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「“原因不明(?)”の口腔顔面痛で困ったら」のお知らせ 5/10 中止

2020年03月06日(金)


医科歯科W講演
  静岡赤十字病院神経内科 今井 昇氏
  静岡市立清水病院口腔外科 口腔顔面痛外来 井川雅子氏
日時:2020年5月10日[日]9時30分~12時30分
会場:石川県地場産業振興センター新館2階第10研修室
対象:保険医協会会員および会員医療機関のスタッフ(定員100人)
申込:要申込。チラシ 口腔顔面痛講演会
   申込方法は、FAXまたはEメール
主催:石川県保険医協会
    TEL076-222-5373 FAX076-231-5156
     Eメール ishikawa-hok@doc-net.or.jp
ご案内
 顔面や顎、歯に痛みを訴えるが、原因を特定できない患者さんが受診したことはありませんか。今回、医科と歯科の双方の視点から「口腔顔面痛」を解説して頂く、画期的な講演会を企画しました。病態を理解することにより、口腔顔面痛を構成する多くの領域の知識を学ぶことができると思います。そして、日頃の疑問点をぶつけ合い、共通理解が生まれる楽しい場になることを期待しています。
 多数のご参加をお待ちしています。
【講師陣からのメッセージ】
 歯痛や顎関節症のように見えても、実際は医科領域の疾患であるというものは少なくありません。本講演では、脳神経内科医の今井と歯科医(口腔顔面痛専門医)の井川が、以下のそれぞれの疾患がどのような主訴で歯科を受診するのか、また、医科での診断と治療法について、実際の症例を供覧しながら解説いたします。医師・歯科医師双方の臨床の即戦力となる知識です。

・非歯原性歯痛:歯が原因ではない「歯痛」の分類と解説。
・三叉神経痛:三叉神経痛は歯痛と感じられることが多く、患者の多くは最初に歯科を受診します。
・舌咽神経痛:三叉神経痛と類縁の疾患ですが、開口時に激痛が生じるために、歯科医の目には顎関節症のように見えます。
・舌痛症・非定型顔面痛(歯痛):中枢性の非器質的疼痛で、抗うつ薬が奏効します。
・TACs(タックス:三叉神経・自律神経性頭痛):激痛発作を特徴とする「頭痛」ですが、患者には歯痛や顔面痛と感じられるため、歯科を受診する患者が後を絶ちません。特に群発頭痛の痛みは上顎最後臼歯の激痛と自覚されるため、患者の34%が歯科医院を受診し、16%が歯科医の誤診により抜歯されているという報告があります。
・巨細胞性動脈炎:動脈の炎症と狭窄により、開口障害や咀嚼時痛が主訴となることがあるため、顎関と誤認します。診断が遅れると失明に至ります。
・鎮痛薬乱用頭痛:頭痛持ちの人が、鎮痛薬を毎日服用すると、頭痛は悪化して連日性になります。起床時に頭痛がひどいため、睡眠中の食いしばりと誤診されることがあります。

井川雅子 先生
 静岡市立清水病院口腔外科 口腔顔面痛外来
【略歴】
1984年   東京歯科大学卒業
1984~1990年 慶應義塾大学医学部歯科口腔外科学教室助手
1990 年~現在 静岡市立清水病院口腔外科非常勤歯科医師
2011 年~現在 日本歯科大学臨床教授
2012 年~現在 神奈川歯科大学非常勤講師
2014 年~現在 井川歯科医院院長
学会専門医・指導医:米国口腔顔面痛学会ボード認定専門医
日本口腔顔面痛学会指導医・理事、日本顎関節学会専門医
日本頭痛学会専門医

今井 昇 先生
 静岡赤十字病院神経内科部長
【略歴】
1988年産業医科大学卒業、同年北里大学内科(神経)入局
1994年北里大学内科助手
1995年清水市立病院神経内科医長
2001年静岡赤十字病院神経内科副部長
2007年静岡赤十字病院検査部長
2008年静岡赤十字病院神経内科部長
資格:医学博士、日本内科学会総合内科専門医・指導医・JMECCインストラクター、日本神経学会専門医・指導医、日本頭痛学会理事・専門医・指導医、日本脳卒中学会代議員・専門医、国際頭痛学会認定Headache Master、日本救急医学会認定ICLSコースインストラクター

主な共著書
1)「OFPを知る」 井川雅子、今井昇、山田和男, クインテッセンス出版,  2005
2)「口腔顔面痛を治す」 井川雅子、今井昇、山田和男, , 講談社, 2009

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