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扁平苔癬

2009年01月21日(水)


扁平苔癬159才女性
扁平苔癬(へんぺいたいせん、lichen planus)は、口腔粘膜ではレース状や網目状の白斑として現れ、定型的なものは両側頬粘膜にみられます。明らかな原因はわかっていませんが、細菌やウィルスによる感染、薬物、歯科用金属アレルギー、ストレスなどが考えられています。
皮膚病変は癌化しませんが、口腔粘膜に出来るものは、慢性に経過し、症状の軽快と増悪を繰り返し、稀に癌化することがあります。診断には専門医による病理組織学検査が必要であり、白板症との鑑別が必要です。治療法は病態によって異なります。
気になることがあれば、早期に受診してください。定期的な経過観察を行い、必要な時には専門医を紹介します。

扁平苔癬3 扁平苔癬4

39才男性            64才女性

発生頻度
口腔粘膜における罹患率は比較的少なく、0.02%~0.22%。40~50歳代がピークになり、10歳以下にはありません。男女比は、女性にやや多いです。
好発部位
好発部位は80~90%が頬粘膜で、特に歯列咬合面に相当する頬粘膜に認められます。ときに舌、口唇(とくに下口唇)、口蓋、歯肉にも認められます。

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