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脳卒中の方の口腔ケアとリハビリ

2011年03月18日(金)


脳卒中の方の口腔ケア1 3月18日13時から14時30分まで内灘町役場407会議室にて、脳卒中後遺症のある方とそのご家族を対象に、口の中に起きる変化と対応策についてお話した。麻痺側の汚れは、ブラッシングの工夫を表しているのではなく、口の働きを引き出すリハビリの必要性を物語っていることを強調した。また、抗血栓薬内服中の抜歯などの処置に対する考え方が変わってきていることも説明した。
参加者は、舌の表情や舌下部静脈の写真と鏡に映る自分の舌とを熱心に比較したり、腎疾患や糖尿病の方の歯肉の違いに感心していた。歯ブラシによる頬を広げるリハビリや「パタカ」の発音練習にも取り組んだ。そして、片麻痺の方が行う義歯の清掃方法についての相談といくつかの質問があり、少し時間を超過した。

リハビリ講座
脳卒中の方の口腔ケア2講師  小島歯科医院 院長 小島登
日時  平成23年3月18日(金) 13時から14時30分まで
会場  内灘町役場 4階 407会議室
対象  脳卒中後遺症のある方とご家族
その他関心のある方  約30名
内容  脳卒中後の口腔機能低下と、それに対する口腔ケア・リハビリを学習し、
自らの生活に取り入れる。
持参するもの  歯ブラシと手鏡
主催  内灘町介護福祉課 地域包括支援センター

今日のお話
1.口の働きと生活機能
①口腔機能の低下がもたらす全身への影響
②抗血栓薬と抜歯などとの関係
③訪問歯科治療
2.口の中の状態
①口腔状態と嚥下状態の評価
②虫歯と歯周病
③舌診
④口臭と口腔乾燥
3.口の働きをアップする方法
①歯ブラシによる方法(麻痺側)
②アイスマッサージ
③パカタの発音練習
④舌打ち、海苔剥がし
⑤口笛、指笛、手笛
⑥口唇を指でつまむ
⑦食事の姿勢

リハビリ講座アンケート
①お口の衛生を保つことの必要性を、以前よりも感じましたか?
1.感じた               8
2.少し感じた       4
3.どちらとも言えない    1
4.あまり感じなかった      0
5.感じない                0

具体的に(自由記載)
歯をよく磨くこと
口腔機能の低下が全身に影響するので、口腔ケアに注意したい。
やはり歯磨き
風邪気味のとき、口内炎ができる
麻痺側の口中を歯ブラシの持ち手で磨くこと
入れ歯をポリデントの洗浄だけでなく、よく磨くこと
②自分のお口の状態で、気づいたことはありますか?
1.ある       8
2.ない              5

具体的に(自由記載)
麻痺をしている方をよく動かす
口をきれいに
口の渇くのを防ぐ方法、保湿する薬よくうがいすること
③お口の手入れについて、これからやってみようと思うことはありますか?
1.ある      11
2.ない              2

具体的に(自由記載)
麻痺をしている方をよく動かす
ホッペをふくらます
何年か前からしていた
口の中を毎日点検する
口腔体操
乳液をつける
歯を磨く前に麻痺の方を歯ブラシの背でマッサージする
いままであまり考えていなかった
麻痺側をしっかりみがく
アイスマッサージ
食事の姿勢
唇をつまむ

評価
質問①に対して、90%の人が「感じた」「少し感じた」と回答。さらに85%の人が質問③で「ある」と回答。リハビリ教室の中で、食事前などに口の体操について、取り入れようという声もあり、今後の活動の参考になった様子。
講義の中で鏡を見ながら自分の口の中を熱心に観察する姿もあり、口腔清潔に関心を向ける機会になったと思われる。

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