名誉院長ブログ のぼるくんの世界

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子ども医療費の窓口無料化に向けて

2011年07月11日(月)


 最近、保育所や小学校の歯科検診に行くと、多数歯にわたり虫歯がある子と、ほとんどない子に二極化している。早期に歯科医院に通院し適切な処置と指導を受けていればここまでにはならないだろう。経済的な要因もあるのではないかと思う。
 石川県は、外来では3歳未満に、入院では小学校未就学児に医療費を助成している(平成22年度の県の負担額 3.9億円)。保護者からの申請により、医療機関の窓口負担から1000円を差し引いた金額が、2~3か月後に指定口座に振り込まれる(償還払い)。全国的には、直接患者に医療のサービスを給付する方式(現物給付)が多くなっている。
 しかし、市町が独自に医療費助成の充実をはかり、医療機関の窓口で無料にすると、石川県乳幼児医療費助成事業補助金交付要綱に、県の医療費(補助基本額)は「実際に医療機関に支払った額-1000円」と記載されているため、県の補助基本額が受けられないことになっている。このため、石川県議会6月定例会でも「石川県乳幼児医療費助成事業補助金交付要綱の一部改正を求める請願」が全会派一致で採択され、是正を求めている。さらに、現物給付方式への変更と助成対象者の拡大が待ち望まれている。

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