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保育士会からの依頼

2009年08月06日(木)


保育士会から依頼2  健全な子ども達の成長を願う内灘町保育士会から、保育所(園)職員研修の講師依頼があり、引き受けてから1ヶ月間、パワーポイントやレジュメなどの準備に取り組んだ。
2009年8月6日(木)午後7時30分から9時00分まで、内灘町町民ホールに於いて「乳幼児期における食育、歯科保健指導のポイントを学ぶ」というタイトルでお話をした。幼児期に見られる口腔周囲の形態的変化や機能的な問題点を指摘し、次に、口腔機能の獲得について順を追って説明した。とくに、食べる時、飲み込む時に口唇を閉じることと正しい姿勢の重要性を強調した。
会場には、内灘町の保育士約70人と隣の津幡町から40人、かほく市から30人を合わせて約140人の参加があった。仕事を終えてからこんなに多くの人が集まってきたことと関心の高さに驚いた。幼児に見られる舌や口唇の形態異常のスライドには、うなずく表情が見られ、さらに、各月齢期における口腔機能発達のための学習には熱心にメモをとる姿が見られた。また、是非保護者の方々に聴かせたいという要望があった。

保育士会から依頼5 保育士会から依頼3 保育士会から依頼6

乳幼児期における食育、歯科保健指導のポイントを学ぶ
保育士会から依頼1講師  小島新医院 院長  小島登
日時  2009年8月6日(木)午後7時30分から9時00分
会場  内灘町町民ホール
対象者 保育士 約100名
主催  内灘町保育士会

連絡先 鶴ヶ丘保育所  中村まで
電話 286-1125

お話の内容
1.幼児期、学童期に見られる問題点
2.自立の過程
A.発達する口腔領域の機能獲得期
B.自立過程に置いて機能の発揮の仕方を学ぶ幼児期前半
3.食べることのレディネスと評価
4.対策、指導
5.その他

時間があれば
1.虫歯予防
2.地図状舌

感想
・幼児期に見られる口腔周囲の形態的変化や機能的な問題、口腔機能の獲得についてなど、パワーポイントを使っての順を追っての説明でとても解り易く聞くことができました。食べる時飲み込む時に口唇を閉じることや、正しい姿勢の重要性等々、また各月齢期における口腔機能の発達にはすべて重要な意味があることを教えて頂きました。

・幼児期・学童期での問題点として唇に締まりがないのは唇がうまく機能しておらず鼻呼吸ができていないことの表れであること、舌の模様はストレスなど精神面の状況が表れていること、など子ども達の食べ方や好き嫌いだけではなく口や舌の形態も注意深く見る必要があるのだということがわかりました。また、“ブクブク”“ゴロゴロ”うがいができるか、“パンダのタカラモノ”の発音が明瞭であるかなど問題点を把握するための項目も教えていただきました。

・乳幼児期に見られる問題点の、咀嚼力、歯列矯正などは、哺乳期から離乳完了期においての食事の仕方(大人の関わり方、配慮)によって大きく影響を受けること、乳児発達段階を細かく教えていただいたことで、それに対応した援助が大切であることを再認識した。また、フォークを使う前にスプーンを使うこと、お茶は食事の後に与えたほうが良い事など、実際の保育の中に取り入れていきたい。

・自立の過程については舌の発達が重要な基準になるのだとわかりました。乳幼児期は食事面でも保護者の援助がとても必要となる時期であり、例えばスプーン介助では上唇を水面に濡らすことが飲む練習として肝心な点であったり、食べさせたら上唇が降りるまで待たなければならなかったり、援助のポイントも教えていただきました。

・保育現場で気になっている子どもの「歯」「口」の状態や「食べ方」等の話が聴けて勉強になりました。乳児期、離乳食期の食事(発達段階に応じた与え方)がとても大切だということを改めて感じました。スプーン・フォーク・などの進め方を参考にしていきたいです。

・上唇、下唇の関係も興味深くそれぞれの役割があり、人間のからだのしくみのすばらしさを改めて知りました。そして、子どものための歯と口の健康づくりについて学んだことをこれからの保育に生かしたいと思います。

・歯の発達や咀嚼の発達について、分かりやすく説明していただき、とても興味深く、楽しく、聞くことができ、咀しゃく力をつけるには、離乳期の食事の与え方がとても大切であることが分かりました。

・姿勢が食べる力を左右させることや好き嫌いを早くに決めつけないことなど新たな情報を生かして子どもの“食”を見守って行きたい。

・今まで以上に食事の時に子どもの食べ方、発音の仕方に耳を傾け健やかに成長できるよう見守っていきたい。

・今回は幼児期前半を中心とした研修だったように感じたので幼児期後半についてのお話も聞きたいと思った。

・就寝時の指しゃぶりをやめられない子どもの事で悩んでいる母親へのアドバイスが具体的にできずにいましたが、先生に聞くことができてよかったです。

・食欲については、食欲は自発性・好奇心にも関係するということから食事面だけでなく内面的発達にとっても大切なものだということがわかりました。

・食育研究や日頃の保育に通じるなと感じ、「楽しい食事の体験を重ねること」を心掛けていきたい。

・1歳児を担当しているので、発達段階に応じた食事・水分の与え方など、具体的に話していただき、とても参考になりました。

・歯だけでなく口唇・舌の働きの大切さを知ることが出来、保育現場だけでなく、子育てをしていくうえでも勉強になった。
・舌に模様のある子どもは、ストレスがある・指しゃぶりは5歳位までは良いが、永久歯に影響してくる・食事をする時のテーブルの高さなど等、今まで知らなかった知識をたくさん学ばせて頂きました。

・「噛まない子」「噛めない子」「なかなか飲み込めない子」の原因が歯・舌・口唇にあることを知り保育所給食を通して一人ひとりの食べる様子を観察すると共に、保護者にも働きかけていきたいと感じた。

・歯だけでなく口唇・舌の働きの大切さを知ることが出来、保育現場だけでなく、子育てをしていくうえでも勉強になった。

・保護者から相談を受けた際に、伝えられる・参考となる内容でとてもためになりました。子育てをするうえでも良いお話だったので保護者を対象とした“子育て講演会”を計画するのも良いのではと思った。

・離乳を進めてきた私たちですが、納得できて「これでよし!」と思う部分や「見直す必要あり」と不安になる部分など、よい反省の材料となりました。

・私達が普段関わっている乳幼児期の子ども達は食事のマナーを身につけている最中であり私達の援助が重要なものになることを改めて感じました。今回の研修会を参考にこれからも子ども達の成長にプラスになるよう努めて生きたいと思います。

・今後は、こういったポイントを絞った専門的な知識や技術の獲得が保育の質や専門性を高めるうえで有効だと感じました。ありがとうございました。

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