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心の休ませ方

2008年09月21日(日)


心の休ませ方「つらい時」をやり過ごす心理学
加藤諦三著
PHP研究所
2003年10月17日発行
「生きることに疲れた」人の気持ちがわかる一冊。この本を読むと、いろんな人がいることが理解できる。誰にでもプラスの発想を押しつけていたことを反省したい。

1.自由な時代は、同時に生き方を間違える時代でもある。
 「生きることに疲れた」人は真面目な人である。努力してきた人である。生きることに疲れたときは、あなたがあなたの人生を理解するときである。人生には頑張るときと休むときがある。きっと春は来る。
 今は静かに休むことである。「こんな日は久しぶりだな」と思うような日を送ることである。今のあなたを軽蔑する人がいれば、その人はあなたが頑張っている時には、あなたから搾取する人です。そんな人と関係が切れて良かったと思うことがあなたのためです。

2.なぜ生きることに疲れてしまうのか
 自分の生き方に自信があれば、自分のエリアの中で心楽しむことができる。寂しい人は誉められることが嬉しい。そこで自分を見失う。自分がチューリップなのにタンポポの花を咲かせようとしているからである。
 また、「ケーキ食べる?」と聞かれたら、「ワー、嬉しい」と答えなければ親から激怒される。「ワー、嬉しい」という心の反応が親は嬉しい。親が子供に甘えているのである。そして甘えられないときに親は怒る。親は自分の甘えの気持ちが傷つくと怒る。小さい頃、周囲の人から甘えられた人は、心の底に憎しみを持っている。コミュニケーションができるとは、本当は食べたくないときに、「食べたくない」と言えることである。

3.医院に通ってくる人はこんな人が多いのでは
 同じ風邪をひいても、うつ病者と心理的に健康な人とは辛さが違う。体験が違うのではなく、体験に対する解釈が違う。同じ体験から生じる感情が違う。自分に起こった事態の改善を求めているのではない。まず何よりも「このつらい気持ちをくみとってほしい」と言うことである。事態の改善はその後でよい。
 本人はマイナスの発想をする相手を励ましているつもりだが、実際にはいよいよ相手のやる気をなくさせ、落ち込ませ、不愉快にするだけである。

4.簡単にいえば、うつ病の人の脳は年寄りの脳と同じである。
 脳の老化は外からは見えない。人は年寄りに「走れ」とは言わない。しかし脳の老化した人には「走れ」と言う。そして走れないと「なんで走れないんだ?」と疑問を持つ。赤ん坊が車道を歩いていれば、人は「アブナイ!」と言う。しかし赤ん坊の脳を持った大人の人が歩いていると、人は「馬鹿野郎!!」と言う。

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