」である。契約社会・欧米の「契約の精神」は、数学の「集合論」そのものだ。 続きを読む

41歳からの哲学

2009年05月08日(金)

41歳からの哲学池田晶子 著
新潮社
2004年7月15日発行
1200円
 タイトルに「哲学」が付いた本は、難しいという思いが強く避けたくなるが、この本の考えてみようと思わせるわかりやすさが、そのイメージを一新させた。
ヒトが他の動物と異なるところは、死についても考えることである。
観念を観念と見抜き、現実と向き合えるまで考えてみたい。
考えることに手遅れはない。
たまには考えてみよう。
 2007年2月23日、46才の若さでこの世を去った池田晶子さん。ご冥福を祈る。 続きを読む

街場の教育論

2009年03月17日(火)

街場の教育論内田 樹著
ミシマ社
2008年11月28日発行
1600円

 教育の現場からの指摘は多方面に相通じるものがある。医療界も「どうやって利益を上げるか」ではなく、「皆のために何をすべきか」である。しかし、経営が多難だったり、営利目的の企業が参入することにより、効率能率が判断基準の上位にランクされる危険性が出てきた
 また、本を参考に、スタッフの「働くモチベーション」を鼓吹し、グレーゾーンのミスをカバーできる「共同的に生きる能力」を育てていきたい。そして、「符丁が通じない相手」に理解できるインフォームドコンセントを努力し、これからますます分野を超えた人々と交流を深めていきたい。 続きを読む

17歳のための世界と日本の見方

2019年12月09日(月)

17歳のための世界と日本の見方セイゴオ先生の人間文化講義
松岡正剛著
発行所 春秋社
2006年12月25日発行
1700円
 本書は、帝塚山学院大学教授時代の一年生を対象とした「人間と文化」と題する講義がもととなっている。著者の新たな視点による世界と日本の比較を通して、人間文化に潜む共通性や意外性を探る。今の日本はアジアともアメリカともかなり片寄った付き合いをするようになっていると語る。世界が「精神と物質」や「善と悪」など二分法に語られてしまうことには、いろいろ限界がある。日本には二分法ではない見方があったが、それをいつの間にか忘れてしまった。足し算の「文明」、引き算の「文化」。 続きを読む

10歳から身につく問い、考え、表現する力

2018年07月24日(火)

img028ぼくがイェール大で学び、教えたいこと
斎藤淳
NHK出版
2014年7月10日発行
780円
1.「正解」を欲しがる子どもたち
 いきなり「正解」に飛びつこうとする態度は、実社会では使い物にならない。生きていく上で「正解がない」状況は頻繁に発生する。問われるべきは「正解とされてきたものが何か」ではなく、「正解という前提が崩れた時に、どのように対処すればよいのか」ということ。それはとても苦しい営み。答えはすぐには出ず、試行錯誤の連続。試行錯誤を許す余裕がないと、ものを考える楽しみが理解できない続きを読む

99.9%は仮説

2008年08月24日(日)

 思いこみで判断しないための考え方
著者 竹内薫
光文社新書
700円
2006年2月発行

「最近どうも頭が固くなってきたなぁ」と思う人や思いこみ、常識、先入観、固定概念に縛られて身動きとれなくなっている人、「なんでこんな話が通じないんだ」とイライラしている人は、この本を読んでみてください。きっと、ものの考え方から世界の見え方まで、全てがガラリと音を立てて変わるはずです。仮説思考は、あなたの人生を豊かにするでしょう。最後まで気になる「残り0.1%はなに?」の秘密はどこに隠されているのでしょうか。 続きを読む

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